←INDEX
NEXT→
バードハウス・フィーダー バスの本を楽しもう 28

著者:MARTIN HIESMANN
英文翻訳:EMMA S. BUCHHEIM
出版社:WITHERBY&CO,
326,HIGH HOLBORN LONDON 
独語出版年度:1907
翻訳出版年度 :1912
備考 :  (100ページ)

USEFUL BIRDS AND THEIR PROTECTION

著者:W.L.McATEE Assistant Biologist
出版社:WASHIGTON:GOVERNMENT PRINTING OFFICE
出版年度:1918
備考:FAMERS' BULLETIN 760  
 UNITED STATES
...DEPARTMENT OF AGRICULTURE ....(13ページ)

著者:Edward Howe Forbush
出版社:Wright & Potter printing co.,
出版年度:1905
再販年度 :1907
備考 :  (437ページ)

ブルレプシュ男爵は、”野鳥保護に大切なのは、まず野鳥達から学ぶことが必要である”とも言っています。男爵は所謂頭でっかちの理論家ではなく、野鳥から学んだことを直ぐに実行する実務家でした。それが、顕著に見られるのが、キツツキの巣箱でした。

ブルレプシュ男爵は14歳頃から野鳥保護に関心

Edward Howe Forbush (1858〜1929)はマサチューセッツ洲の鳥類学者であり、著述家です。この本の出版費用3000ドルは、マサチューセッツ州議会で『農業、園芸にとっての、野鳥の重要性の一般的認識を向上させるため』農政局予算として議決のもと5000部出版され、公共図書館、学校政府関係機関等に配布されました。

ここで発表されている研究は著者が1891年から1900年の間に洲農政局のために行ったものであり、多くの野鳥が農作物、園芸に重大なる害を与える昆虫を食べ、農業、園芸にとって重要な存在であることを証明しています。

また人間が、簡単に野鳥を益鳥、害鳥と定義することを戒めて、野鳥と人間の共生、自然の摂理を説いています。


HIESMANN SEEBACHに於けるベルレプシュ男爵の鳥類保護研究について書いたもので、出版に先立ち男爵の校閲を受けた著作です。

著者は1895年7月パリコンベンションでヨーロッパ各国が批准した野鳥保護に関する協定の結果、『我々の
Fethered Friend』の安全は確保されたと述べています。独語でどのような記述がされているかは不明ですが、ドイツでも二十世紀初頭において既にFethered Friendに適合する言葉が使用されていたものと推測されます。

ブルレプシュ野鳥は農業、林業に役立つのみではなく、人間に自然の恵みをもたらし、慰めを与えてくれるとも述べていますが、アメリカでは”自然の恵みをもたらす”が先に述べられ、”農業、林業に役立つ”が後に述べられてくるのが普通ですので、ここに野鳥に対するドイツとアメリカの姿勢に大きな違いがあるようです。

この本は”Kommission zur Beforderung des Vogelschtzes"からの指名により鳥類研究家MARTIN

BIRDS and BIRDHOUSES

著 者 : BOB BECKER
出版社:Chicago Tribune
...............THE WORLD'S GREATEST NEWSPAPER
出版年度:1938 Reprinted
備 考 : A BOOK FROM THE LIBRARY OF
..............HENRY AND ANN NELSON .(96ページ)

BIRD HOUSES AND HOW TO BUILD THEM

著者:NED DEARBORN Assistant Biologist
出版社:WASHIGTON:GOVERNMENT PRINTING OFFICE
出版年度:1918
備考:FAMERS' BULLETIN 609
.....UNITED STATES .DEPARTMENT OF AGRICULTURE ......(22ページ)

米国農務省が1916年に発行した資料の改訂版です。この資料の特徴は餌を与える場合には、野鳥たちの安全を守ることが第一で

HOW TO ATTRACT AND PROTECT WILD BIRDS.

HOW TO ATTRACT BIRDS
      IN NORTHWESTERN UNITED STATES

著者は”前書き”とも言うべき第一章を『BIRDS-A SOURCE OF FUN AND ECONOMIC ASSET』と題し、『大湖地方には(ミシガン湖を中心にした大小の湖沼)種々の野鳥が生息し、都市で生活をする人々、郊外に居住する人たち、農民達、不動産を所有する人たちは身近に生活する野鳥達によって慰めを得ているばかりでなく、住宅周辺の無数の害虫を捕食し、雑草を食べる野鳥達によって利益を得ている』と述べています。

また、彼は野鳥達を『Feathered Family』と呼び、『野鳥ファンだけが、野鳥と友人になることがどんなに楽しい楽しいことであるか知っている』と述べています。この本には、前所有者(.HENRY AND ANN NELSON ?)のものと思われるバードハウスのメモが7枚ついていました。ネコが樹木に取り付けられたバードハウスに上れないように、イバラ状の針金で幹をまいていました。貴重なアイデアです。(May 20,2007)

あると説く点です。フィーダーの周囲には、猫から野鳥を守るために背の高いオーバーハンキングの壁を作る。また、猫がフィーダーのスタンドを攀じ登るを防ぐため、漏斗状の防止装置を取り付けることを勧めてています。第二は、水を用意することです。暑い季節には飲むためばかりでなく水浴も大切です。水場には、傾斜をつけて、行動に会った場所を、野鳥が選択できるように考案すべきです。第三は餌です。自然のものが一番と説いています。
(May 20,2007)

米国農務省が1918年に発行した資料です。Revised、April,1918と書かれているので、初版はそれ以前に発行されていると思われます。この資料は農民を対象に発行されたものですが、『野鳥は美しく鳴き声を楽しむばかりではなく、害虫を駆除してくれると言う経済的効果がある』と述べ、野鳥を『「FEATHERED NEIGHBORS」(羽のある隣人達)』と呼んでいます。

ヒョウタン、空き缶、丸木の刳り貫きのバードハウスの他、ネコマネドリ、スズメなどを対象にしたブッシュの茂みの中に屋根つきのシェルター等が紹介されています。また興味深いのは、パープル・マーチン用のコロニー様式のバードハウスですが、屋根は背の高い木材の上部に固定させてありますが、室内部分の部屋は、滑車を利用して下に引き下げ、清掃などが出来るように設計されています。

FOOD SHELTERSも面白い発想です。屋根つきの家型バードフィーダーですが、脂身、穀物類、そして野菜の葉っぱが用意されています。「野菜の葉っぱ」を野鳥に与えるプランは初めて見ました。(May 20,2007)

1898年マサチューセッツ州農政局が行った森林を蚕食したGipsy Mothの卵の除去作業の写真が掲載されていますが、これらの害虫を食べる野鳥の役割を改めて認識させるものです。害虫駆除を化学薬品に依存、自然環境破壊に無頓着である我々に対する警世の研究書であるとも言えます。

こうした観点から、野鳥に餌を与え、バードハウスを提供し、水場を設けることは、環境保全上からも極めて重要なことであることを力説しています。空き缶を使用したバードハウスから摩天楼を象徴するようなムラサキツバメのコロニー様式のバードハウスなど、自然との共生を真剣に考えた19世紀のアメリカ人の自然保護思想を知る上で貴重な本です。是非環境を大事にしようとする識者のみなさんに読んで頂きたい本です。(May 20,2007)。

を持ち巣箱の量産化を考え、使用率の高いキツツキの巣箱の製造に成功、直ちに特許をとり製造し、ヨーロッパ各国に輸出、普及に努めました。巣箱を使用せず、樹上に、潅木の茂みに巣を作る野鳥のためには、巣を作るために使用効率の高い植林プラン、樹木の選定の方法も考案しました。また、寒冷期の暖房装置、地上の餌を食べない野鳥のためには、樹木に餌を撒き与えるフード・ツリーの研究もしています。

驚いたのは、1988年東独逸ワイマール・バウハウスで私が見たバードフィーダーも実はブルレプシュ男爵のプランしたものでした。当時の東ドイツでは西側の人間による写真撮影は基本的に禁止されていたため、隠し撮りをしたのがカラー写真のバーフィーダーです。このフィーダーは1948年出版された山階芳麿著『鳥の生活と巣箱』に掲載されていますが、今回この本で初めてブルレプシュ男爵のプランであることが判明致しました。(May 20,2007)

著者 BOB BECKERは長年に渡って野鳥の研究を続けてきた愛鳥家です。この本は最初1934年シカゴ・トリビューン社から出版され、その後1938年改定版が出版されました。タイトルのBIRDHOUSEから判断すると、40年代前半にBIRD HOUSEでなく、BIRDHOUSEという名詞が存在したことが判ります。