テダ・ハベル属

テダ・ハベル

 テダ・ハベル属は、共榮圏に生息する知性種属のひとつ。身長は地球の単位にして10センチそこそこ、光り輝くプラズマの体をもち、妖精のように空中を飛行する。

 トモガミは、始祖鳥、ディノニクス、翼竜類などといった小型の恐竜や翼竜である。

 プテラノドンや始祖鳥やヴェロキラプトルは、古生物好きには人気のある生物だから、三龍戦騎RPGでもカバーしなければなるまい、と以前から話はされていた。というよりも、それらがトモガミとして選択できるようになってはじめて、三龍戦騎RPGが一応完成したといえるのだ。

 しかし、始祖鳥は体格的にはカラスみたいなものだし、ディノニクスも……全長3メートル程度とはいえ、ほとんどは長い尻尾が占めており、とても人間が騎乗できる体格ではない。

 映画「ジュラシック・パーク」に登場したヴェロキラプトルは、実物より大きめに誇張されており、ちょうどディノニクスぐらいの体格なので、あれを想像するとよい。どう考えてもヒトは乗れないことが分かるだろう。

 一時は、ドクガミ師という、鷹匠のようなアラガミ師の亜種も検討してみたが、これはどうも種属として、あまり独自性がないように思えた。

 そこで、(ほぼ)実体をもたず、どんな小さな生物とでもキズナを結べるゲキとして、ハベル属が考案された。プラズマによって熱風を生じさせれば、(本来は垂直離陸できない)翼竜を地面からいきなり離陸させることもできそうだし、竜紋(電磁シールド)を使えば、防御力も何とかなりそうだ。

 まあやはり、プラズマの体をもつ生物というのは、色々おもしろい技能が考えられそうなのは利点であるといえよう。

 ただ厳密には、純粋なプラズマの肉体をもつ生物というのは科学的に内部構造などを考えづらいので、ごく微小な宇宙プランクトンのようなナノマシンあるいは胞子生物が、「群体」となり、プラズマの場を展開している、という解釈が基本となりそうだ。

 性格としては、無邪気で、あまり難しい思考はできず、常に楽観的に物事を考える。喋り方も長文ではなく単語をつなぎあわせるような、いってみればアタマの悪そうな(笑)口調、とする予定。ソードワールドRPGでいえば、グラスランナー的な性格になりそうである。

 これを書いている現時点ではルール化されていないが、太古の昔からアマミツヨに生息していたという設定である。そもそも、「天魔」の一種「大竜母」内部にある人工太陽に巣食っていた整備用のプラズマ生物らしいのだが、「伝道者」が地上に連れてきて、それ以来、アラガミ師たちに協力するようになった。

 もっとも、アマミツヨ中世において、とある自殺教団に悪用され、天魔をアマミツヨに招いてしまい、死者700万人を出す大惨事を引き起こしたという過去もある。そのため、一時期、地球の魔女狩りにも似た「ハベル狩り」が行われ、ハベル属は絶滅寸前にまでなった。

 しかし、真の敵である「教団」(名称未定)との戦いでのハベルの奮闘、ガルナス帝国の斡旋もあって、ハベルは再び共榮圏の一員として見直される。
 こうした歴史があったからこそ、共榮圏では、多様な種属を包容する文化が形成されたとみることもできる。

 などと書いているが、まあ、現時点では設定が固まっていないので、その点はご了承ください。

 なお、ハベルとは、琉球語で「蝶」、テダとは琉球古語で「太陽」の意。

 絵は、2005年9月13日、お絵かき掲示板に。水彩多用で大変であった。
 一部レイヤを半透明にして、特撮の光学合成風にしてみたり、特撮マニア的にこだわったつもり。線画をどうするのかは、今後の課題だよなー。

 参考:「天魔」の分類
 ハベルに関連していることなので、天魔について記す。「航星竜の宴」というアナログ短編にも書いたのだが、データがどこかにいってしまったので。

 大竜母
 全長500キロメートルから1,000キロメートル以上にもなる大型の天魔。内部は空洞で、人工地盤と人工太陽があり、下位の天魔などが生息している。ハベルは人工太陽付近の、「微小重力気圏」バイオーム(生物群集)を形成するプラズマ生物の一種らしい。数百ていどの「大竜母」が編隊を組んで宇宙を放浪し、ときおり惑星を襲撃する。

 大攻竜
 全長数キロメートルほどの龍型「戦略生物」。宇宙戦闘における機動部隊主力、惑星強襲戦における根拠地・戦略拠点となる。体内に数十から数百の「攻竜騎」を格納する。

 攻竜騎
 全長100メートル内外の「戦術生物」。宇宙戦闘における戦闘部隊、陸戦における主力戦闘生物。天魔軍における戦闘機や戦車のようなもの。ごくまれに、アマミツヨで休眠していた個体が復活して暴れることがあり、帝国正規軍が万騎隊レベルで出動する騒ぎになる。体重数千トン程度。大型のアラガミに似る。(この言い方は順序が逆か)

 攻竜兵
 全長10数メートルほどの小型の攻竜騎。機動力にすぐれ、個体数が多い。小型とはいえ、強力な電磁火器や竜紋を装備しており、ウツロヒ中のアラガミ師ではまず敵わない。まれに、アマミツヨ上で休眠していた個体が復活して暴れることがあり、その際は、一司国の軍隊が総出で出動する騒ぎとなる。

 惑星掃討獣
 全長10〜数10メートル程度の最下級天魔。多くは節足動物や軟体動物に似た体構造をもち、本能に従った単純な行動しかできない。戦闘用というより、惑星上の生物資源を捕獲し、食品へと加工するための生物である。アマミツヨ上においても、未だにしばしば復活する事例がみられる。「天航船」遺跡にも、耐久卵が残されていることが多く、調査部隊と高い確率で交戦する。
 三龍戦騎RPGではごく普通にみられる敵NPCだが、生体熱線砲をはじめとする高性能火器をもち、ウツロヒ中のアラガミ師にとってはそれなりに強敵。



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2006.1.22 掲載 (C)MIKE SHIMIZU