半裸の魚みたいなのが、カワアガニという種属である。海洋に適応した遺伝子改造をなされたウミアガニ属の淡水適応種で、PCにできる。例によって女性だけだが……。まあ、この世界は女性優位の社会構造であるからして仕方ないことだ。カワアガニの男性はアラガミと協調する能力に欠けるため、長らく奴隷として物品扱いされているのである。 民族的傾向としては、河川や沿岸を利用した流通・商業能力に長けており、各地を転々としながら商人としての技術を磨くため、ウツロヒの旅に出る少女が多いという。個人主義的傾向が強く、義理人情や恋愛感情に縛られないのも特色。 超音波まじりの言語を話すため、ロールプレイとしては、方言が推奨される。名前も、*@−*=/ソ・セレレのように、地球人には発音できない言語を(無意味な)記号の羅列で表現するルールである。ここはハヤカワ文庫の本格SFっぽく!(笑)←分かるかなぁこのニュアンス 肉体的には、サメの遺伝子が入植初期に導入されたらしく、生物の発する微弱な電磁波を感知するロレンチーニ瓶器官をもつ点が特色。暗闇でも不利な修正なしで行動できる。絵にすると、カワアガニは必ずソバカスっ子となる。 公式リプレイのランコの印象が強いため、大阪弁が多くなりそうだが、べつにそれだけに限定しなくともよい。また、衣服を着ないものが多いが、商人という立場上、客層にあわせて簡単な貫頭衣などを上半身にまとうことはある。そのあたりはプレイヤー諸氏のお好みで。 余談だが、男性の立場はウミアガニだともっと悲惨で、食肉扱いされている。地球の10倍以上の面積をもつアマミツヨ海洋の沖合いでは、極端に生物層が薄いため、そうした社会構造が発達した。 カワアガニのトモガミは、アンキロサウルスなどの鎧竜、巨大化したカミツキガメ(龍化時に空を飛ぶ)などである。三龍戦騎RPGでは、「鎧竜はカバのように水辺で暮していた」という学説を採っており、アガニの浮遊家屋や商品を運搬したり、護衛などに多用されている。陸上でもほぼ支障なく行動できるのが利点。 特筆すべきは、中生代の巨大ワニ類をもトモガミとできる点であろう。公式リプレイでもその威力が発揮されているとおり、恐竜をもエサにしていたというだけあって、肉体的能力はかなり高くなっている。フォボスクスやサルコスクスといった巨大な古代ワニ類に強い魅力を感じるのは、私だけではないはずだ。まあ、機動力には欠けるのだが……。 三龍戦騎RPGでは、トモガミに搭載できる火器・装甲の量は、トモガミの「体」の値で決まるため、多少の機動力を犠牲にしても、身体が頑丈な種を選ぶ、という考えも一理あるだろう。ただ、追撃判定で小型車輛にまったく追いつけなかったり、アクション場面で素早い動作に失敗したりと、不安もある。 私自身はまだこの種属を演じた経験はないのだけれど、アラガミ師なみの戦力と、水中行動で制約を受けない利点は、全裸サカナ娘というデメリットを補って余りあるかとおもわれる(?)。 カワアガニは、その歴史背景から、星覇属と仲が悪い。この絵はそれを表現したもの。新聞の国際面や戦争映画を参考に、民族紛争をシナリオのネタにすると、三龍戦騎RPGらしい話が作れる。 まあ、民族紛争といっても、PCはウツロヒの身であるから、ご近所紛争レベルの争いの仲裁にあたることが多いはずだけれど。 絵は、2005年5月13日あたりに作成。ペインターで塗ってみた。主線をペンタッチを生かしてGペン風に描きたいのだが、この絵でもうまくいっていない。 背景は<星覇王国>のマングローブ樹林そばの干潟で、巨大ノコギリガザミや巨大ヤシガニが多く生息している地域である。ああ行ってみたい。 |