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「わたしを束ねないで」という詩の始めの部分です。
わたしを束ねないで
あらせいとうの花のように
白い葱のように
束ねないでください わたしは稲穂
秋 大地が胸を焦がす
見渡すかぎりの金色の稲穂
わたしを止めないで
標本箱の昆虫のように
高原からきた絵葉書のように
止めないでください わたしは羽撃き
こやみなく空のひろさをかいさぐっている
目には見えないつばさの音
のびのびと、自然に生きさせてくださいという箇所です。
匿名で出版された、ヨハンナ・スピリの処女作「フローニーの墓の上の一葉」は、薄幸のうちに若くして亡くなった、スピリの幼友達フローニーのことを書いているそうです。環境や周りの言動(や、あるいは本人が教育を受けられなかったこと)が、時にはよくないことをもたらすことがあるというのは、スピリの作品のテーマの一つだそうです。作品中でハイジにも辛かった時期がありました。ハイジは、救われたフローニーなのかも? という意見が、以前、アルプスの少女ハイジ公式サイトBBSに寄せられていたことがありました。
大きくなったら、何になるの? という質問に、
「あたしは幸福になるの」と、フローニーは、言ってたそうです。
<引用図書>
わたしを束ねないで(童話屋/新川和江 詩)
ヨハンナ・スピーリ(教会新報社)
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