少年 

ニ十数年ぶりに高校の同窓会のあった夏の終りに、偶然、タイムリーな歌に出会いました。

「小さな木の実」、「白い道」などクラシックの名曲に歌詞をつけておられる海野洋司氏の作品で、モーツァルトのピアノ協奏曲 KV467 第二楽章のメロディに作詞されたものです。タイトルは、「少年」。

 
 

水辺ゆく 少年たち
日ざしは 秋のいろ
この夕暮れ
やさしさ

わたしは ただ見つめる
あの少年たちの輝き
遠いあの頃の空

わたしだけを残し 
みんなが通りすぎた
覚えている いまでも
笑ってかわした サヨナラ
あの まぶしいいろの空

思い出は 駆けゆく日に
しずかに埋(うず)もれて
季節だけが
きらきら 新しいいろ

<引用> 女声合唱のためのクラシカル・リリックス きまぐれなエッセイ I (音楽之友社)

 
 

ここに登場する少年たちは、想い出の中に生きているのでしょうか。若さをこんなにも大切に想っていることに、ただただ感動しました。

同窓会の日、恩師も旧友も、昔の姿は、かすかな記憶の中にしかありませんでした。

かつての少年少女は、それなりにおじさん、おばさんになっていましたが、温かな笑顔で迎えてくれました。

そんな中で、一際、穏やかな笑顔がありました。数学の先生。男性です。確かに教わったけれど、数学が苦手だったせいか、授業風景は想い出せません。^^; 民謡を謡われる方で、一度だけ、聴かせていただいた記憶があります。声が教室いっぱいに響いていました。

現在は、畑を耕される日々だとのこと。
畑作りのことを生き生きと話されていました。

輝きは、若さだけにあるのではないのかも知れません。

村でいちばん山羊の手入れに熱心だというおじいさん、クラッセン先生やクララのおばあさまにいろんな薀蓄を話したおじいさん、クララのために、バターをもらい、薬草を採りに行ったおじいさんも、アルムを駆けるペーターやハイジに負けないくらい輝いていたかも。

実父も、今年ちょうど、70歳。
ハイジのおじいさんの年齢になりました。
畑を耕し、ときどき孫の5歳のペーターと、2歳のハイジの世話をしながら、元気をもらって、穏やかな日々を送っているようです。

 素材 ivory

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MIDI:(モーツァルト ピアノ協奏曲第21番-2
KV467-2) by
Midi Classics
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2007.11.16. up 2006.9.5. up