第9展示室


LAST UPDEATED 06.04.18

YTR-234 中期型(72年以降)


 第8常設展示室で、終末期ニッカンの機種間の特徴を比較しました。72年以降、カレッジモデルはヤマハ設計の機種が発売されていますが、終末期ニッカン機種との差異はどこにあるのか?それらとの連続性はあるのか?気になるところです。この展示室では、設計とパーツから初期カレッジモデルの特徴を紐解いていきます。


Hyper-Boo所蔵のYTR-234 中期型 (#0245XX)


1.全体の特徴

 全体的にイエローブラスで統一された印象を受けます。マウスパイプは、イエローブラスであり、YTR-235や236のようにゴールドブラスではありません。また、笠およびボトムキャップもブラスです。笠フェルトは薄い茶色であり後のYTR-235や236と同じ色です。

画像資料 観察結果
TR-232のようにまた、笠およびボトムキャップもブラスです。
232(左)と234(右)の設計比較画像:

232と234はほぼ同じ位置関係にあります。やはり232はベルフレアとピストンの位置関係がヤマハ的になるということになりますね。TR-3類型の重要性が再認識されます。
押し金の画像:

左から、232、234、236です。上の部分が緩やかになっていきますね。
234が中間形状を示すのが面白いです。また、236のものは332の後期型に形状が近いですね。
234のピストンの画像:
ニッケルメッキとプラスチックのスピルは236と同じですが、刻印が異なります。1 ML とピストン番号とボア表示があります。236にはボア表示はなく、初期型634にはありました。
234のウォーターキーの画像:
接続部は初期プロモデルに似ています。また基本構造は、Nikkan Imperiale とよく似ています。しかし基本デザインは初期ヤマハは円、Imperiale系統は六角形です。
ウォーターキー自体は332後期型と同様です。
スライドのピン式ネジ:
左から234、236です。234の方が、ネジの軸が細く臍の範囲が狭いようです。また、真鍮製ですね。236は、洋白?です。234の方が、ネジの軸が細く臍の範囲が狭いようです。

参考ですが、初期プロモデルマイナーチェンジ型は、どれも洋白製です。形は画像右の236のタイプです。ただし、ネジは細いです(魔法使いの弟子様の私信)。
234(左)と236(右)のピストンの画像:
ニッケルメッキとプラスチックのスピルというパターンは同じです。刻印は異なります。1 ML とピストン番号とボア表示があります。236にはボア表示はないです。
234(左)と236(右)の笠キャップの画像:

234はラッカーであり、236はニッケルメッキが施されている。
234(左)と236(右)の樹脂製ピストンスピルの画像:

234は右側には段がない(左側を上に撮影)。236は右側には段がある。


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