三龍戦騎


ヌエビト

ヌエビトと、化龍の一種・火炎地竜

 「ご主人様は、わたしが守ります!」
 ――ヌエビト

 ●1、ヌエビトとは
 かつて、アマミツヨ全土に先住民族として分布していた小型獣人タイプの汎用戦闘種属。身体に小型生体兵器「ムシオニ」を装備することで、様々な戦況に対応できる。身長は120センチていど、体幹部は白色の短毛におおわれ、四肢と額には、ムシオニ装着用の「ムシオニ装火点」組織が装備されている。このムシオニ装火点が、まる で昆虫の外殻のようにみえるため、哺乳類と甲殻類が入り混じっているように見え、ヌエビトと呼ばれるようになったという。

 ヌエビト自身、後から創造(されたといわれる)アラガミ師や星覇といった種属に比べると、それぞれの専門分野では後発種属に及ばず、次第に他種属に生活領域や職域を奪われていった。遺伝子的にも、<伝道者>によって他種属の支援兵器としての再調整が加えられたと推測されており、中世初期以降、ヌエビトは、他種属の支援兵 器として、奴隷として扱われてきた。近代以降、共榮圏では奴隷制が廃止されたが、地方ではまだまだヌエビトが奴隷として売買されていることが多い。同胞を奴隷売買から救うのは、ヌエビトPCの仕事である。

 ●1−2、ヌエビトのトモガミ「化龍」
 ヌエビトのトモガミは、化龍(けりゅう)とよばれる戦術生物で、かつて恐竜の遺伝子などから<伝道者>によって創造された生物であるとされる。かつての地球の神話におけるドラゴンや龍神に似た戦闘爬虫類で、単体では中型恐竜よりも強力だが、龍化能力をもたず、また繁殖能力が低いため個体数が増えず、結局は主力兵器としての地位をアマミツヨ恐竜にとってかわられた。大出力電磁兵器や竜紋を使用できない点も、アラガミや蘇竜機に比較した場合の欠点である。
 化龍は、陸戦を得意とするもの、空戦を得意とするものなどに種が分かれている。それぞれに対応した特殊技能を多く持つ点が特色である。化龍も、ヌエビト同様、専用のムシオニを装備することで多彩な戦況に対応できる。化龍のムシオニは技能で表現されており、これを「ムシオニ技能」という。ムシオニ技能は装備扱いなので、取得すると「重さ」が加算される。

 ●1−3、化龍の搭載重量制限
 化龍の装備の重量制限は「体」の二倍である。
 装火点は一箇所。ただし、ムシオニ武器を装備しても装火点は消費せず、通常の火砲との併用が可能。

 ●2、ヌエビトの文化
 他種属の支援をおこなう汎用戦闘種、という遺伝子レベルでの戦略的位置づけが、ヌエビトの性格や文化に色濃く反映されている。ヌエビトは、特定のリーダーの下での統率された集団行動を好み、単独での行動や、主体的な行動は苦手である。自らが誰かの身代わりとなって攻撃を受ける盾となったり、自分がダメージを受けることで (他者の)和魂を回復させたりする特性をもっている。武魂や生命を他者に送ることもできる。何より、誰かに奉仕することを生きがいとする文化をもつ。
 このため、帝国政府によって自治区を与えられたにもかかわらず、なかなか独立運動が進まないし、種としての社会的地位も向上していない。都市部では奴隷として扱われるヌエビトは減少傾向にあるが、いまなお、家事手伝いなどの名目で、奴隷同様の奉仕を強いられている……というよりも、それを望んでいるヌエビトが多いといわ れる。
 ヌエビトが仕えるリーダーは「鵺匠」(ぬえじょう)と呼ばれ、これに従属するヌエビトを「奉鈴」という。通常、鵺匠は一度決定したら一生変更されない。少女ヌエビトがウツロヒの旅にでるのも、自分が生涯仕えるのにふさわしい「鵺匠」を見つけることが主な目的である。PCヌエビトは、パーティー内の特定のPC一人を鵺匠として指定し、その者を「ご主人様」として支援する。
 相手が嫌がっていても、むりやり誰かを鵺匠として付き従うヌエビトも多い。これはこれで相手も迷惑である。アラガミ師と結婚したら、ヌエビトの一家もぞろぞろついてきた、という話はよく聞かれる。

 ヌエビトは、特定の鵺匠の家系に代々奉仕するものが多い。彼女らは衣服を着ないが、民族衣装? として、色々な形状の鈴を装備することを好む。この鈴には、鵺匠の家名を刻印する。上流階級に長く仕える伝統的なヌエビト家系ほど、鈴をたくさん下げていたり、大きな鈴を身に付けている。鈴は、ヌエビトのステータスなのである。鵺匠となる種属に制限はなく、ヌエビトに他のヌエビトが仕えることもある。

 ヌエビトは後発のアラガミ師などに押され、古代から近世にかけて、多くの地域で戦奴や奴隷として他種属に奉仕することを余儀無くされた。奴隷制が廃された今では、三龍帝国西方海域に<西桃海自治区>をもつが、ヌエビト自身に独立の気概がないため、生産性が低く、犯罪率の高い貧民街となってしまっている。今でもヌエビトは違法な人身売買の対象とされてしまうことが多く、その取締りにアラガミ師などが出動することが多い。また、ヌエビトはガルナス・ダガンの萌え対象の一種でもあり、天魂に仕えるヌエビトが最も珍重されるという。

 ●2−2、生物学的特徴
 成長速度や寿命は、アラガミ師と同程度である。ウツロヒに出る個体の年齢も、アラガミ師同様、思春期であることが多い。鵺将を定めたヌエビトは、年頃になると同じヌエビトの配偶者を探し、鵺将に仕えつつも婚姻し、子をなすことが多い。女性の妊娠期間は約4ヶ月で、たいてい一回の出産で3人の子供を生む。代々ひとつの家系に仕えることが、ヌエビトの誇りである。ただ、従来の家系の新たな奉鈴となるのは、子供の中でも最も実力のある者(鵺将によって、「実力」の意味するところは異なる)で、他の子供は外に出て他の鵺将を探すことも多い。

 ●2−3、ヌエビトの立場
 ウツロヒに出てPCとなるのは、若いヌエビトと化龍である。これまでの自分の家系とは違う新たな鵺将を探したり、あるいは、自分の家系の鵺将に奉仕していくのに必要なだけの社会経験を積むのがその目的だ。配偶者をウツロヒ中に決めることもままある。鵺将とされる種属に限定はないが、社会的地位や、戦闘能力の点からいって、やはりアラガミ師が人気である。
 もっとも、近年は、鵺将に奉仕するといっても年中同居している者ばかりではなく、一週間のうち数日だけ鵺将の自宅を訪れるとか、作戦行動中のみ行動をともにするといった者も増えてきている。
 他の種属同様、ウツロヒ中のヌエビトは、たいていは三龍帝国軍の教育部隊に所属して、ウツロヒのために実戦任務をこなしていくことになる。また、ウツロヒ宿で適切な難易度の仕事を斡旋してもらうことも多い。ヌエビトは、鵺将や、その仲間のために奉仕し、責任感が強いので、ウツロヒ宿でも信頼が高いという。

●3、ムシオニ
 ムシオニは、昆虫や甲殻類に似た、生きた追加戦闘装備である。太古の昔に<伝道者>が開発したと推測され、現代の技術では、ギョクガセ属以外には、ほとんど養殖や品種改良は不可能である。ヌエビトや化龍に装備して使用する。ムシオニの種別や特性は、「ムシオニ技能」として表現されており、ムシオニを取得するには、対応した技能を取得する必要がある。
 ムシオニは一種の寄生生物であり、装備すると、ゲキの場合は「和魂」が、トモガミの場合は装備可能な「重さ」総量が減少していく。ムシオニを装備しすぎて「和魂」が0になると、ムシオニに脳神経を侵され、発狂してしまう。ムシオニ技能を取得する際には注意が必要である(龍魂攻撃などをうけて0以下になった場合は、単に気絶するだけである)。キャラクターシートの「和魂」欄の横に、減少後の現在の和魂の値を記入しておくこと。(例:和魂15/10)
 化龍の場合は、化龍用ムシオニにはそれぞれ「重さ」があるため、トモガミの搭載可能重量制限に注意しなければならない。また、使用すると「生命」を消耗するムシオニも存在する。通常の火器を取得するか、ムシオニ装備を取得するかで、化龍の戦術が変化する。

 化龍は、アラガミ恐竜用のムシオニを装備することもできるが、その逆はできない。

 ムシオニは、いつでも取り外しが可能である。一種のムシオニを安全に取り外すには、清潔で落ち着いた場所で、1時間の作業を要する。ゲキからのムシオニ取り外しには判定は不要だが、トモガミからはずす場合は、判定が必要で、特殊キズナ判定による。これに失敗すると、ムシオニの取り外しはできなかったことになり、また時間を消費して判定をしなければならない。

 ムシオニを除去すると、当該ムシオニによる判定は行えなくなるが、技能そのものは失われない。ムシオニは宿主にあわせて神経系などが最適化されるので、適切な培養瓶にいれて保存しておけば、いつでも再装備できる(ライフルを持っていなくても、携行火器技能自体は消滅しないのと同じ)。

 ムシオニを除去すると、当然、その分の和魂減少は回復し、装備重量も軽減される。任務にあわせてムシオニを選択するのが理想的である。取り外したムシオニについては、キャラクターシートの技能の横にでもその旨を付記しておくこと。

●4、ヌエビトの支援能力
 ヌエビトは、自分がダメージを受けたとき、最終ダメージ値に等しい「和魂」を、仲間一人または鵺将に与える技能をもつ。自分が傷を負うことで、味方の士気・戦闘意欲を高める能力を持つのである。また、自分の「生命」や「和魂」を任意に削り、鵺匠や仲間に送る技能をもっている。また、鵺匠に対しては、武魂を送ることも可能である。このほか、万能治療技能や、家事技能などをもち、幅広い友軍支援が可能。

●5、武魂発動〜「完璧な奉仕」
 ヌエビトは、キズナ判定のほか、「鵺匠に誉められる」ことでも武魂を取得できる。ただし、大規模災害から鵺将を救い出したとか、交渉において特に重要な情報を鵺匠や仲間に与えたなど、それなりに重要な行動をとって誉められることが必要である。なんでもないことや日常会話で誉められても、武魂は取得できない。GMが決定すること。これにより与えられる武魂は通常は1点であるが、功績が大きい場合は、2点以上を与えてもよい。
 武魂を発動すると、鵺匠に対して「完璧な奉仕」が可能となる。これは、鵺匠と龍魂連結を行い、神経系統を無線連結することにより、鵺匠の行動を効率的に支援する行動である。
 武魂を1点消費することで、鵺匠の判定値に+1Dすることができる。対象とできる鵺匠の判定は、種属専門技能をも含むあらゆる判定に及ぶ。また、1回の判定に加算できる武魂は、最大で2点までである。
 武魂の二点消費で「完璧な奉仕」を行い、6のゾロ目が出た場合、その判定は自動成功したものとする。または、判定値+12としてもよい。ヌエビトが選択すること。
 「完璧な奉仕」は、鵺将が視界内にいないときでも行える。高められた龍魂による重力波通信システムにより、鵺将が奉鈴キャラクターから半径10キロ以内にいれば、いつでも「完璧な奉仕」が可能である。このとき奉鈴キャラクターは、鵺将の感覚を自分のもののように感じる。
 「完璧な奉仕」を行うとき、ヌエビトは、神経接続によってこの上ない歓びを感じ、恍惚とした叫びを上げる。一方的にこの行動を行うと、鵺匠に嫌がられるかもしれないので注意が必要。

 しかし、鵺将の同意を得なくとも「完璧な奉仕」は可能なので、緊急の場合にはいちいち同意を得る必要はない。そもそも自己陶酔的なヌエビトなら勝手に「完璧な奉仕」を行うことも多い。
 戦闘中、「完璧な奉仕」を行う場合、ヌエビトは1ターンの行動を消費する。効果は、「完璧な奉仕」発動後の鵺将の行動に適用される。効果の適用を早めたり遅らせたりすることはできない。

 ●6、キャラクターの性別
 ヌエビトPCの性別は、必ず女性となる。外見的には、ヌエビトの男女は大した差異はないが、男性は龍魂が低く化龍に騎乗できないため、PCにできない。中世においては、たいていヌエビト女性は戦奴とされ、男性は事務職の奴隷とされることが多かったという。

 
トモガミ

化龍


 ヌエビトのトモガミは、四頭竜、飛竜、地竜、天竜、いくちの5種に分類される。いずれもムシオニを装備可能な点が特色である。また、それぞれの種しか装備できない特殊技能がある。

【火炎地竜ヨロイカエンリュウ】(初期トモガミ)
 代表的な地竜。がっしりした胴体に、筋肉の発達した四肢と長大な尾を備え、高い生命力と白兵戦能力をあわせもつ。恐竜同様の直立四足歩行により、機動性も高い。鎧のように頑強な角質鱗を有する。口部から放たれる高熱の火炎は、歩兵などの軟目標にとっては大きな脅威である。もっともヌエビト社会でよくみられる地竜で、安定した陸戦能力から、本種に乗るヌエビトは、多くの鵺将に好まれる。軍用のほか、民間でも、警備用、運送用などに幅広く利用されている。「火炎虫」を生まれつき装備している。野生では、草原で小規模な群れをつくる。
 化龍綱・地竜目・火炎地竜科
 年代:白亜紀前期
 環境:草原
 分布:西桃海諸島
 体長:12m
 知5、体6、動3
 キズナ難易度:13
 生命:25
 食性:肉食性
 白兵戦ダメージ:5、大打撃あり
 防御力:+1
 備考:「火炎虫」技能1を取得済み(重さ0として扱う)

【四頭竜シズオロチ】(初期トモガミ)
 四本の首をもつ大型化龍。感覚器が分散されることで、死角が少ないという。複数の脊髄を有する胴体は幅広でがっちりしており、歩き方は腹ばい(爬行性)で、四足歩行する。やや原始的な化龍で、地竜に比べると動作は鈍い。そのかわり、多彩な毒分泌線や再生能力をもつ。また、頭部(に似たムシオニ)を追加装備することで、攻撃の威力を高めることができ、拠点防衛用や、重戦闘用に人気がある化龍である。四頭竜に騎乗するヌエビトは、代々戦奴だった家系が多い。地竜類に比べると、やや湿気の多い場所を好む。地竜と同じく肉食性だが、魚食性が強い。森林地帯などに、単独で縄張りをつくって暮す個体が多い。クリュウを連想させる不気味な外観のため、アラガミ師には受けが悪いが、協調しやすい種といわれる。
 化龍綱・八頭竜目・四頭竜科
 年代:ジュラ紀後期
 環境:森林および河川
 分布:西桃海諸島
 体長:14m
 知6、体7、動1
 キズナ難易度:12
 生命:22
 食性:肉食性
 白兵戦ダメージ:7、大打撃あり
 備考:「火炎虫」技能1を取得済み(重さ0として扱う)

【飛竜イナズマ】(初期トモガミ)
 翼を持ち、飛行能力に秀でる化龍。空力学的に洗練された細長い体躯に、翼、安定翼、生体ジェット器官を備える。この生体ジェット器官は龍魂体によりエネルギー源の大部分がまかなわれ、安定した大出力運用が可能である。地上では、貧弱な二本の脚で移動するが、陸上の機動は得意ではない。ムシオニの選択によっては極超音速で飛行することすら可能で、帝国域で重要な航空戦力とされている。任務によって、高高度邀撃竜、対地・対水上攻撃竜などに装備が細分化される。高速飛行時は、空気抵抗を抑えるため、ゲキは体内の化宮(けぐう)に搭乗し、感覚協調率を飛躍的に高めて騎乗戦闘を行う。ムシオニの換装によって多様な任務に対応できるとはいえ、習熟度の問題から、通常は、代々、特定の航空作戦に特化した飛竜が用いられることが多い。肉食性だが、歯がほとんど退化しており、小動物を好んで捕食する。野生では広大な縄張りを巡回飛行し、繁殖期には、同種のオスどうしで激しく空戦を行うこともある。化龍のなかでも繁殖効率の悪い種で、遺伝子的な均一化が進み、個体数が著しく減少している。
 化龍綱・飛竜目・飛竜科
 年代:ジュラ紀後期
 環境:草原
 分布:西桃海諸島
 体長:19m
 知5、体5、動7(地上では動判定値−5)
 キズナ難易度:14
 生命:20
 食性:肉食性
 白兵戦ダメージ:3
 備考:「制空王」技能1を取得済み(重さ0として扱う)
 【キズナレベル3で天竜オボロミズチに戦適可能】

【天竜オボロミズチ】
 気象制御、惑星改造用に試作されたといわれる特殊な化龍。気象制御能力を有し、ムシオニもそれに特化している。対流圏内での水分子、熱量変換、気流計算などを行うため、本種は脳容量が特に大きい。細長い騎体に、2対の細い脚、たてがみと角のある頭部を有する。本種の龍魂体は若干ながら重力制御が可能で、本種は翼をもたないにもかかわらず、常に低速で空中を移動する。このため、機動時に、不利な地形修正を受けない。この低速での空中移動は、恐竜の徒歩程度の速度であり、空戦が可能なほどの速度・高度ではないかわりに、生命消費はない。このときの最高飛行高度は10メートルほど。戦闘用ではないためか、個体数は多くはない。気象を操る神秘性から、他の化龍とは別格の存在とされ、地方によっては神聖視されることもある。性質はおとなしく、戦闘を好まない。進化した龍魂体をもち、消化器は完全に退化している。 飛竜イナズマからの戦闘適応種である。
 化龍綱・飛竜目・天竜科
 年代:ジュラ紀全般
 環境:草原
 分布:西桃海諸島
 体長:25m
 知7、体5、動4
 キズナ難易度:16
 生命:27
 食性:―
 白兵戦ダメージ:2
 備考:本種に戦適すると、飛竜イナズマの専用技能は残るが使用不能になる。レベルアップ時、イナズマに戦適して戻ればまた使用可能になる。
 【戦適条件:キズナ3、前提種イナズマ】

【いくちアブライクチ】(初期トモガミ)
 水中戦用に開発されたといわれる水棲の化龍。脚はなく、大蛇のような細長い身体をもつ。体表の微細な鱗の構造を顕微鏡的なレベルで変化させ、外観からは想像できない高い機動力を誇る。全長のわりに、体の直径は細いため、他のトモガミでは入り込めないような狭い場所にも潜入でき、隠密行動も得意である。必要に応じ、体表から油のような粘液を多量に分泌する。目は退化している。野生の本種は、<西桃海>の広大な海域を縄張りとし、その内部に知らずに侵入した船舶をしばしば襲撃するため、船員や、アガニに恐れられている。豪嵐の通過後などは、海中の餌が少なくなると沿岸の集落を襲撃することすらあり、野生の本種の調伏はウツロヒ中のヌエビトの重要任務のひとつである。肺呼吸を行い、陸上行動も可能だが、1日に1回は全身を水に浸さないと1D点のダメージを受けてしまう。本種に騎乗するヌエビトは多くはないが、海上護衛用として、そこそこ需要がある。
 化龍綱・イクチ目・アブライクチ科
 年代:修正なし
 環境:河川・海洋
 分布:西桃海諸島
 体長:20m、胴径70cm
 知4、体6、動5
 キズナ難易度:14
 生命:22
 食性:肉食
 白兵戦ダメージ:2
 備考:水中行動で不利な修正を受けない。最大潜航深度100メートル。音波探信技能【知】、水中聴音技能【知】を各1レベルで取得済み


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清水三毛 2005.11.