第8共同展示室(魔法使いの弟子様寄贈の画像資料第2展示室)
LAST UPDATE (05.07.30)

様々なサイトでご教示を賜った魔法使いの弟子様から寄贈された画像資料です。大変貴重な多くの資料のご提供に対して、厚く御礼申し上げます。

Nikkan ファンファーレトランペット
UPDATE (05.07.29)
LAST UPDATE(05.07.30)
いつも多くのご教示・ご賛助を賜っている魔法使いの弟子様から寄贈された画像資料です。1962年製(#621XXX)のニッカンファンファーレトランペットです。1964年東京オリンピックに向けて製造され、使用されたものでしょうか?戦後の楽器史上、極めて歴史的価値の高い楽器です。
スペックを見るとNo.2(1950年代後半〜1963?)を中心として仮称P型(1961年製)をベースとしている可能性が高いです。後に製造されるNo.2A初期型(1964年頃)との共通の特徴もあり、62年段階の最新スペックが導入されているのでしょう。

魔法使いの弟子様所有のNikkan ファンファーレトランペット(1962年製)

画像資料 比較資料 観察結果
No.2がベースのようです。右の1962年製のNo.2のベル彫刻と似ています(Hyper-boo)。

ベル下には旗がつけられるリングフックがあります(Hyper-boo)。
ボトムキャップは右上のNo.2に似ています(Hyper-boo)。

マウスパイプの指掛けは1961年製の仮称P型と同じです(Hyper-boo)。
右のNo.2の押し金や笠キャップとも似ています(Hyper-boo)。
支柱とバルブケーシングの形状は1964年製のNo.2A初期型とよく似ています(メロフォニズムに掲載頂いているHyper-booの観察結果)。
No.2のレシーバーと似ています(Hyper-boo)。No.2A初期型とは異なります。
支柱とバルブケーシングの形状はNo.2A初期型とよく似ています(メロフォニズムに掲載頂いているHyper-booの観察結果)。支柱の端部の太い部分に角があります。一方、1961年製のNo.2はなだらかです。


Nikkan TR-133 初期型
UPDATE (05.07.19)
大変良好な状態のTR-133初期型です。TR-133は普及楽器であったため、流通数は相対的に多いかも
知れませんが、このようなミント状態のものの現存数はかなり限られているでしょう。また、シリアルナンバーが#905XXXなので1969年製ですが、購入者カードを見ますと1971(昭和46)年となっております(魔法使いの弟子様)。このような製造時期と販売時期のタイムラグが明らかになった事例は実に稀であると思われます。さらに、TR‐133という終末期ニッカンのモデルなのに、ケースにYAMAHAのロゴ、そしてNikkanのメインテナンスキットやマニュアル、日本楽器での販売(魔法使いの弟子様)など1970年からの実質上のニッカン吸収における過渡期のトランペットの様相をあらわす誠に重要な資料です。

画像資料 観察結果

No.3Oと部品がかなり共通しています(魔法使いの弟子様)。

1964年製造のNo.3系統の主なパーツがNo.2系統に1965年頃に継承され、No.2B(1967年後半)のマイナーチェンジ型であるTR-133(1968年)にさらに継承されます。この機種がNo.3系統からの影響が強いことが確認されました(Hyper-boo)。
やはりTR-134とは、表面仕上げの違いが主な仕様差のようです(Hyper-boo)。

No2系統は、1968(#80)年以降に型番・シリアルナンバーがピストンに対して垂直方向に刻まれるようになります(Hyper-boo)。
押し金が樹脂蓋です(魔法使いの弟子様)

TR-134との大きな違いは押し金が樹脂蓋であるところでしょう。Hyper-boo所有のTR-133(#80)もこの部分は樹脂製です。TR-134の初期型(#68・#90)および後期型(#00)についても貝製になっています(Hyper-boo)。今後TR-133にイレギュラーな個体が存在するのかを検討する必要があります(Hyper-boo)。

Nikkan製のユーザーマニュアルです。
Nikkan製のポリッシング・クロスです。
この楽器は、1971年の販売です(魔法使いの弟子様)。
ケースロゴは「YAMAHA JAPAN」、ヤマハのものです。


戦前日管のカタログ

魔法使いの弟子様所蔵の戦前(昭和初期)のニッカン製品カタログです。いうまでもなく、大変貴重な資料です。こうしたカタログと現存楽器資料を対応させることによって、楽器の歴史的変遷やその背景など楽器史の解明のための重要な資料です。

画像資料 説明
表紙

今後、トップページにある、戦前のニッカンTPと比較していく予定です。
裏表紙


Nikkan TR-3 グループ(類型)

画像資料 説明
左から
YTR-232(#80:68年製);TR-3(#71:67年製);TR-232(#80:68年製)


TR-3がどのような型式であるのかが、CBCのBBSで話題になりました(TR-232/Commecial Bronze Club)。魔法使いの弟子様の説によると、TR-3は後のTR-232であろうとのことでした(TR-232/Commecial Bronze Club)

このたび、ご自身が、その仮説を検証なされました。

その結果、TR-3とTR-232は同類型であるということが明らかにされました魔法使いの弟子様のTR-3の検証結果/BBS/Commecial Bronze Club)

また、魔法使いの弟子様によると、TR-3類型は、シルキーのM1シリーズとほとんど同様というぐらいのものです(TR-232/Commecial Bronze Club)

Hyper−Booもこの類型の広がりは大きく、ヤ○ハ化の示準化石的な類型ではないのか?と指摘しておりますBBS/Commecial Bronze Club)

以上のように、魔法使いの弟子様のTR-3類型の資料群は、Nikkan、Yamaha、シルキーを結ぶ、中・低位機種の関係を調査するために、大変、重要なものです。
魔法使いの弟子様によると、TR-3のカニ目はNo.2や
3シリーズと同様に板状のものに貼り付けたものであり、TR-232はImperiale同様である。
魔法使いの弟子様によると、TR-3のバルブ間支柱は、TR-1状である。一方で、TR-232やYTR-232のバルブ間支柱はTR-331状である。


Nikkan のマウスピース

画像資料 説明
魔法使いの弟子様所蔵のNikkanのトランペット用マウスピースです。

3Mは上にあるNO.3Oに付属していたそうです(魔法使いの弟子様 私信)。

刻印について:5MSの方はTR.1ですが、3MはNIKKAN 3Mです。
多分、1965年を境にして表記が変わったのではないでしょうか(魔法使いの弟子様 私信)。


以下は、Hyper-Boo所蔵TR-331の説明書を参照した各MPの特徴です。
3M 深さ:中位 音色:太く豊か 特徴:音量が大で高低音域が平均

5MS 深さ:やや浅い 音色:明るく輝かしい 特徴:高低音域が平均して出し易い 備考:一般練習用に適す、成人高校生に向く
魔法使いの弟子様所蔵のNikkanのトランペット用マウスピースです。TR-3シリーズに付属していたそうです。

付属のMPは、昔のCONN社のMPのような形状で
10と11の刻印があります。
Nikkanは一時期、このような形状のMPを作っていたようで、コルネット・トロンボーン・ユーフォニウムにも、この形状のMPがあったように思います(魔法使いの弟子様 私信)。

注意:
以上の掲載資料は、寄贈者のご厚意によるものです。掲載されているされている全ての文章の無断転載・無断引用は固く禁止しております。全ての画像についても無許可での持ち出し・改変・利用は固く禁止しております。

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