一大率・難升米の読み方

白日別の意味

阿曇連


目次

住吉大神

金印


11章 卑弥呼の出自

 

4節 阿曇連

 第4の鍵は「阿曇連(あづみのむらじ)」である。 
 前節で述べたように、「少童命(わたつみのみこと)の本貫地が、初代天照大神(卑弥呼)出自の部族の本拠地である可能性が高い。また、少童命は阿曇連が祭祀を行っている神である。」

 古代より阿曇連(阿曇家)が祀ると伝えられ、現代に至っても、その子孫(阿曇氏)が祭祀を執り行っている神社。全国に1社しかない。
 福岡市志賀島(しかのしま、
「図表8-11・福岡市略図」をご覧下さい。)の志賀海(しかうみ)神社である。

志賀海神社
【神社名の読み方】
 志賀海(しかうみ)が一般的であるが、(しかのうみ)、(しかかい)などと読まれる場合もあるようだ。「神道大系」<延喜式神名帳註釈>には「志賀海神(しかのわたつみのかみの)社」と仮名が振られている。
【住所】
 福岡県福岡市東区志賀島字勝山
877に鎮座
【社格】
 延喜式の名神大社(延喜式<
10世紀>に定められた社格。名神祭にあずかり年代も古く由緒も正しく、崇敬の顕著な神社。)
 旧官幣小社。(宮内省による戦前までの制度。)
【祭神】
 底津綿津見神(そこつわたつみのかみ)、仲津綿津見神(なかつわたつみのかみ)、表津綿津見神(うわつわたつみのかみ)を祭る。
【由緒】
 古事記によれば、「阿波岐原(あはきはら)の禊」(日本書紀は「
檍原の禊」)で、底津綿津見神・中津綿津見神・上津綿津見神の三柱の神が生まれた。
 神裔阿曇族によって奉斎(ほうさい)されている。
【宮司】
 
20081月現在、阿曇磯和(あずみいそかず)氏

 少童命(綿津見神)の本貫地は志賀海神社が構える福岡市東区志賀島であった。
 すると、卑弥呼(初代天照大神)と部族神との関係は次の表のようになる。

「図表11-4・卑弥呼と部族神-2

国名

支配者

支配者の
出自

支配者の
部族神

祭祀の地
本貫地

邪馬台国

卑弥呼
(初代天照大神)

少童命
綿津見神

志賀島

台与
2代目天照大神)

南部日向
有力豪族

筒男命
(住吉大神)

南部日向
橘の小門

  では、卑弥呼は志賀島の出身で、志賀島に拠点を持つ豪族の出自なのだろうか。いや、これも早計過ぎる。
  本節では、卑弥呼の出自は
のままにしておき、次の鍵を使ってみよう。


前ページ へ

 

トップページ へ

 

次ページ へ