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バードハウスの作り方 9
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ひょうたんのバードハウスを作ろう
  〜 アメリカのヒョウタンバードハウスに学ぶ適正なサイズ〜

第二の欠点、清掃をする場合、出入り口以外には内部に入ることは出来ず、内部清掃が難しい。

こうした問題を解決するためにジェームズ・R・ヒル3世はプラスチック成型のひょうたん型バードハウスを開発した。

ジェームズ・R・ヒル3世はムラサキツバメ保護協会の創始者であり同会の最高経営責任者である。彼は20年間、ムラサキツバメのバードハウスの利用状況を観察し、a.雨水の侵入を軽減する庇を取り付け、b.またアメリカでは空中にバードハウスを懸架するので雨水侵入は避ける事が出来ないので、排水口を底に設置、c.更に側面にふたのついた清掃用の手が内部に入れる穴をあけた。d.そしてプラスチックを使用する事によりバードハウスの耐久性強化を図った。

現在アメリカではプラスチック、金属等に依るバードハウスも生産、販売されている。シアーズでもプラスチックひょうたん型バードハウスを販売している。

@10のひょうたんの中の51cm〜58cmの高さのバードハウスは、風とは言えないような微風であっても激しく揺れ動く、大きなバードハウスはエクステリアとしては面白いがこの揺れは小鳥たちにとって我慢の出来ない揺れだろう。

ジェームズ・R・ヒル3世のプラスチックバードハウスは”
Purple Martin 10”SuperGourd、Crescent SREH”と名付けられているが、球形部分は10インチ(25.4cm)で、出入り口にはホシムクドリの使用を避けるための部品を用意し、使用した際出入り口が三日月状に見えるため”Crescent SREH”と名付けられている。またFGourd Bird Houseを販売している「Amish Gourd」のバードハウスはいずれも写真のような形状であり、球形部分は9インチ〜11インチである。

京都伏見深草鍵本家の『雀のお宿』でも極端に大きかったり異形のひょうたんは使用されてない。アメリカのひょうたんバードハウスに比すると球形部分は、雀対象なので小さい。

こうした点から判断するとAの3点のような球形部直径15cmぐらいで高さの低いひょうたんが雀、シジュウカラのバードハウスとして適当である。


10個のひょうたんのバードハウス化作業中に、簡単に出来ると思っていた出入り口の穴あけ作業が以外に難しい事に気がついた。

外皮の厚さが均一ではないのだ。『使用したひょうたんサイズ』を見ても明らかなように、高さに

昭和初期に発行された『雀のお宿』の絵葉書

ひょうたんの加工をした時内部に残存していたひょうたんの種を採取、播いたところ10日目で発芽、その後順調に成長をしている。ひょうたん栽培の手引きをみるとかなり発芽をさせるのは難しいようであり、発芽したのは偶然のようである。ひょうたんの栽培スケジュールから見ると時期的には遅れているようだが、今後の成長を慎重に見守っていきたい。
(June 15, 2010)
 http://www.bestnest.com/   http://www.amishgourds.com/

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は関係なく24cmの高さのひょうたんも、58cmの大きいひょうたんも、一部例外を除き重量は100g前後である。このことは大きいひょうたんは外皮が薄いことを意味する。従って穴開け加工を慎重にやらないと大きい高価なひょうたんを壊してしまう事になる。

B出入り口 穴開け加工
一般的には木工用ホールソーを使用するが刃が薄いため安定感がなく、ちょっと気を抜くと刃が暴れ、ひょうたんを壊しがちである。2,3個の穴あけ作業ならば、角利産業ユーイング木工用の25mm〜64mmの7枚刃ホルソー400mm(899円)が適当である。

然し沢山のひょうたんに穴を開けるのであれば、切れ味・耐久性に優れた高級ハイス鋼を採用したバイメタルホールソーを使用したい。切れ味は勿論刃が厚いので安定感があり作業がスムーズに進む。シジュウカラ、雀も使用できるように50mmの出入り口を開けるには、ミヤナガ エスロック バイメタルホールソー カッター(50mm)(1800円)が必要である。

C吊り下げ方法
市販のひょうたんは上部に穴が開けられているのが多いので、この穴にボンドを塗り、更に丸材を削り押し込み固定した後丸材に穴を開け、16番手(太さ1.5mm-1.6mm)の針金を通す。その針金を出入り口から外に出し、先端を円錐状に巻きあげて抑えとする。そして針金を上部に引っ張り、針金が固定化されているか確認後、先端をS状にまげ”ひっかけ”を作る。
C写真の下図は、ひょうたんに差し込まれた丸棒と針金の内部状態を示すものである。

シジュウカラは体重17gと言われ、9匹前後が巣の中で成長する。雀の体重は資料が見つからないので不詳であるが20g前後として仮に10羽の雛がバードハウスを利用すると全体重が200gである。ヒョウタンバードハウス本体は100g前後なので雀+ヒョウタンバードハウスで合計300gとなる。16番手の針金は約1kgの物を懸ける事が出来るので、一見、細くて頼りなく思われる針金でも雛鳥とバードハウスを支えるには十分の太さである。

D 排水口
ひょうたんバードハウスは基本的には軒下など雨水が入りにくい場所で使用したい。然し万が一の雨水の侵入を考え、底中央にある穴は充填せず、排水口として使用する。穴が無い場合にはひょうたんの底に3,4個の小さな穴を排水口として開ける必要がある。

Eひょうたんバードハウスの欠点
ひょうたんバードハウスの欠点の第一は外皮が薄いのでもろく壊れやすく、太陽、風、雨、雪などに対して弱い事である。また庇がないので雨水が侵入し易い。従って長期間の使用が困難である

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