United Kingdom

山階芳麿編 日本鳥類の生態と保護 
葛精一 第4章 鳥類の保護

日米戦争敗北直後の1946年9月、日本に進駐してきたマッカーサー元帥は、GHQ天然資源局に野外生物課を設け、ハーバート大學出身で、鳥類保護に長年取り組んでき鳥類学者O.L.オースチン博士をその責任者に任命しました。ここに日本の鳥保護運動の新しい出発が始まりました。

オースチン博士と中西悟堂
「野鳥」1950・3月号

日本の愛鳥週間と英国のNational Nest Box Week

オースチン博士は、来日後、秋の渡りの季節を逸せず、蜂須賀正氏、松山資郎、中村幸雄及び日本映画社の撮影斑3名と共にジープ・トレーラーに分乗、長野、岐阜両県を2週間にわたり、主として霞網猟を実地に調査しました。

翌47年1月、野鳥の保護政策を提言、3月、日本鳥類保護連盟が誕生、4月10日をバード・デーとして制定しました。3年後の1950年、4月10日前後は学校の休暇であり、北海道などの気象条件を勘案すると、5月10日が適当”と判断、改めて

5月10日から16日までの1週間をバードウイークとして制定しました。

バードデーのポスターに書かれた「害虫を駆除する鳥は私共の味方です みんなで野の鳥を保護しましよう」の言葉には、霞網猟、鳥獣狩猟家に対する、野鳥保護を推進した人たちのご苦労が読み取れます。


オースチン博士が、敗戦後の混乱の中で、わずか半年間という短期間にも係わらず、こうした変革の提案が出来たのは、農林省鳥獣調査室の推薦で、オースチン博士の技術顧問となった黒田長久氏(山階鳥類研究所名誉所長、日本野鳥の会名誉会長)の功績であると中西悟堂は述べています。

英国のNational Nest Box Weekは毎年聖ヴァレンタインの日、2月14日に始まります。この『鳥の巣箱週間』のオルガナイザーは、BTO−英国鳥類トラストです。BTOは1933年に設立された、ボランテイアと少数の専門スタッフにより野鳥の保護観察をする団体ですが、特に庭園で生活する野鳥たち保護に力を入れています。そしてこの運動を支援するのが巣箱など野鳥保護の用品を専門に製造する英国のJacobi Jane会社です。

日本のバードウイークは5月10日からの1週間ですが、この時期は既に野鳥たちが巣篭もりをしていますので、ここでバードハウスを製作したり、懸架しても、野鳥たちが利用するのは次年度であり、折角製作したバードハウスが雛の育成に使用される状況をみるのはきわめて困難です。

この点英国が、2月14日をNational Nest Box Weekのスタート日にしているのは合理的であり、製作する子供たちにとっても嬉しいことです。子供たちは自分たちの製作したバードハウスを使用する野鳥たちを目の当たりに見ることが出来ます。

BTOの活動の特徴は、シジュウカラ、スズメなど5種類の我々の身近に生活する野鳥ーGarden Birdのための巣箱に重点に置いていることです。英国では、身近に生活する野鳥、昆虫などがガーデニングの中の重要なる要素になっています。

庭園では、1年中、何時でも野鳥を見ることが出来ます。
Garden BirdWatchはこうした観察から生まれた言葉です。イタリヤのBird-Gardeningはこの言葉を原点にしています。

National Nest Box Week は1997年に開始され、現在英国の庭園には5−6百万個のNest Boxが設置されているとBTOのレポートは述べています。

1979年からNest Boxを製作、研究している鳥類学者のクリス デュ フュゥさんは、『良いNest BoxデザインとNest boxにふさわしい材料で製作することが、Nest Box作りには最も大事です』と述べています。


庭に5-6百万個の巣箱 ― BTO (British Trust for Ornithology)

http://www.bto.org/gbw/index.htm#
http://www.gistt.co.uk/scouts/nestboxes.htm

ガーデニングを野鳥や

トンボ、蝶などがより楽しいものに
Bramley Firth Environmental Education Centre

森林にバードハウスを懸架していると、厳冬期、台風時には、バードハウスは野鳥たちだけではなく、ヤマネ、ヒメネズミなどの結構の避難場所になります。

富士山麓のバードハウス工房では、冬になると、ヤマネが工房の中に入り込み、冬の間は、ボールのように丸くなって休息しています。ヤマネは国の天然記念物ですが、富士山麓の樹林では、比較的簡単に見ることが出来ます。写真のヤメネは工房で冬眠していたヤマネですが、5月、富士桜の咲く季節になると、何時の間にか、屋外に出てゆきます。

ヤマネの環境保護が日本でどのように行われているかは知りませんが、英国ではブレーマリーフリス環境教育センターが野鳥たちの保護同様、巣箱を用意するなど積極的に環境保護に努めています。

BF環境教育センターでは、200個のヤマネの巣箱、シジュウカラなど一般的な野鳥、フクロウ、コマドリ、ヒタキ、カモなどの巣箱150個以上を用意しています。

巣箱にはそれぞれ番号が付けられ、ネストマップには所在地が記されています。鳥の生息数の調査は、森林の環境保護上大変役に立ちます。スタッフたちは古びた巣箱を修繕、回収し、鳥たちの快適な生活を助けています。

BF環境教育センターを支えているのは、ボランテイアたちの資金援助です。「貴方の支援は野鳥たち、ヤマネ、トガリネズミ、さらにミツバチ、スズメバチの巣となって自然環境の保護に役立つのです。」野鳥の巣箱、ヤマネの巣箱、いずれも5ポンドです。日本円で約1000円です。

ヤマネ、シジュウカラ等に巣箱を用意するBF環境教育センター

植木鉢でNest Boxを作ろう

野鳥や蝶、トンボなどが、ガーデニングを一層楽しいものするーーこの発想が植木鉢を巣箱に変えてしまいます。

シジュウカラが植木鉢に巣を作る事例は日本でも多数見られます。このサイトはガーデニングのサイトですが、植木鉢を使った巣箱つくりを紹介しています。

テラコッタの植木鉢は壊れやすいので細心の注意と、アクワシールなどで補強をして置く事が必要です。

内部が滑りやすいので、内部の出入り口付近に、木の小枝などを準備し、雛鳥たちが出る時に滑らないように配慮することが必要です。

http://www.overthegardengate.net/wildlife/projects/birdpot.asp

http://www.overthegardengate.net/userpages/pp_view.asp?FName=birdfeeder

http://www.overthegardengate.net/wildlife/projects/birdtble.asp

Dear Akio

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Clive Bradley


webmaster@overthegardengate.net

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Andrew Cleave

http://www.bramleyfrith.co.uk/activities/nestboxes.htm

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ネットで見る英国のバードハウス