●市街戦とは 人工的な環境である市街地での戦いには、野戦とは違う特徴があり、固有の近接戦闘技術が必要となる。 市街戦の特徴は、以下の通りだ。 ■遮蔽物が多いため、火器の使用や、機動が制限される。 ■高さのある建物から、トモガミ装甲の弱点である身体上部への攻撃を受けやすくなる。 ■遮蔽物が多いため、歩兵からの奇襲を受けやすくなる。 ■戦線が混乱しやすく、高度な指揮能力が要求される。 ■仕掛罠(爆弾)、地雷による脅威が大きい。 これらを表現するのが市街戦ルールである。 ●用語 市街地 市街地とは、人工的な建築物や施設が密集した場所を指す。 小さな村、洞窟内に築かれた基地、鉱山の坑道、水上市場、軍艦や大型船の甲板、大都市、いずれも市街地として扱う。 キズナ判定における環境修正としては、便宜上、「草原」として処理する(従来通り)。 大型キャラクター 歩兵に比べて大きなトモガミ・車両を指す単語。建物に入る事が出来ない大きさのキャラクター。車両は勿論、ダガン、星覇、テダ・ハベル以外の種属のトモガミは、すべて大型キャラクターである。 小型キャラクター 三龍人やファーグニル人と同程度の、いわゆる等身大のキャラクターを指す単語。かつての地球人サイズ。屋内に入る事が出来る。ダガン、星覇、テダ・ハベルは、トモガミも小型キャラクターとして扱う。 建物 市街地を構成する単位。建築物。 大型キャラクターは市街地そのものに立ち入ることは出来るが、個々の建物に入ることは出来ない。 無理に入ろうとすると、建物が壊れるか、大型キャラクターがダメージを受ける。GMが決定すること。 例えば、恐竜は、大型艦の甲板上に立ち入る事は出来るが、司令室や船室に入ることは出来ない。 しかし、特に大きな倉庫や、そもそもトモガミ用の建物であるシンテツ格納庫や竜舎などの建物の場合、この限りではない。 ●騎乗と下竜 大型キャラクターから分離した小型キャラクターは、小型キャラクターとして扱われる。 恐竜から降りたアラガミ師、戦車から下車した戦車兵などがこの例である。 市街戦では下車戦闘のほうが有利な場合もあるため、ここに記載しておく。 もっとも、アラガミ師やシンテツ兵の場合、下竜(下車)すると、ゲキの防御力が対人ダメージ水準に低下する上に、トモガミが自律行動することになり、プレイヤーの思惑通りに動いてくれるかどうかはキズナ判定の結果次第となる。慎重な判断が必要だ。 大型キャラクターへの乗り降りは、戦闘中は主動作として処理する。 ●味方キャラクターを盾とする 下竜(下車)した小型キャラクターのうち、徹甲防御力をもたない者(アラガミ師のゲキ等)は、手近な大型キャラクターを障害物として利用することで、そのキャラクターの徹甲値防御力を得る。下車戦闘においては重要な戦術だ。 詳しくは、障害物ルールの「大型キャラクターを盾とする」を参照のこと。 ●市街戦と空対地戦闘 市街戦における修正が加えられるのは、地上にいるキャラクター同士の戦いのみであり、空戦や、空対地戦闘においては修正はない。 したがって、市街地にたてこもった目標を空から攻撃するのは、良い戦術である。 ●市街戦における修正 市街地において生じる各種の修正について記述する。 本項においていう「不利な修正」とは、判定値に−1〜−6の修正を受けることである。 ある市街地にキャラクターが最初に立ち入る際、市街の状況からGMが数値を決定するか、1Dの結果を適用し、修正値を決定すること。 同じ場面では、修正値は統一すること。 この修正は、キャラクターの「環境」に関わらず、一律に適用される(キャラクター本来の環境修正は適用しない)。 これは、市街地が人工環境であるという特殊性に由来する。 例えば、大都市の表通りや、整備された運河などの場合、修正値は−1〜−2程度だが、 未整備の繁華街や、増改築を繰り返した大型艦の甲板上などは、修正値−3〜−6にもなるだろう。 ■大型キャラクターは、「動」および「知」の判定値に、「不利な修正」を受ける。 したがって、警戒、主導権、罠の発見、機動処理、射撃、捜索などの各判定において、市街戦では大型キャラクターは不利である。 ■奇襲 小型キャラクターから大型キャラクターへの奇襲が成功した場合、奇襲成功時の最初の一撃は、大打撃値が1点、低下する。 ■射撃 射程「遠」の火器は、市街戦においては使用できない。但し、曲射兵器はこの限りではない。 ■損害賠償! 市街戦において障害物を利用した結果、障害物がダメージを受けたり破壊されたりすると、キャラクターは、障害物が受けたダメージ点×10万リンを、障害物の所有者に支払わねばならない。所有者との交渉判定に成功すれば、支払いを免れたり、賠償額を減額してもらえる可能性もある。 |
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