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●ダシャーとは
出生時刻が正確であれば、抜群の精度を誇るジョーティシュ独自の未来予測システムである。
出生時の星の配置はその人の人生の内容、及び魂の経歴を語っている。
ダシャーはそれらの惑星によって示された様々な出来事が発現する時期(カルマが戻ってくる時期)がいつなのかを知るためのシステムである。
ダシャー・システムの機能を言いかえるとすれば「生まれた瞬間に、いろいろな配置や状態にある9つの惑星のうち、ある特定の惑星が表示する現象がより強く現れる時期」と言える。
人は次のような疑問をもつことがある。
1・私は今抱えている問題を、解決することができるのか?
2・もしできるなら、それはいつ頃か?
3・この悪い時期の理由は一体何か?
4・なぜ私はこの問題を抱えているのか?
5・この問題を解決する鍵は何か?
このうちの2である「いつ?」といった疑問によりよく活用されるのがダシャーである。
また該当する時期のカルマを分析するという意味で3にも関与する。
例えば
「私はいつ仕事に就けるのでしょうか?」
「私の病気はいつ治るでしょうか?」
「私はいつになったら結婚できるのでしょうか?」
「いつ子供が生まれるでしょうか?」
「いつ、どのようにしたら失敗を良い方向に持っていけるのでしょうか?」
といった問題に威力を発揮する。
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※ 実際には、ダシャーを使用する上で最初にするべきこととして、質問内容に関係する
バーヴァ(部屋)を見つける必要がある。
バーヴァとは、生まれた瞬間に東の地平線上にのぼりつつある星座の位置を
1室と見なし、地平線より下へ30度区切りにぐるりと360度、宇宙を分割した領域の
ことをいう(宇宙の領域を12分割したもの)。
例えば、東の正反対である西の地平線上にある星座が7室目、
生まれた人がいる位置から垂直に真下にある星座が4室目、
生まれた人がいる位置から垂直に真上、天空の頂点にある星座の30度分が10室目となる。
(各部屋の区切り方に関してはいくつかの方式がありますが、
ここでは最も基本的な「ラーシ(星座)=バーヴァ(部屋)」の方式を
説明しています。)
例えば、ある人が仕事のことを聞いてきたら、仕事を表す10室を最初に分析するべき
である。
10室を分析した後、特定のダシャーを通じて出来事のタイミングを予想することが
できる。
同様に、結婚に関する質問であれば結婚を表す7室の分析が必要である。
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●いろいろなダシャー
ジョーティシュにはいろいろな予測のテクニックがあるのと同様に、いくつもの種類のダシャーがある。ダシャーには大きく分けて聖者パラシャラ方式の惑星サイクルと聖者ジャイミニ方式の星座サイクルの二種類がある。
その中でも、次にあげる30個のダシャー・システムが重要とされているようだ。
| (1) |
ヴィムショタリ(Vimshottari)・ダシャー |
| (2) |
ヨーギニ(Yogini)・ダシャー |
| (3) |
カーラチャクラ(Kalachakra)・ダシャー
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| (4) |
アショッタリ(Ashtottari)・ダシャー |
| (5) |
ショーダ・ショッタリ(Shodashottari)・ダシャー |
| (6) |
パンチョッタリ(Panchottari)・ダシャー |
| (7) |
サタ・サマー(Sata-samaa)・ダシャー |
| (8) |
チャツーラ・シーティ(Chatura Sheethi)・ダシャー |
| (9) |
ドイスパチ(Dwispathi)・ダシャー |
| (10) |
シャスチャブダ(Shashtyabda)・ダシャー |
| (11) |
シャター・トリムサス(Shata-thrimsath)・ダシャー |
| (12) |
チャラ(Chara)・ダシャー |
| (13) |
スチラ(Sthira)・ダシャー |
| (14) |
ケンドラ(Kendra)・ダシャー |
| (15) |
カーラカ・グラホタ(Kaaraka-grahotha)・ダシャー |
| (16) |
ブラーマ・グラハ(Brahmagraha)・ダシャー |
| (17) |
ムンドーカ(Mundooka)・ダシャー |
| (18) |
シューラ(Shoola)・ダシャー |
| (19) |
ヨガーダ(Yogardha)・ダシャー |
| (20) |
ブフラグ(Bhrag)・ダシャー |
| (21) |
トリコーナ(Trikona)・ダシャー |
| (22) |
ラーシ(Rasi)・ダシャー |
| (23) |
パンチャ・スワラ(Panchaーswara)・ダシャー |
| (24) |
ピンダ(Pinda)・ダシャー |
| (25) |
アムサージャ(Amsaja)・ダシャー |
| (26) |
ナイサルギカ(Naisargika)・ダシャー |
| (27) |
アシュタバルガ(Ashtavarga)・ダシャー |
| (28) |
サンディアー(Sandhyaa)・ダシャー |
| (29) |
パーチャカ(Paachaka)・ダシャー |
| (30) |
ターラ(Thaara)・ダシャー |
これらのダシャーの中で、ヴィムショタリ・ダシャーが一番有名で、インド全土で使われている。
しかし、アショッタリ・ダシャーもインド南部で使われており、それから導かれる結果も支持されているようだ。
ヨーギニ・ダシャーは、プンジャブでよく使われているらしい。
●ヴィムショタリ・ダシャー
ヴィムショタリ・ダシャーは120年周期で展開するサイクルである。
このシステムでの人間の寿命は120年と5日と予想されている。
(※現代に生きる大部分の人はそれほど長くは生きない。しかし死の後にやってくる期間は死後の状態、すなわち個々の魂のアストラル界の旅が、どのような性質のものになるかを決定する助けになる、という説がある)
ヴィムショタリとは120を意味する。
このことは、このシステムが120という数字を元に予想したものである事を示している。
120年の間に起こる様々な出来事は7つのグラハ(球・星・惑星)と2つの影の惑星(仮想の感受点で太陽の軌道と月の軌道の交点。ラーフとケートゥ)により表されている。
これらの惑星には、それぞれが役割を果たす期間が割り当てられている。
ちなみに120という数字はナクシャトラの期間を惑星の合計でかけることによって求められる。
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13度20分(ナクシャトラの期間)×9(惑星の合計数)=120(年)
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※人間に与えられた120年という期間は金星の1日を地球の1日に換算して求められたものだという説がある。金星という惑星は、人間やその他の生き物、または生命を持っていないものもコントロールする中心的な惑星である。
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