漢方薬

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 〜中医学は、自然治癒力・免疫力の向上をはかる〜


漢方薬は、中医学診断(弁証論治)により患者さんの病変を診断して(からだ全体を把握)、治療法を決めて、複数の生薬を処方して用います。診断のために視覚による望診・聴覚や嗅覚による聞診・自覚症状や病状を聞く問診・脈や腹部の状態を見る切診を行い、これらの総合判断によって治療法と薬剤を決めていきます。

 


 

〜漢方薬のいろいろ〜


漢方では自然の生薬が使われます。
よく使われる生薬、市販のドリンク剤等にも含めれている生薬を

少し見てみましょう。

 

―草木の生薬・・中国漢方といったらこれ。

         おなじみの名前もあります。

―動物の生薬・・動物からとれる生薬。いかにも効きそう。

―鉱物の生薬・・石や岩などからも生薬ができます。

―珍しい生薬・・こんなものも?生薬としてつかわれます。

注:このページで解説されている効能についてはあくまでも代表的な処方であり、また単体での効能とは限りません。また生薬として精製されたものを言いますので、植物、鉱物その他を採取し服用することは絶対におやめください。

 


 

草木の生薬

葛根(かっこん)

    マメ科の葛の根。発熱や頭痛に。

    有名な風邪の薬として葛根湯がありますね。

枸杞子(くこし)

    ナス科の植物である、クコの果実。

    肝臓や腎臓に働き、ふらつきやめまい、視力の衰え無力感

    に効きます。

紅花(こうか)

    キク科のベニバナの花。

    血液をサラサラにする効果があります。

柴胡(さいこ)

    セリ科の植物の根で特有の芳香があります。

    気分をリラックスさせてストレスを発散する
    効果があります。この種の生薬はこの特有の

         芳香が効き目を左右するものです。

シャクヤク(白芍)

    ボタン科のシャクヤクの皮を除去した根。

    血液不足、めまい、しびれ、生理不順に。

    利尿効果もあります。      

センキュウ

    セリ科のマルバトウキの仲間の根茎。

    生理不順、無月経等に当帰や芍薬等と併せて
    用いられます。

丹参(たんじん)

    シソ科の植物である、丹参の根。

    血液をサラサラにする、活血化オ

    (かっけつかお)をきれいにする生薬として、

    冠元顆粒に含まれています。

当帰(とうき)

    セリ科の根。血液不足、ふらつき、めまい動悸、

    生理不順に。血をつくり、気の流れを良くする。

    腸を潤し、便秘にも。



 

動物の生薬

阿膠(あきょう)

    阿膠はロバの皮から抽出される膠(にかわ)です。

    天然のコラーゲンとして、血液を増やす作用があります。

    ビタミンEと同じように酸化を防ぐ働きもあり、老化防止

    に効きます。

犀角(さいかく)

    インド犀、スマトラ犀、クロ犀などの角。

    角のとぎ汁や、しかし入手が希少になっているため、

    水牛の角などで代用されます。

鹿茸(ろくじょう)

    読んだとおり鹿の角からつくられます。

    滋養強壮に効きますが、体内の活性酸素を取り除き、

    免疫力を高める働きがあります。

    傷口の再生を早める効果もあるといわれています。


牡蠣(ぼれい)

    ぼれいと呼びますが、漢字のとおりカキの貝殻です。

    精神的にビクビクしたり、あせったり、動悸などの

    症状に、鎮驚安神の薬として使われます。



 

鉱物の生薬

石膏(せっこう)

    石膏。焼石膏。

    固まるときに熱を発する石膏ですが、薬としては高熱を

    ともなう喉の渇きや発汗の症状に効きます。

磁石(じせき)

    理科の実験で使うあの磁石を粉にしたようなものです。

    思鎮安神薬(もやもやして不安定な気持ちを石の重さで、

    ドン、と押さえつけ安定させるようなイメージ)として

    使用、不整脈や精神不安定、耳鳴りなどに効果があります。




珍しいの生薬

食用蟻(しょくようあり)

    聞いてビックリ!アリさんです。

    しかしその昔は貴族しか食することのできないものでした。

    実際、蟻は小さいながらもそのパワーには驚かせられます。
    蟻にはマンガンやマグネシウム、亜鉛、銅といったミネラル

    が豊富に含まれています。

 
    また免疫力を高める効果において過剰に免疫が働かない

    ように免疫反応を抑制する効果があるのが大きな特徴です。

    老化防止の働きもあります。

蝉退(せんたい)

    クマゼミをはじめとする、蝉の抜け殻。

    発熱やのどの痛み、咳など。じんましんなど皮膚の痒みの

    薬としても利用される。

竜骨(りゅうこつ)

    竜の骨?ではありませんが、古代の哺乳動物の化石が原料

    です。不老不死の生薬として皇帝にも献上されていました。
    あの甲骨文字は竜骨に刻まれていたものから発見されたも

    のです。強壮作用がありますが、のぼせた気を鎮め、頭痛

    やイライラ、ストレスに効きます。
    そういえばイライラする人はカルシウムが不足していると

      いわれます。竜骨はまさにカルシウムの塊のようです。


 

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