明石家さんまの出生図

(ニーチャバンガの例)

 戻る

このパンチの効いたクンダリーをみてください。 
これは日本人なら誰でもご存知といっても過言ではない、タレントの明石家さんまさんの インド占星術版出生図です。 

明石家さんま
1955年7月1日午前6時6分
出生地 和歌山県東牟婁郡

80年代以降のお笑いを常に牽引し続け、バラエティ番組のパーソナリティはもちろん、 シリアスな役でのドラマ出演などさんまさんの芸幅は広いです。
ここ数年の出演番組を見ても、あっぱれさんま大先生(フジ系)さんまのまんま(フジ系)、 踊る!さんま御殿(日テレ系)恋のから騒ぎ(日テレ系)、さんまのからくりTV(TBS系)と その他多数ありますが誰もが一度は目にした事のあるラインナップといえるでしょう。

さてでは、ざっと基本的な部分ですが分析してみます。
蟹座ラグナでアセンダントは0度32分という境界線です。
本来ならば出生時刻修正が必要なところでしょうが、さんまさんの場合、見た感じの容姿や体質、 そして仕事上、芸人として成功しているということがはっきりしている点もあり、まず間違いのない データと言えるかもしれません。
というわけでここでは蟹座ラグナのまま見てみる事とします。

木星と土星が最高星位、金星が定座で火星が減衰です。
ファイナルディスポジター金星、アートマカラカ金星。
体質は1室と1室の支配星と月に関わる情報を洗い出しますと
カルック(蟹)=K、マンガル(火星)=P、グル(木星)=K、シャニ(土星)=V、チャンドラ(月)=VK、トゥーラ(天秤)=VPK 、シャニ(土星)=V、マンガル(火星)=P、ケートゥ=V、トゥーラ(天秤)=VPK、シャニ(土星)=V、マンガル(火星)=P、 ケートゥ=V。

ヴァータ8つ、カパ5つ、ピッタ5つ、というわけでそれなりにバランスよいほうですけど ヴァータが多いヴァータ体質です。 だからさんまちゃんはヤセ型で出っ歯なんですかね。  
 

さて1室に目を向けますといきなり強力なラージャヨーガが形成されている事がわかります。
これは9室の支配星と10室の支配星がコンジャクトするといういわゆるダルマカルマディパティ ヨーガです。
9室の幸運パワーと10室の示す使命、業績、名誉の相乗効果はどのような人にとっても 素晴らしいものです。
さらにこれは木星と火星のコンビネーションですから叡智や実行力をあらわすグル・マンガル ヨーガを兼ねているという事なります。
これらが1室である、自分自身の部屋で形成されているのですから、さんまさんは自分の信念や 直感に忠実に行動し、エネルギッシュで寛大で、さらに蟹のラグナである事から情緒的で面倒見が 良く、気さくで庶民的でよく気のつく人であろうということになります。
この辺りはテレビで見るイメージそのまんまかもしれませんね。
しかも蟹座における木星は最高星位ですから木星の意味合いである寛大、道徳的、正直、幸運、 拡大、普遍的という意味合いは存分に発揮されます。(そういえば木星には「教師」という意味も あるのですが「あっぱれさんま大先生」という番組もやっていますね)
また1室の支配星である月は、厭離の組み合わせを持っています。
精神的で、物事の本質を追求する修行者のような魅力も持ち合わせているようです。

しかし一方の火星をみますと興味深い特徴があります。
火星の蟹座在住は減衰を表すのです。
火星の減衰は火星としての能力が目覚めていない事を表し、火星が担当する部位(怒り、勇気、衝動、エネルギー、筋肉、胆汁、消化力、兄弟、不動産などその人にとって火星が表示するもの)へトラブルを引き起こすと言われます。
例えば怒りやエネルギーのコントロールが難しくなる事から、 普段は優しすぎるほど優しく優柔不断ですらあるのに、怒ってはいけないところで突然キレたり、子供のように駄々をこねたりするようなケースが現れる場合もあるでしょう。

しかしこのさんまさんの場合はどうでしょうか。
これは完全なるニーチャバンガ(減衰解消)です。
減衰がキャンセルされた場合は最高星位よりも強力な力を持つ事が多いのです。

該当しているニーチャバンガの条件
減衰している星がラグナあるいは月から見てケンドラ(ケンドラ=1・4・7・10室)にある ○当てはまっています
減衰した惑星が最高星位の惑星と接合している ○当てはまっています
減衰した惑星の主星、あるいは減衰した惑星の最高星位の星座の主星がラグナか月からの ケンドラにある ○両方当てはまってます
減衰した惑星の主星、あるいは最高星位の惑星がラグナか月から数えてケンドラにある ○これも両方当てはまってます
減衰した惑星の主星と減衰した惑星の最高星位の星座の主星が同じケンドラにある ○これも一致です・・・すごい
減衰した惑星のナヴァムシャの主星がケンドラかトリコーナにありラグナが運動星座にあるか、 ラグナの主星が運動星座にあるか、ナヴァムシャの運動星座にある ○これもほぼ当てはまり でしょう


・・・というわけで、これでもかというほどニーチャバンガが働いております。
ニーチャバンガの模範サンプルのようになってしまいました。
やはり長年、日本のバラエティ界を盛り上げていられる人物のチャートというのは、それなりにただものでは ないということなのでしょうか。

なおニーチャバンガには諸説あります。
上記のほかにも重要な条件は

1・減衰している星座の支配星が高揚しているかどうか(効果は弱いがムーラトリコーナやオウンも減衰を軽減する)。
2・減衰している惑星が支配している星座に高揚している惑星があるかどうか(例えばこの場合火星が支配している牡羊座に太陽が高揚して在住していれば、該当という事になりました)
3・減衰している惑星が逆行しているかどうか
などなど・・

減衰が打ち消されるには少なくとも2つの要因が必要です。
どちらにせよ、3つ以上バンガがあれば強力な キャンセルがあると見なせるようです。

減衰がキャンセルされた場合は最高星位よりも強力な力を持つ事が多いと先ほどもお伝えしました。
このような芸人さんで例えていうなら、ただ真っ正直で行動的でストレートな正義感の最高星位火星よりも、ちょっと ひとひねりクセのあるさんまさんのような火星の方が味わいがあり、親しみやすく面白いと いうわけです。
最高星位火星の有名人といえばビートたけしこと北野武さんがいます。
しかしたけしさんも月が減衰であり火星のおかげでバンガしている可能性があるようです。
その昔、「オレたちひょうきん族」という番組で、ビートたけしさんが正義の味方、さんまさんが悪役というバラエティをやっておられましたが、正義の味方=火星高揚、悪役=火星減衰とは良い得て妙で、クンダリーの実情をよく表しているような気がいたします。

さらに分析するにはファイナルディスポジターである金星、心をあらわす月(ナクシャトラなど)、もう一つの 出生図ともいわれるナヴァムシャも深く見ることが不可欠です。
そしてインド占星術の醍醐味はなんといっても現象が起こる時期の予測です。 注目すべき事に、05年4月から金星のマハーダシャに入っています。
健康面に若干注意を要する時期であり、人生の中でもコントロールの難しい期間に入ってきましたが、一方で本当にやりたかった事に立ちかえり、多くの獲得があるでしょう。
特に女性や若い人との関連で得られるものは、莫大な規模となりそうです。
また機会がございましたら掲載したいと思います。



 戻る



※当サイト内全ての内容の無断転載、引用を禁じます。