特別展示室

1.終末期Nikkanと初期ヤマハプロモデルトランペットの指掛けの比較(MAHO-DESHI様&Hyper-Booの共同企画)

UPDATE FEB. 9 2006

 Nikkan Imperiake の指掛け形状の年式変化には気づいてはいたのですが、魔法使いの弟子様から初期プロモデルにも同様の変化が見られることのご教示をいただきました。このことに非常に興味を持ち、それならば手持ちの楽器の当該時期の指掛けを一挙に比較してみたら面白いということになり、実際に比較してみることにしました。ご教示・画像資料をご寄贈賜った魔法使いの弟子様に心より感謝申し上げます。

1.1.比較に用いた楽器と製造年代

Age Nikkan Imperiale Yamaha Professional Models Nikkan College Model Cornets
1966 TR-1:66XXXX(Hyper-boo) YTR-1:66XXXX(Maho-deshi)
1967 CR-1:70XXXX(Hyper-boo)
1968 YTR-634:015XX(Maho-deshi)
1968 TR-331:80XXXX(Hyper-boo) YTR-634:019XX(Hyper-boo)
1969 TR-331:90XXXX(Maho-deshi) YTR-634:03XXX(Hyper-boo) TR-231:90XXXX(Hyper-boo)
1970 TR-331:00XXXX(Hyper-boo) YTR-632:06XXX(Maho-deshi)
1971 TR-331:027XXX(Hyper-boo) TR-231:02XXXX(Maho-deshi)
1971 TR-331:028XXX(Hyper-boo)


1.2.比較に用いた楽器の指掛けの画像資料

Age Nikkan Imperiale Yamaha Professional Models Nikkan College Model Cornets
1966
1967
1968
1968
1969
1970
1971
1971


1.3.比較した観察部位


TR-231(#90XXXX)のジャンクの指掛け

以上の4項目について観察し比較しました。TR-231のジャンク品の指掛けを取り外して観察したところ。接続部は原材料を削りだして作っているようです。形状は左右非対称のため、ここでは右側を観察しました。


1.4.比較結果

Age Nikkan Imperiale Yamaha Professional Models Nikkan College Model Cornets
1966 TR-1:66XXXX(Hyper-boo)
@:極低
A:弱
B:短
C:弱
YTR-1:66XXXX(Maho-deshi)
@:極低
A:弱
B:短
C:弱
1967 CR-1:70XXXX(Hyper-boo)
@:極低
A:弱
B:短
C:弱
1968 YTR-634:015XX(Maho-deshi)
@:低
A:弱
B:短
C:弱
1968 TR-331:80XXXX(Hyper-boo)
@:中
A:弱
B:中
C:中
YTR-634:019XX(Hyper-boo)
@:低
A:弱
B:短
C:弱
1969 TR-331:90XXXX(Maho-deshi)
@:中
A:弱
B:中
C:中
YTR-634:03XXX(Hyper-boo)
@:中
A:弱
B:中
C:中
TR-231:90XXXX(Hyper-boo)
@:低
A:強
B:極短
C:弱
1970 TR-331:00XXXX(Hyper-boo)
@:高
A:強
B:長
C:強
YTR-632:06XXX(Maho-deshi)
@:高
A:強
B:長
C:強
1971 TR-331:027XXX(Hyper-boo)
@:高
A:強
B:長
C:強
TR-231:02XXXX(Maho-deshi)
@:高
A:中
B:中
C:強
1971 TR-331:028XXX(Hyper-boo)
@:高
A:強
B:長
C:強

 Nikkan Imperialeトランペットとコルネット、初期ヤマハプロモデルトランペットの指掛けは以上の4タイプに分けられるようです。

タイプA @:極低A:弱B:短C:弱
タイプB
 @:低A:弱B:短C:弱
タイプC
 @:中A:弱B:中C:中
タイプD 
@:高A:強B:長C:強
 
 これらのタイプと機種の対応を見てみると以下のようになります。

タイプA:TR-1(1966)YTR-1(1966)CR-1(1967)
タイプB
:YTR-634(1968)
タイプC
:TR-331(1968〜1969)YTR-634(1969)
タイプD
:TR-331(1970〜1971)YTR-632(1970)

 また、TR-231の指掛けにも形状変化が見られるようです。
 時間的変化に伴い、 @は高く、Aはやや弱く、Bはやや長く、Cは強くなる傾向があるようです。

1.4.若干の考察

 タイプAはImperialeとYTR-Tプロジェクトにおける指掛けの初源的形状です。また、その接続部がやや高くなったタイプBと形状が非常に似ているようです。B2MやB2MLの形状が確認できないため、予察的なものですが、最初期ヤマハプロモデルには同時期のImperialeよりも初源的な形状が色濃く残るようです。この傾向は、初源的な1968年までパーツが残っていたおり、初期プロモデルに採用されのか?1968年の型番変更時にB2MやB2MLになる予定の個体にYTR-634・632に型番刻印を新たに打ち換えた?とも考えることも出来ます。また、タイプCは、Imperialeでは1968年、1969年に初期プロモデルに用いられます。このタイムラグは非常に興味深いです。資料が少ないため、予察になりますが、以降は初期プロモデルもImperialeもほぼ並行して変化するようです。


注意:
以上の掲載資料は、寄贈者のご厚意によるものです。掲載されているされている全ての文章の無断転載・無断引用は固く禁止しております。全ての画像についても無許可での持ち出し・改変・利用は固く禁止しております。

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2.1番スライドの長さに関する基礎データの提示




メーカー 機種 製造年代 L1SL
(mm)
Tokan No.15 1970年代? 80.50
Nikkan TR-1 1966 83.50
Yamaha YTR-634 1969? 84.00
Yamaha YTR-234 1972〜74 85.50


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