資料用画像集


 2007年の陸上自衛隊・霞ヶ浦駐屯地の創設記念祭に出かけたので、三龍戦騎の参考に、そこで筆者が撮影した画像の一部を紹介する。

 ●高機動車
 陸上自衛隊 高機動車
 トヨタ製の兵員輸送車。大型ジープみたいなもので、10名もの兵員を乗せることが出来、また、火砲の牽引などに幅広く使われる。民間型も市販されていたことがある。ガメラ3など、近年の怪獣映画でもおなじみ。装甲や固定兵装は無い。派生型も多く存在する。見たかんじ、ふつうの乗用車に比べるとかなり大型で、重さも2.5トンを超えるという。

 共榮圏では、似た車両に「ナッツ」というものがあり、軍のみならず、払い下げの車輛が、傭兵や私設企業軍によって多用されている。小型のミサイルや機銃を搭載することで、手軽な戦闘車両として扱えるからである。初心者PCが最初に出会う敵車輛NPCであろう。

 ●96式多目的誘導弾システム
 96マルチ(愛称)
 高機動車に、多目的ミサイルをのせたもの。光ファイバ誘導式の対舟艇(しゅうてい)・対戦車誘導弾を発射する。海岸に上陸しようとする敵の船舶や、戦車を迎え撃つのであろう。装甲はないか、あってもごく薄いとおもわれるが、打撃力は高い。

 ミサイルというものは高価な精密機器である。正規軍のほか、ファーグニル大企業の傭兵部隊あたりなら、これに似た車両を運用していてもおかしくない。ファンタジーRPGでいえば、高機動車がゴブリンだとするとこれはホブゴブリン的な地位を占めている。とはいえ、生命の低いトモガミだと、本車のミサイルが直撃すれば即死してしまうので、油断は禁物である。

 GMは、ナッツの数値を元にして、色々な派生型や現地改造型を登場させても面白いだろう。機動性が高いので追撃判定をうまく使うと、鈍重なトモガミを翻弄できて楽しい。

 ●60式自走無反動砲
 
60式自走無反動砲

 戦後初の国産戦闘車両。とうぜん現役ではない。とても小型で、無反動砲で敵装甲車輛を不意打ちしてサッと逃げるという日本的な車輛。足回りに日本陸軍戦車の名残があって、イイ。
 装甲は薄いし、無反動砲じたい、現在では対戦車ミサイルにとってかわられている。無反動砲は、たしかに、駐退機を必要としないから、小型車輛や、恐竜に搭載しやすい。しかし、発射薬のエネルギーをガスの形で後ろに逃がしてしまうため、射程が短いし発射音が大きいという欠点がある。
 とはいえ、三龍共榮圏においては、いまだにこのていどの技術水準の車輛が多く使われていることだろう。密林が多く、またよほどの重装甲の敵でないかぎりは、これぐらいで十分だとおもわれる。シンテツもだいたいこのていどの大きさのものが多い。また、ミサイルは高価だし、共榮圏では量産が難しいため、無反動砲や機銃が多用される。

 宇宙船恒例重箱フォト……ではなく、参考用に。上の無反動砲のお尻、すなわち閉鎖機の絵。
 じつは、サイカニアに乗ったアガニ絵を描くときなどに、ずいぶんと閉鎖機の構造が分からなくて悩んだのである。レバーを手前に押すと、閉鎖機がやや回転し、開放できるようになる。そこに後ろから砲弾を装填する……らしい。これ現実には1ターンじゃ出来ないな(笑)。発射ガスを逃がすためか、穴があいているのが面白い。
 手動なので、劇中でも1回撃つごとに再装てんしなければならない。ハードポイントを3つもつシンテツ兵は、三連射できて有利である。
無反動砲の閉鎖機
無反動砲の閉鎖機2

 ●61式戦車
 初期ウルトラや中期ゴジラシリーズでおなじみの戦車。40年ものあいだ、実戦を経験せずに戦後日本を守り続けた、立派な戦車である。今では退役している。この足回りや排気管の日本軍戦車っぽさがタマラナイ。最近の戦車は転輪がもっと大きく、高速仕様である。
61式戦車


 ●74式自走榴弾砲
 105ミリの榴弾砲を搭載。アルミ合金製で、重量16トンと装甲はかなり薄いようだ。火力不足などが問題となって、20輌ちょっとで生産が打ち切られたというから、レアなのかもしれない(笑)。この駐屯地では上の60式などが常設展示となっていて、野ざらしで状態は悪かったが、一部、中を気軽に見学できて良い。
74式自走砲


 自走砲は、戦車よりも遥かに長い射程をもち、後方から火力支援を行う大砲である。だから装甲は薄くていい。

 ルールブック初版には、大遠距離の間接射撃ルールとともに自走砲も掲載されていたが、余りにも使わないので、削除した。大規模な紛争でもないかぎり、そうそうウツロヒの目に触れることはないだろう。もっとも、軽いし小型なので、払い下げのシンテツ自走砲? なんてものがあれば、意外とウツロヒにも扱いやすいかもしれない。

 ●自走砲 内部
74式自走榴弾砲 内部

 砲の尾栓
74式自走砲 内部

 砲塔内部。砲塔旋回用のギア? が面白い。下に、運転席に通じる通路が! この通路に潜ってみると、雪山エリア8のキリン散弾ハメ雪洞のように(笑)しゃがまないと通れないほど狭い。運転席も、閉所恐怖症の人間なら発狂しそうな狭苦しさで、こんなところで戦うのは大変だろう。

74式自走砲 内部

 砲身。ライフリングがみえる。いかにも榴弾砲らしい。超高速のフィン付き徹甲弾を使用する最近の戦車砲では、ライフリングのない滑腔砲が普通なのである。
74式自走砲

 通路をくぐって見た操縦席。非常に狭い。ペリスコープから外部はほんのちょっとしか見えず、もし10メートル以内に敵歩兵がいても見えないのではなかろうか。ファーグニルの自走砲に乗る砲兵や、戦車兵にとって、星覇は意外に強敵であろう。
 74式自走砲

74   側面出入り口から、幼女装甲の薄さが見てとれる。
74式自走砲

 ●74式戦車
 こちらは現役の戦車。試乗用のカゴを後部に付けている。午前中配布の整理券をもらいそびれたため、私は乗れなかったが……。

 90式の一世代前の旧式ではあるが、数の上では、まだまだ主力である。ウツロヒでは勝てる相手ではない。

 複合装甲が採用される前の戦車なので、敵弾をはじきやすいよう、平べったい形をしている(被弾径始)。これが最新の戦車砲だと、もう砲弾の技術レベルが違いすぎて、命中すると流体となって超高温のジェットが装甲を貫通するため、装甲に角度をつけても意味がない。
74式戦車

 ●84ミリ無反動砲のタマ
 真ん中の4つ。歩兵が携行できる小型の無反動砲(カールグスタフM2)の砲弾。手動装填で、色々な弾を使える。小型といっても、あくまで大砲なので、砲自体は重さ16kgぐらいにはなる。84ミリ無反動砲は、使い捨て式でないため頑丈で、重い。

 その砲弾は、ウツロヒもみなれているはずだ。最も多用するといっても過言ではない。
 じっさいにみると、かなり重そうで、あまり多くは持ち歩けない印象。砲の後ろから砲弾を装填するため、二人の人員が必要である。また、無反動砲には、前方装填式のパンツァーファウスト3のように、ロケット推進する砲弾を用いるものもある。
84ミリ無反動砲弾

 ●88式地対艦誘導弾
 遠距離から敵の艦船を攻撃する対艦ミサイル。やはり対艦用の武装となるとかなり大型で、このほかレーダーなども必要になるわけであり、シャチやら海トカゲ竜に背負わせるのは無理であろう。海軍編では、やはり軍艦をルール化し、「対艦ダメージ」を実装する必要がありそうだ。
88式対艦ミサイル

 ●AH−1S 攻撃ヘリ「コブラ」
 代表的な攻撃ヘリ。世界で始めて、攻撃に特化した「攻撃ヘリ」という分野をつくりあげた機体。対装甲車輛用だが、対ゲリラ用にも有効だろう。地上の恐竜にとってはまさに天敵である。
陸自コブラ

 薄いっ。

陸自コブラ

 地上からの攻撃を被弾しづらくするため、とても機体が薄くなっている。戦場において、いかに巨大人型ロボットというものに説得力がないか、よくわかる。
 視界がゆがまないよう、風防や天蓋が平面構成である。ガンナーは前方の席にすわり、照準機を覗き込むようだ。視線照準式のアパッチのガンよりも不便かもしれない。

 コブラの機首にある20ミリ3砲身ガトリング機関砲
 可動式で、地上掃射に威力を発揮するだろう。だいたい20ミリといえば、戦闘機や装甲車にはかなりの痛撃となる。12.7ミリで、戦車の副兵装であるヘビーマシンガンぐらいである。

 なお、いわゆる「バルカン砲」というのは、M61A1機関砲の固有名詞であるから、それ以外の機銃を「バルカン砲」と呼ぶのは誤りである。
コブラ機銃

 ●AH64アパッチ・ロングボウ自衛隊仕様
 陸自の最新鋭攻撃ヘリである! 日の丸をつけたアパッチ。意外と似合っている。まさしく戦車の天敵であり、高い防御力と攻撃力をもつ。

 ファーグニルの攻撃ヘリ・ケルベロスはおおむねこのような印象である。対空火器をもたないウツロヒの場合、龍化しなければ苦戦を強いられる。
 陸自仕様のものは、翼端に短射程の対空ミサイルをも装備していることから、対戦車ヘリとは呼ばれないようだ。この画像ではほかに多連装ロケット発射器と、対地ミサイル(模擬弾?)が確認できる。まさしく武器のかたまりである。

 先ごろ掲載した「豪星団」サプリメントのオープニングにもケルベロスが登場していたが、よく豪星団はこんな化け物と戦う気になったものだ……。
陸自アパッチ

アパッチ

 ●アパッチのチェーンガン
 電動や油圧の鎖により外部駆動される30ミリ機関砲。チェーンガンは、ふつうの機関砲に比べ、弾詰まりが少ない利点がある。外部動力により駆動されるという点では、ガトリング砲と同様だが、単銃身なのでガトリング砲よりも命中精度が高い。

 戦車はともかく、なみの装甲車ならこれだけでも致命傷であろう。機関砲とはいえ、12.7ミリ以上ともなると焼夷弾や榴弾も発射可能で炸裂するので、破壊力が大きいのである。一般に、地上車輛は上面装甲は薄いため、これで撃たれるとかなりの脅威となるとおもわれる。米軍はイラクでこれを対人用として容赦なく使用していた。たぶん、ファーグニルも同じことをやる。人間にロケット弾を撃ち込むのは勿体無いということだろうか。
 チェーンガンやガトリングガンの特徴は……ルール的には、あまり再現できなかったな(汗)
アパッチのチェーンガン
アパッチのチェーンガン2

 これは……チャフかフレアの発射機か?
陸自アパッチのチャフディスペンサー?

 ●輸送ヘリCH47
CH47

 地上滑走の試乗、ということだったが、けっこうしっかりと飛行しており、抽選に外れたのが悔しかったものである。
離陸する輸送ヘリ

 ●零戦の落下増槽の先端部分。
 駐屯地内にある資料館に展示されていた。資料館にはこのほか旧ソ連製の巨大な対戦車ライフルなども展示されていたが、土浦の武器学校に比べると、銃器は見辛い配置だった。
零戦の落下増槽

 午前中の式典では、上空をこのような異機種混合のヘリ編隊が通過していった。
ヘリ編隊

 ●偵察(観測)ヘリOH−1
 これも最近の機体。川崎重工により生産され、国産である点が嬉しい。機動性と生存性にすぐれ、高い評価だという。自衛用に対空ミサイルも装備できるそうで、翼にある容器がそれか。

偵察ヘリ OH1

 ●OH−6カイユース
 ゴジラ映画でおなじみの、小型の観測・偵察ヘリ。上のOH−1の前の機種。連絡任務などにも便利だろう。三龍戦騎では、偵察ヘリ「ワスプ」として数値化されている。ワスプは、追加兵装を装備することもあり、高い機動力とあいまって、あなどれない敵NPCである。装甲は薄いので、対空兵器をもった初心者PC相手にはちょうど良い敵であろう。

 攻撃ヘリは武装が重く航続距離がみじかいため、自ら索敵や偵察は行わない。このような偵察ヘリがそれを行い、攻撃目標を指示する。機種ごとの役割分担が興味深い。TRPG的であるともいえる(笑)。

おなじみOH6

 ●ペトリオット・システム
 第三高射隊は、関東を守る部隊である。ランチャーのほか、電源車、レーダー車輛や隊員の休憩用の車輛までもが必要で、近代兵器を運用することの大変さが痛感される。じっさい、この規模の火器となると、共榮圏では生産・運用できないだろう。
 これと同程度の性能をもつものとしては、アラガミ部隊が装備する高射防空用のムシオニがある。恐竜に装備できる大きさでペトリオットと同様の性能を発揮するのだから、「伝道者」の技術水準の高さがうかがわれる。 パトリオットミサイル

 ●ペトリオットのフェイズドアレイ・レーダー
 レーダー素子を多数配列しているため普通のレーダーのように回転する必要が無く、死角が無い。イージス艦や、蘇龍機「シンガク」の龍王機にもこれが装備されている。精密機器だからか、「足ふみ禁止」の注意書きがあって面白い。
パトリオットのフェイズドアレイレーダー


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2007.6.8.(C)MIKE SHIMIZU