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幕張メッセで開催していた恐竜博「恐竜大陸」。黄金週間中に、三龍戦騎RPGの取材のため見学してきた。 一言でいうと、まあ、新たにトモガミとして追加すべき恐竜は見当たらなかったものの、作品内でそれなりのキャラ性を確立している恐竜を、この目でみることで、その存在感を体感でき、とても楽しかった。 やはり昨今、研究の進展が著しい中国やモンゴルなどの恐竜化石が多く展示されていた。もはや中国は恐竜大国といえるかもしれない。あと最近定番の小型羽毛恐竜など。 そのほか印象的だったのは、リアルに恐竜の動作を再現した、実物大ロボットの展示である。大迫力だった。ダイレクトに、恐竜の存在感を体感できて、勉強になった。 恐竜は、尻尾が長く、直立歩行する爬虫類という独特の体型をしているため、全長などの数値だけみても、なかなか、その体躯の量感、質量を実感しづらい。絵を描く場合、人物との対比など、特に難しい。その意味でも、こういう催しは大変ありがたい。 ![]() コブオナガ竜の化石。地球語でいうところのシュノサウルスである(シュノサウルス・リイ、実物化石)。 竜脚類の初期トモガミなので、ウツロヒ新兵たちは何かとよく目にする。これで10メートル前後もあるが、竜脚類のなかではまだ中型クラスであろう。公式リプレイではPCチトが乗り回している。実際、恐竜に乗るならこれぐらいの大きさのほうが飼育しやすいだろう。 写しそびれたが、尻尾の先には小さなハンマーがついている。まるで鎧竜のようだ。一粒で二度美味しい(笑) ![]() こちらは、そのものずばり鎧竜の、サイカニアである(サイカニア・チュルサネンシス、実物化石)。 三龍語でなんといったかな。発達した装甲鈑が印象的で、防御重視型の草食恐竜だ。アンキロサウルスの仲間といえば分かりやすい。サイカニアは最大級の鎧竜で7メートルほどもあったと思うが、この化石は2メートル前後だった。一部だからか、小型個体だったのか。 鎧竜といえばアガニ属だが、 ……あれ? 公式リプに、鎧竜に乗っているアガニのキャラって居なくね?? ![]() モノニクス・オレクラヌス(複製)。 ケンカドリですよ奥さん! テダ・ハベル属のトモガミきっての格闘戦対応種ッ! なにげにキズナ4伴神! 以前調べたところでは全長1メートルというが、この化石はニワトリぐらいの大きさだった。まぁ尻尾も含めて1メートルだし、そもそもこの骨は全身そろっておらず、頭と尻尾はただの針金である。 爪が1本しかない前肢が特徴的だ。ガイガンみたいだ。土を掘ったりしていたのであろうか。獣脚類は、前肢が特殊化するヤツが多いから面白いね。バリオニクスのように爪が発達したり、ティラノみたいに小型化したりと。 ![]() サウロロフスの仲間。鳥脚類。 ゲーム内ではいまひとつ個性が無い、といわれがちなのだが、ティラノサウルス級の体躯は、草食恐竜とはいえ、圧巻である。史上最大の二足歩行動物は、この仲間だという。 ![]() どうにかして、もっと、鳥脚類にデータ的に特色をつけられないものかなあ。トサカの形が違うとかいわれても、TRPGでは個性を出しづらい。 とはいっても、このグループは白亜紀には竜脚類にとってかわった一大勢力だったわけで、現状の扱いもどうかと思うが……。 ![]() テイリュウ(タルボサウルス・バタール、実物)。 獣脚類に騎乗するアラガミ師にとって憧れの対象となる、堂々たる肉食竜だ。かっこいいぜ! キズナ4伴神だけあって、PCでは騎乗している者はいないが、リプレイ「守れ! 千年化龍」には、本種をトモガミとするクリュウ繰りNPC「天海ユウ」が登場している。 ティラノサウルスの仲間だが、前肢がもっと短いなどの違いがあるそうな。身体もややティラノより小型、といっても10メートルぐらいはある(汗)。ティラノは北米の恐竜だが、こいつはモンゴルで発見されている。 ![]() 同じ骨格を横から見た一様。人間との対比用に。胸骨が長く、肋骨が全体としてカゴ状になっているのがよくわかる。 だから、哺乳類のように、寝そべったときに下半身を投げ出してくつろぐポーズはとれないのである。鳥と同じだ。 昔、何かの2D格闘ゲームで、肉食恐竜型のキャラが死んだときに、小鳥のように両脚を上にあげて倒れていた絵があった。よく恐竜の骨格を研究しているなあ、と感心したものだ(笑)。 ![]() ナノティラヌスの歯。公式リプレイでも活躍しているとおり、初期トモガミとしては抜群の性能かもしれない。ということで一枚。祖先のヒメテイリュウの歯を、短刀として携帯しているアラガミ師もいることだろう。まぁこの展示を見る限りかなり小さいので、装飾品かも。 バリオニクス キターーーーー!! ![]() と思ったら…… ![]() なんか余分な背びれが、背中についてる。バリオニクスじゃないヤツだった!(恐竜家族風に)
タッキリュウ(バリオニクス)は、いうまでもなく三龍帝国の国竜であって、軍においてもっとも多用されている。言うなれば、この顔は、よく見かけるツラなのである。 ![]() スピノサウルスは実にけしからん。と改めて思った。ちょっと背びれがあるからといって、バリオニクスをさしおいて映画の主役になったりゾイドになったりしている。実にけしからん。 ![]() 「バリオニクスじゃないヤツ」とはいっても、バリオニクスに近い仲間であるから、魚食に特化した個性的な形の頭骨、発達した前肢の爪などは、みたかんじ同じである。サカナを主に食べるので、ある種のワニに似た頭のかたちをしているわけだ。 ティラノサウルスなどに比べて発達している前脚には、長さ30センチにもおよぶカギヅメがある。バリオニクスも同様で、このため、バリオニクスすなわち「重い爪」という名前がついた。アンカーのように地面に打ち込むとか、自衛用に使ったのだろう。魚をひっかけて捕まえる……のは、骨格的にみてどうなんだろう。 特にこのロボットは全長6メートルぐらいだろうか、大きさ的にも、バリオニクスじゃないヤツよりも、よりバリオニクスに近いといえる。だいたい背びれがあると騎乗するとき邪魔なんだよ(ブツブツ)
こういうアングルの絵はなかなか無いので撮影。動きまくっているロボットならでは。 ![]() スピノサウルスはスピノサウルスでも、こちらはギガントスピノサウルス。ステゴサウルス類。 ファヤンゴサウルスなどと同様、肩に大きなトゲ(副肩棘)があるが、いったい何の役に立つのか。ルール的に再現するならば、側面攻撃とか? ヘックス戦闘ルールでもないかぎり、ちょっと活用法が思いつかない。 ![]() テイリュウ(タルボサウルス)のロボット。
やっ、殺られる−−! そのとき清水三毛は、そう思った。 ![]() 視線の動きもみごとで迫力があった。目は、キャラクター表現として大事な要素だ。 まぁ……これは、龍魂をもっていない我々ふつうの人間からみれば、「敵」だよなあ(笑)。ファーグニル人の気持ちが少し分かった。 ![]() ウェルホサウルスのロボット。 剣竜の仲間だ。ステゴサウルスの仲間、といえばわかりやすい。背中の骨板が丸っこいのが個性的だ。このロボットは、草食竜らしいモサモサした動きで、近くに居る幼体を守ろうとしていたようだった。 実際、獣脚類は、アマミツヨでもアラガミ師専用だろう。なにしろ普通の人間はエサなのだから。 だから、民間では、こうした草食性の恐竜のほうが、運輸用などとして多用されているだろう。 飼育コスト的にも、獣脚類は肉食性なので高くつくはずだ。 また、現在の猛禽類の飼育が、シロウトには難易度が高いことからも(運動が必要だし神経質だから)、獣脚類の飼育も難しいであろうことが推測される。 ![]() ヒメトウゾクリュウ(ヴェロキラプトル)のロボット。 羽毛が生えている点に注目。小型獣脚類の多くは、今ではこのように復元される。これの上に光り輝く小妖精が騎乗していて、ちょいとファーグニル兵を撫でるだけで頭とかふっとばすわけだ(笑)。 羽毛恐竜コーナーもあったが撮影しきれなかった。 学術的な意義はともかくとしても、これらの恐竜の復元ロボットは、後足以外、尻尾までも生き生きと常に動いており、見事な迫力があった。特に、観客をにらみつける視線、目の動きが、生命感にあふれており、感動を覚えた。私が子供のころ見たこのテのロボットに比べると、隔世の感がある。 三龍戦騎のGMを長くやっていると、凶悪な生体兵器の類が多々登場するせいか、恐竜は「ありふれた隣人」という印象になってくる(笑) だが、こうしてよく再現されたロボットをみると、やはり恐竜は、人類とは1億年もの隔たりがある本質的に異質な生物であるなぁと実感される。同時に、今回の見学で、かれらの魅力を再認識させられもした。 |