北海道東海大学織田デザイン研究室所蔵

日本鳥学会は数種の巣箱を作り販売しました。「巣箱は成るべく古箱か、古材を利用してつくり、その形を自分の好みに応じて作って懸けた方が、興味があって良い。・・・コンクリート製小鳥用一個1円、椋鳥用1個1円30銭」と記載されています。然し日本では不評だったようです。

写真の朽ち果てた木材のバードハウスは、著書の中では30年前に作られたと書きましたが、ベルリンの友人の祖父が、1930年代に製作し、激しい戦火を逃れ、今なお活躍していたのを、研究の資料として、友人が私に呉れた、由緒あるバードハウスです。

日本では、巣箱を樹木に取り付けるとき、樹木を痛めないように、綜概縄等で固定することが一般的です。アメリカでは、樹木に太い針金などを使ってぶら下げているのを良く見かけます。左図の写真の蒐集したバードハウスは、偶然ですが吊り下げ方式のものが多く、アメリカでは、バードハウスをかける場合、固定することはさほど重要ではないのかも知れません。また1.5メートルから3メートル位の高さのポールを建てるスタンド型のバードハウスも見られます。

バードハウスの製作する時、出入り口の穴の径以外は、あまりルールにとらわれません。自動車の使用済みのナンバープレートで屋根を作っているものがありますが、太陽に照らされて、室内が高温になるのではないかと心配しますが、ナンバープレート、トタン板が多用されているのをみますと、案外、問題はないのかもしれません


日本の巣箱は、雛鳥の成長を観察する目的で?側面にドアをつけるのが慣習化されていますが、アメリカのバードハウスには、ブルーバード用のものを除いては、ドアはついていないようです。産卵シーズンの後、内部を清掃する時には、モクネジで固定された底部、屋根部等をはずし

世界のバードハウス・フィーダー 1
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樹木に台座を釘で打ちつけ引掛ける ドイツ Nistkästen

夏になると、フランクフルトの公園では園丁たちが一斉にバードハウスの清掃を始めます。樹木の幹には、バードハウスを架ける掛金のついた台座が釘で取りつけられています。園丁たちは、樹木からバードハウスを外し、ホースの水道水で、使用された巣材を放出します。ドイツのバードハウスは耐久性を考慮しコンクリートつくりのものが目に付きますが、合理的、機能的です。樹木に台座を釘で打ちつけ、吊るすのはバードハウスの重量の為と考えられます。現在のドイツの巣箱は、おが屑をセメントで固めたものですので、比較的軽量です。

実は日本でもコンクリート製のバードハウスが作られていました。1934年

室内の巣材を除去します。三シーズンぐらい使用したバードハウスは、子供部屋、ダイニングルーム、寝室などのインテリア用品として使用されています。また開拓時代に使用されたバードハウスは、アンテックコレクションとして、バーダーたちに人気があります

樹木に吊り下げる・・・アメリカ