シュミッツ先生 のこと
(ハンス・ペーター・シュミッツ氏)
ハンス・ペーター・シュミッツ氏の略歴
1916年ブレスラウ(旧ドイツ領、戦後ポーランド領)に生まれる
1943年〜1950年ベルリンフィルの主席フルート奏者
1953年〜1972年デットモルトの北西ドイツ音楽院教授
1971年〜1983年ベルリン国立芸術大学教授
1986年〜1988年フライブルク音楽大学客員教授、ベルリン国立芸術大学名誉教授
1995年死去

  先生は父親を7歳でなくされ、又、夫人は二人の幼いお子さんを残して 先立たれるなど私生活には恵まれませんでした。そして夫人の死と共に御不幸が重なり、人前での演奏をプッツリ止められて しまいました。
しかし、先生のフルートをレコードで聞かせて 頂いた時の衝撃は今でも鮮明に残っています。 今まで聞いたこともない太く、ゴムのようによく伸びる音、そして超人的なテクニック、 フルートという楽器を越えた魂を感じさせる音でした。

シュミッツ先生についてより詳しくお知りになりたい方に次の本をご紹介いたします。
◇フルート奏者への実践的アドバイス
著者 H.P.シュミッツ、出版社 (株)シンフォニア
この本の後半には、ご自身のフルートの思い出が記されています。

  シュミッツ先生をお招きして、日本で講習会を開きたい、 先生の素晴らしさを広めたいとの念願がかない、1985年より1992年まで毎夏、軽井沢を中心に日本各地 で講習会を開く事ができました。
  シュミッツ先生を囲んでの記念撮影の 準備中にも時間を惜しんで会話を楽しむ先生と主人
1986年 軽井沢にて

  先生の初対面の第一声は『禅のことを 知っていますか?』だったそうです。日本の精神文化に 深く興味を持ち、また尊敬の念を持っていらっしゃいました。

  1992年5月、新宿京王プラザホテルにて、 左から増永、シュミッツ先生、ニコレ氏です。
シュミッツ先生のベルリンフィルの後継者であるニコレ氏に ホテルで偶然会いました。 この日、芸大の講習会にシュミッツ先生をお連れする日でその由をお話したら、 是非聞きたいとのことでついてこられました。
この年が先生の最後の来日になってしまいました。
トップページへ