三龍戦騎


専門技能/ヌエビト

   注:ヌエビトは、各種の<蟲鬼>(ムシオニ)を自分の身体に寄生させることで、様々な特殊能力を得る。これを技能(ムシオニ技能)として表現しているため、ヌエビトがムシオニによる技能を取得した場合、自動的にムシオニを身体に寄生させることとなり、「和魂」の最大値が減少する。あまり多くのムシオニを寄生させすぎると和魂の最大値が0以下になり、脳死状態に陥ったり、発狂してしまう。通常は龍魂攻撃などで和魂が0になった場合は気絶するだけだが、ムシオニは、使用者の脳神経を著しく損耗させるのである。
 ムシオニ技能は、取得後、ムシオニを取り外した場合でも、技能自体は消滅しない。

【ゲキ技能】


 <体力系技能>

 白兵身代わり【体力】
 味方が白兵攻撃を受けた場合、本技能により白兵戦防御判定に成功すると、すばやく味方の盾となってダメージを引き受けることが出来る。射撃武器については行えない。1ターンに身代わりできる回数は、技能レベルに等しい。

 蟷螂剣【体力・ムシオニ】
 トウロウけん。対人レベルの白兵戦にて使用できるムシオニ技能。白兵戦技能を本技能で行うことが出来る。素手での白兵戦破壊力が対人・火弾ダメージ3+技能レベルに向上。また、大打撃が生じる。巨大な爪のような形状の蟲鬼で、腕に寄生させる。片手がカマキリの前脚状、すなわち鎌状に変化するため、武装していることが誰にでもわかってしまう欠点がある。和魂の最大値−2.

 爪牙剣【体力・ムシオニ】
 拳や爪先に隠し武器として鋭利な爪を収納しておくムシオニ技能。通常状態では武器を携帯していることを悟られない。戦闘時、瞬時に飛び出して使用可能状態になる。白兵戦判定を本技能で行うことができる。ダメージは対人・火弾1+技能レベル、大打撃あり。和魂最大値−2.

 鎧モドキ【体力・ムシオニ】
 防御力を上げるムシオニ技能。白兵戦の防御判定にも使用可能。また、技能レベルをゲキ防御力に加算できる。属性は対火弾。背面などに暗色の甲虫に似たムシオニを寄生させる。和魂最大値−技能レベル

 地もぐり【体力・ムシオニ】
 土木工作を行うムシオニ技能。ケラの前脚のようなムシオニを腕に装備することで、地中潜航が可能になる。掘り進む速度は、技能レベル×1メートル/1時間。潜航中、地もぐり判定に失敗した場合、落盤により深度メートルに等しいダメージを受ける。また、塹壕などの陣地構築にも多用される技能で、これをもつヌエビトは、工兵として活躍することが多い。和魂最大値−2.

 爆熱ヌエ汁【体力・ムシオニ】
 催涙効果のある刺激性の液体を発射するムシオニ技能。白兵戦技能として使用する。有効射程も白兵戦距離のみ。白兵攻撃として命中した場合、目標は、10分の間、激しく咳き込み、目鼻がきかない状態になる。その間、戦闘や会話などの知的な行動は不能になる。この臭気は2、000メートル離れた場所でも識別できるほど猛烈である。尾の先端に小型ムシオニを寄生させる。外見は変化しない。1日に1回しか発射できない。和魂最大値−2.

 蝎毒【体力・ムシオニ】
 かつどく。尾の先端に備えた針で毒液を目標一体に注入する技能。神経と筋肉組織に作用する強力な毒素である。白兵戦技能として使用する。本技能は装甲や皮膚の隙間を狙うことが前提とされており、目標が防具をつけていても有効である。白兵攻撃命中時、目標は【難易度10+本技能レベル】を目標値とした「体」抵抗判定を行い、失敗すると、技能レベルに等しいダメージを受ける。このダメージは防具により軽減されない。毒液の影響は技能レベル×1時間続き、その間、目標は「魅力」以外の判定値全てに「渇毒」技能レベルに等しいマイナス修正を受ける。尾の先端に小型ムシオニを寄生させる。外見は変化しない。和魂最大値−4.

 厭気虫【体力・ムシオニ】
 えんきちゅう。青臭い不快な臭気を放つ技能。本技能による判定(通常は難易度は「普通」)に成功すると、技能レベル×30分間、他の生物――大型恐竜ですら――が近寄らなくなる。また、その間、「魅力」−4.小型ムシオニを皮膚の任意の箇所に埋め込むだけなので外観は変化しない。和魂最大値−2.

 魂吸蟲【体力・ムシオニ】
 まぶいきゅうちゅう。敵の体内に、和魂を吸収する寄生虫の卵をうみつけるムシオニ。お尻に産卵管を装備する。本技能で白兵攻撃を行い、命中すると、ダメージはないが、1ターン後に目標の体内で卵が孵化し、1D+技能レベル点の和魂を目標から吸収する。吸収した和魂は、ゲキまたは、ゲキが指定する他の人物に転送できる。和魂最大値−3.

 潜海虫【体力・ムシオニ】
 水中行動を容易にする技能。本技能による判定に成功すると、水中行動にともなう不利な修正を全判定値−1に軽減させることができる。一回の判定には10分を要する。四肢には遊泳用のヒレと角質の毛が発達し、ゲンゴロウに似た形状を呈する。音波探信触角などの生体水中装備を備え、音波探信・水中聴音も可能になる。1時間のみ水中呼吸も可能になる。和魂最大値−5.

 <技術系技能>

 超家事【技術】
 あらゆる種属のあらゆる家事、身の回りの世話をする技能。家庭料理、掃除、子守など。日用品に関する知識も含む。

 魂の食事【技術】
 粗末な食材を使って、豪華ではないが、それなりに美味しい料理を手早く作る技能。料理の判定に大成功した場合、これを食した者は、ヌエビト属が背負ってきた悲劇性を知り、感動する。魂の食事とは、本来、ヌエビトが弾圧されていた時代、同属たちの間で、心のよりどころとなっていた臓物・雑穀料理をいう。

 射撃身代わり【技術】
 味方の盾となる技能。味方が銃撃された場合、本技能により敵の射撃達成値以上の達成値を出せば、すばやく味方の盾となってダメージを引き受けることが出来る。白兵攻撃についてはおこなえない。1ターンに身代わりできる回数は、技能レベルに等しい。その回数以内なら、1ターン中、何回でも身代わり判定を行える。

 守りの銃【技術・ムシオニ】
 拳銃・携行火器・砲術・水雷兵器の各技能の代用として使用可能な技能。戦奴隷としての長い奉仕の歴史が、ヌエビト特有の洗練された万能射撃技術を生み出したのである。知覚神経と運動神経の反応速度と神経伝達を強化し、照準精度を上げる。ただし、あくまで仲間や鵺将を守護するためにつかう技能なので、利己的、非人道的な目的には使用できない。和魂最大値−4.

 蝗脚【技術・ムシオニ】
 こうきゃく。ジャンプ力、キック力を強化するムシオニ技能。助走なしで、「技能レベル」×5メートルの跳躍が可能となる(1ターン消費)。また、5メートルほどの助走(1ターン消費)をした次のターンで、本技能による白兵攻撃判定に成功すると、空中からの蹴りによって「技能レベル」×2火弾対人ダメージを目標に与えることが出来る。着地時の衝撃を吸収する機構をそなえる。通常の蹴りのダメージも強化され、火弾対人3ダメージとなる。主に脚に寄生させるムシオニだが、全身の筋肉に影響が及ぶため、和魂への負担が大きい。和魂最大値−6.

 奏楽【技術・ムシオニ】
 美しい音色の音楽を奏でる技能。透明な羽のようなムシオニで、背中に装備する。交渉判定に使用し、成功すると、いきりたっている相手の心を落ち着かせ、激しい感情によるマイナス修正を打ち消す効果がある。逆に、不快な音を発することも出来る。和魂最大値−3.

 飛翔甲【技術・ムシオニ】
 飛行能力をゲキに付与するムシオニ。本技能をもつ者は、通常の大気状態であれば判定不要で、飛行することが出来る。飛行速度は技術×100キロ、一時間飛行するたびにゲキの「生命」−2.一時間以下の飛行であっても、規則上、一時間飛行したものとみなす。離着陸時、滑走は不要。背面、肩などに、甲虫に似た生体ジェットエンジン型ムシオニを寄生させる。和魂最大値−6.

 隠密甲【技術・ムシオニ】
 隠密行動能力を高めるムシオニ。身体の主要部分に装備し、消音効果を高める。全身の色彩を隠蔽色とし、同時に体表の赤外線放射を低下させるため、光学的手段に対する隠密判定にも使用できる。和魂最大値−4.

 風百足【技術・ムシオニ】
 かぜむかで。 機動性を高めるムシオニ。判定に成功すると、以後4ターンの間、移動距離が通常の二倍になる。防御時にこれを行うと、その素早さのため、敵の攻撃判定値−2。和魂最大値−4。

 絡み足【技術・ムシオニ】
 垂直な崖や、天井などでも歩行できるようになるムシオニ。手足に蝿のようなムシオニを装備する。粘液と細かい棘により、不整地での戦闘時に不利な修正を受けなくなる。また、指で物の味が分かるようになる。和魂最大値−3.

 ツナワタリ【技術・ムシオニ】
 粘着性の丈夫な糸を発射するムシオニ。尾の先端に装備する。一瞬で技能レベル×5メートルの糸を発射できる。先端を何かに付着させ、その上を歩いたり、自分が糸にぶら下がったりすることも可能。おおむね2トンまでの重さに耐える。この技能で敵を拘束するときには、白兵戦判定による。拘束された敵は、毎ターン、ヌエビトと白兵戦技能による対抗判定を行い、勝たないと脱出できない。

 <知性系技能>

 じっとがまん【知性】
 困難や苦痛に耐える技能。苦痛の種類は、肉体的なものだけでなく心理的、状況的なものも含む。拷問などに対しても使用できる。ヌエビトは、長い弾圧の歴史の中、こうした技術を発達させてきた。<根性>判定についても、この技能を使用できる。本技能をもつ者はヌエビトの中でも特に我慢強い。本技能は、武魂発動時に声を出さずに我慢する根性判定にも使用できる。

 裏世界史【知性】
 公にされていない歴史事実についての知識。例えば、隠蔽された大規模な戦争犯罪など。長きにわたり、多種属に隷属してきたヌエビトならではの技能。ヌエビトは、公言はしないが、実は思いもよらないことを密かに知っていたりする。

 ヌエビト学【知性】
 ヌエビト自身についての文化、歴史、言語についての詳しい知識。

 ヌエビト舞踊【知性】
 ヌエビト独特の伝統芸能。彼女らの味わってきた労苦や悲劇性の高い歴史を唄い、踊りを見せる。静かな旋律が特徴で、見聞きするものの精神を鎮める効果がある。

 準備万端【知性】
 鵺将が必要とする品物を、あらかじめ準備して持っていたことにできる技能。その品物がありふれた物だったり、日ごろ鵺将がよく使っている物ならば難易度は「普通」以下だが、そうでなければ難易度が上昇する。

 ムシオニ学【知性】
 ムシオニ全般に関する知識。生物学のみならず歴史、文化面など広範な知識を含む。アラガミ師がつかうムシオニについての知識も含まれる。

 筒もどき【知性・ムシオニ】
 視力をはじめとする知覚力を増幅するムシオニ。索敵、調査、観察に幅広く用いることができる。また、赤外線視覚を得るため、本技能をもつものは低光量修正を受けない。頭部に長い触角と幾つかの単眼、複眼を追加する。和魂最大値−4.

 万能治療【知性・ムシオニ】
 生物だけでなく、シンテツや蘇龍機も治療できる万能医療技能。細菌なみに小さい微小ムシオニを体内に貯蔵し、治療に用いる。治療判定に成功すると1D+技能レベル点、目標の生命が回復する。1ゾロを出した場合、治療対象が微小ムシオニの暴走により分解され、灰色のどろどろした塊になってしまう。10分間すると微小ムシオニの安全装置が働き、対象は元に戻る。和魂最大値−2.

 ギョクガセ文化【知性・ムシオニ】
 ギョクガセと交渉するための技能。体の任意の箇所に、ギョクガセの言語となる液体を分泌する腺や発光器官を装備し、マイナス修正なしでギョクガセとの交渉を行えるようになる。ギョクガセ属についての知識も含む。和魂最大値−3.

 <魅力系技能>

 鵺なごみ【魅力】
 愛らしいしぐさ、滑稽なしぐさで周囲の人間を強力になごませる技能。いきりたっている対象を鎮めるために使用する。交渉判定で用いることもできる。多数人に対しても修正なしで使用可能。

 元気を出して【魅力】
 落ち込んだ者をなぐさめ、立ち直らせる技能。交渉判定で使用する。

 おねだり【魅力】
 愛らしいしぐさや口調で、自分の望む品や結果を得るための技能。交渉判定で用いる。

 どじっこ【魅力】
 自分の犯した失敗を、可愛い笑顔や話術でごまかす技能。交渉判定で用いる。同じ相手に多用すると信頼を失うことがある。この技能をもつ者はヌエビトの中でも腕利き(?)のどじっこである。

 さよならご主人さま【魅力】
 自らの生命と引き換えに鵺将を救う技能。状況や原因を問わず、死亡しつつある鵺将を安全、かつ一瞬で救命できるが、実行すると、自動的にキャラクターは死亡する。鵺将の全身がバラバラにならない限り、即死状態の鵺将をも救える。判定は不要で、宣言のみで使用可能。そのため、技能レベルは記入せず、成長もしない。

<龍魂系技能>

 和萌え【龍魂】
 なぎもえ。自分がダメージを受けたとき、最終的に受けたダメージに等しい「和魂」を、仲間一人または<鵺将>に与える技能。これを行っても自分の和魂は消費しない。仲間に対して行う場合、難易度判定に成功する必要があるが、鵺将に対しては、判定不要で、任意に和魂を与えることが出来る。ヌエビト自らの負傷を仲間に見せつけ、仲間の士気を上げたり、正気度を高めたりする行為である。この行動には1ターンを消費する。仲間の憐憫を誘うロールプレイをすること。

 和魂移し【龍魂】
 自分の和魂を削り、削った点数に等しい和魂を、仲間一人または鵺将に与える技能。戦闘中、激しい議論中など、キャラクターが精神を集中し辛い状況下において「和魂移し」を仲間に対して行う場合、難易度判定に成功する必要があるが、鵺将に対しては判定不要で和魂を与えることができる。精神を集中できる状況下なら、対象が誰であっても判定は不要。この行動には1ターンを消費する。

 マブイ移し【龍魂】
 自分の「生命」を削り、削った点数に等しい生命を、仲間一人または鵺将に与える技能。仲間に対して行う場合、難易度判定に成功する必要があるが、鵺将に対しては判定不要で生命を与えることができる。自分の細胞内の龍魂体を激しく活動させることで、味方の代謝率を向上させるのである。この行動には1ターンを消費する。トモガミについてもこの技能を使用することが可能で、その場合は自分のトモガミの「生命」を他者のトモガミに与えることになる。

 武魂移し【龍魂】
 自分の武魂を削り、削った点数に等しい武魂を、鵺将に与える技能。自分の鵺将以外に対しては行えない。自らの精神を落ち着かせ、鵺将の戦意を高める簡単な詩を詠唱し、ヌエビト舞踊をかいま見せる儀式が必要で、この行動には1ターンを消費する。難易度判定が必要だが、失敗した場合は自分の武魂を消費しない。

【トモガミ技能】


 <体系技能>

 白兵身代わり【体】
 味方トモガミ・車輛が白兵攻撃を受けた場合、本技能により白兵戦防御判定に成功すると、すばやく味方の盾となってダメージを引き受けることが出来る。射撃武器については行えない。1ターンに身代わりできる回数は、技能レベルに等しい。

 ヒカリダマ【体・ムシオニ・重さ0】
 誘導兵器の照準をそらせる発熱弾や電磁鱗粉を放つムシオニ技能。誘導弾、ヤシャダマ火器による攻撃に対し、敵の攻撃達成値を目標として、防御判定を本技能で行うことができる。成功すればダメージは受けない。無誘導の砲弾やロケット弾に対しては本技能は用いることができない。30センチほどの小型甲殻類である。1回の判定で 生命−1.

 ワダツミノウロコ【体・ムシオニ・重さ2】
 一時的に水中行動を容易にするムシオニ技能。本技能による判定に成功すると、一時的に水中形態に変異し、水中行動にともなう不利な修正を全判定値−1に軽減させることができる。1時間のみ、水中呼吸も可能になる。本技能をもつトモガミは溺れ判定は不要。四肢などに遊泳用のヒレや鋭いウロコが生じる。音波探信触角などの生体水中装備を備え、音波探信・水中聴音も(技能レベル0で)可能になる。一部のヌエビト部族は、これを装備した化龍を海神の使いとして崇拝している。重さ2.

 草薙の尾【体・ムシオニ・重さ1】
 尾を甲殻で覆い、また筋力と骨格を増強することで、後方の敵を広範囲になぎはらう攻撃を可能とするムシオニ技能。自分の後方180度・10メートル以内の敵全てに対し、同時に白兵攻撃が可能である。ダメージ自体は通常の白兵攻撃と同じ。後ろ向きの攻撃となるが攻撃判定値に不利な修正を受けない。重さ1.

 衝角虫【体・ムシオニ・重さ1】
 衝角や攻撃用の牙をトモガミの任意の場所に生じさせ、これにより白兵戦を行うムシオニ技能。通常の白兵ダメージに、本技能レベルに等しい追加ダメージを加えられる。 重さ1.

 飢命吸蟲【体・ムシオニ・重さ2】
 がめいきゅうちゅう。敵の体内に「生命」を吸収する寄生虫の卵をうみつけるムシオニ技能。尾などに、鋭利な産卵管を装備する。本技能で白兵攻撃を行い、命中すると、1ターン後に目標の体内で卵が孵化し、1D+技能レベル点の「生命」を目標から吸収する。吸収した「生命」は、トモガミ自身、ゲキ、ゲキが指定する他の人物一人またはトモガミ一体に転送できる。生命点が0になった目標は、生死判定を行うこと。本技能は、シンテツや機械類に対しては使用できない。重さ2.

 緋色の死【体・ムシオニ・重さ1】
 <赤の嵐>を惹起したといわれる微細ムシオニを爪に共生させ、白兵攻撃で使用する技能。白兵戦の判定をこの技能で行える。対シンテツ・対車輛戦闘できわめて有効で、対シンテツ・蘇龍機・車輛・艦艇に対する白兵攻撃の火弾・徹甲ダメージ+5。ただし、本種を装備しているとわかった場合、シンテツ及びシンテツ兵との交渉判定値−5の修正を受ける。重さ1.

 ヤシャダマ白兵【体・ムシオニ・重さ0】
 衝角にヤシャダマをまとわせ、白兵戦をおこなうムシオニ技能。本種は衝角虫と共生関係にある節足動物であり、衝角虫技能を取得していないと取得できない。この技能で白兵攻撃に成功すると、衝角虫による追加ダメージを電磁属性にすることができる。1回使用すると生命−2.

 ほたるび【体・ムシオニ・四頭竜専用・重さ0】
 身体の代謝効率を高める微生物ムシオニ。本技能をもつ四頭竜は、キズナ難易度を目標として本技能による判定に成功すると、1時間でゲキとトモガミの「生命」が完全回復する。

 八頭乱牙【体・ムシオニ・四頭竜専用・重さ1/首1基】
 やづらんが。首を増やし、白兵戦能力を上げるムシオニ。技能一点ごとにトモガミの首(に似たムシオニ)が一本増える。本技能による白兵攻撃で大打撃が生じた場合、【技能レベル×2点の追加火弾・徹甲ダメージ】を自動的に目標に与える。このダメージは大打撃ダメージとは別個に加えられる。首で敵を捉えた後、残りの首による一斉攻撃を行うのである。首1本(技能レベル1)ごとに重さ1.

 蟲毒【体・ムシオニ・四頭竜専用・重さ0】
 こどく。目標の運動神経を麻痺させる毒腺を形成するムシオニ。牙のほか、爪や衝角に埋め込んでも良い。白兵攻撃命中時、目標は【難易度10+本技能レベル】を目標値とした「体」抵抗判定を行い、失敗すると「体」及び「動」に、本技能レベルに等しいマイナス修正を受ける。いずれかの能力値が0になった目標は行動不能になる。毎ターン抵抗判定を行い、成功すると回復するが、失敗すると効果が累積する。機械には効果がない。

 瘴気放射【体・ムシオニ・四頭竜専用】
 毒ガスを放つ技能。効果は<蟲毒>技能と同じだが、範囲は自分を中心に半径50メートルに及ぶ。重さ5。毒ガスは2ターン残り、範囲内にいる生物は、2回の対抗判定に成功しないと毒に侵される。使用すると生命−2.

 マブイ落とし【体・四頭竜専用】
 鎮静剤として機能する液を分泌する技能。爪や牙により使用。白兵攻撃命中時、目標は【難易度10+本技能レベル】を目標値とした「体」抵抗判定を行い、失敗すると、意識がもうろうとして戦意を失う。暴走した恐竜などを鎮めるのにも使える。10分に1回抵抗判定を行い、成功すると回復する。機械には効果がない。

 空中白兵戦【体・飛竜専用】
 空中で白兵戦を行う技能。翼や爪などで、戦闘機などを相手に殴りあう。本技能によれば、空中で白兵攻撃を行っても、失速・墜落しないですむ。

 防御戦甲【体・ムシオニ・地竜専用・重さ1】
 防御力を高める甲羅状、外骨格状のムシオニ。敵の攻撃を受けた際に本技能による対抗判定を行い、敵の攻撃達成値以上の値を出した場合、本技能レベルを装甲に追加できる。射撃攻撃に対しても有効。火弾・徹甲属性。重さ1.

 翼威嚇【体・ムシオニ・重さ1】
 派手な色の翼を装備し、敵を威嚇するムシオニ。目標は「根性」または「知」で対抗判定を行い、失敗すると迫力に圧倒され、戦意を失う。地竜・四頭竜は本技能を取得しても飛行はできない。その場合、威嚇専用の翼型ムシオニを装備することになる。有効範囲は目標が五感で化竜を認識できる距離内。重さ1.

 恐怖の咆哮【体・地竜専用】
 目標を恐怖させる圧倒的な咆哮を発する技能。目標は「根性」または「知」で対抗判定を行い、失敗すると戦意を失う。有効範囲は、目標が咆哮を聞き取れる距離内。

 炎薬師【体・天竜専用】
 ほむらくすし。太陽光などの熱エネルギーを吸収し、直接、身体を再生させる技能。日光浴では1時間で1点、生命を回復させることができる。判定に失敗すると回復しない。難易度は、通常は「簡単」。この技能をもつ竜は、火災、火炎放射などの通常の「火」によるダメージを技能レベル分、軽減できる。砲弾などによるダメージは軽減できない。

 木登り【体・いくち専用】
 樹木や崖を登る技能。粘液を分泌し、垂直に近い場所でも登ることができる。判定に失敗すると落下する。

 遠洋航海【体・ムシオニ・いくち専用・重さ1】
 沖合いや遠距離を航行する技能。装備すると各所にヒレなどが生じ、より水中行動に適した形態となる。この技能で、洋上で正しい針路を選んだり、豪嵐をのりきることもできる。重さ1.

 締めつけ【体・いくち専用】
 目標を締めつける白兵攻撃技能。本技能により攻撃が命中した場合、そのターンから毎ターン、目標は「体」や白兵戦関連技能で対抗判定を行い、失敗する度に、白兵攻撃ダメージを受け続ける。ダメージ自体は、トモガミの通常白兵ダメージと同じ。

 水中電撃【体・ムシオニ・いくち専用・重さ0】
 発電細胞を強化し、高圧電流を放電するムシオニ。装備するとトモガミの体格がたくましくなる。白兵攻撃として扱うが、水中では射程20メートル、陸上では射程は10メートルである。ダメージは火弾・徹甲4、電流の放電範囲は周囲360度であり、範囲内ならば友軍も被害を受ける。

 竜滑油【体・ムシオニ・いくち専用・重さ0】
 体表から濃厚な油脂を多量に分泌し、白兵攻撃をそらせるムシオニ。本種は脂肪細胞を活性化させ、トモガミに厚い脂肪層を形成する。白兵戦闘時、本判定で白兵防御を行える。また、受けた白兵戦ダメージを二分の一に減少させる。体表が油っぽくなる。この油には独特の臭気があり、肉食恐竜や海生爬虫類を遠ざける効果がある。ただし臭いので嫌われる。

 火炎斬縛【体・ムシオニ・いくち専用・重さ1】
 トモガミ体表に鋭い対装甲盾鱗を生じさせ、同時に脂肪を燃焼させながら高速で目標に巻きついて大ダメージを与える白兵専用ムシオニ。しめつけ攻撃において使用する。白兵ダメージ+火弾技能レベル。本技能による攻撃が命中した場合、そのターンから毎ターン「体」による対抗判定が必要で、失敗するたびに目標はダメージを受ける。1回使用するごとに生命−1.

 <動系技能>

 いくちすべり【動・いくち専用】
 陸上を高速で移動する特殊な機動技能。横ばいに素早く蛇行機動をおこなう。本技能により機動する場合、不整地でも移動距離・移動判定値・追撃判定値に不利な修正を受けない。本技能で敵の白兵攻撃を回避することもできる。

 制空王【動・ムシオニ・重さ1】
 全身を飛行に適した構造に改造し、翼と強力な生体ジェット・ロケット器官を付加するムシオニ。能力としては航空蘇竜機やプロペラ航空機の性能に匹敵する。飛行最高速度は動×200km/時、巡航速度はその二分の一である。戦闘行動半径は、各機の標準的な武装をほどこした状態で、動×200km。上昇限度は高度10km。1時間の飛行でトモガミ生命1点を消費する。ルール上、飛行時間がどんなに短くとも、最低1時間飛行したものと扱う。通常、離陸には最低50mの滑走が可能な平地が必要。舗装されている必要はなく、砂浜などでも離着陸可能。垂直離着陸を行う場合、滑走はまったく不要となるが、消費生命は2倍となる。飛行中の動は、とくに記されていない限り、陸上と値は同じ。飛龍、天竜は元々取得しており、重量負担もない。重さ1.

 超空王【動・ムシオニ・飛竜専用・重さ2】
 超音速飛行を可能とするムシオニ。可変後退翼を装備し、より高速での空中機動が可能。飛行最高速度は動×600km/時、上昇限度は高度20km。後は「制空王」と同じ。高度3km以下での超音速飛行は騎体への負担が大きく、飛行の難易度が「難しい」以上に高まる。重さ2.

 靂空帝【動・ムシオニ・飛竜専用・重さ2】
 れっくうてい。液体水素代謝系を有するスクラムジェット器官を騎体に生成装備し、極超音速飛行を可能とする高性能ムシオニ。衝撃波や、大気分子との摩擦熱に耐える頑強な騎体構造をトモガミに付与する。超音速巡航も可能で、航続距離も長い。実験機を除けば、これに匹敵するファーグニル軍航空機は存在しないといわれる。飛行最高速度は動×1300km/時、戦闘行動半径は動×400km。1時間の飛行でトモガミ生命2点を消費。上昇限度は高度50km。高度10km以下での極超音速飛行は騎体への負担が大きく、飛行の難易度が「難しい」以上に高まる。「靂空帝」は音速以上の飛行速度でしか機能しないため、本技能の取得には、前提として「超空王」が必要となる。重さ2.

 雷電【動・ムシオニ・飛竜専用・重さ1】
 高速で空中を直線的に飛行するムシオニ技能。大出力生体ジェット機関を備えることで、速力、加速度、上昇力が向上し、高速での一撃離脱が可能になる。追撃判定で使用する。また、本種を装備すると上昇限度+10km、最高速度+300km/時。局地的な邀撃戦向けで、過去の大戦では、無差別爆撃を行うファーグニルの重爆編隊に対し、本種を装備した化龍航空隊が邀撃戦闘竜として活躍した。重さ1.

 爬行翼【動・ムシオニ・飛竜専用・重さ0】
 地面、あるいは海面ぎりぎりを超低空飛行するためのムシオニ。低空気流感知触角、可変翼をもつ。 本技能を持つ飛竜は、低空での高速飛行においても不利な修正を受けない。また、本技能は、電探による索敵に対する隠密判定に用いることもできる。

 乱空鬼【動・ムシオニ・重さ0】
 近距離で敵機と空中格闘戦(ドッグファイト)をするためのムシオニ。騎体の加速度や機関出力は変化しないが、各部の自動空戦小翼、空力衝角、生体可変ジェットノズルなどを装備し、旋回性能や上昇性能を向上させる。有視界での空中戦において、敵に対し優位な位置を占め、有利に射撃を行うための技能。追撃判定では使用できない。重さ0.

 光将翼【動・ムシオニ・飛竜専用・重さ2】
 急降下し、高熱のプラズマ衝撃波で地上目標を広範囲に破壊するムシオニ。爆撃も本技能による。「超空王」を取得していないと装備できない。超音速での低空飛行判定に成功してからでないと、本技能による空襲は行えない。
属性:電磁
破壊力:6
射程:任意の一点(急降下爆撃の目標地点)を中心とした半径100メートル以内の全物体にダメージが及ぶ
弾数:無制限。1発ごとにトモガミの生命−3
運用難易度:12
重さ:2

 <知系技能>

 電探蟲【知・ムシオニ・重さ0】
 レーダー型ムシオニを装備する。電波による索敵を行う技能であり、接近する航空機などを感知できる。有効範囲は10キロメートル。本技能をもつキャラクターは、低光量修正を受けない。小型軽量。重さ0.

 身代わり被弾【知】
 味方の盾となり砲撃ダメージを引き受ける技能。友軍が砲撃された場合、本技能により敵の射撃達成値以上の達成値を出せば、すばやく味方の盾となってダメージを引き受けることが出来る。白兵攻撃についてはおこなえない。1ターンに身代わりできる回数は、技能レベルに等しい。その回数以内なら、1ターン中、何回でも身代わり判定を行える。

 擬傷行為【知】
 自分がトモガミとともに負傷したようにみせかけ、あるいは目立つような行動をとって、敵に自分を攻撃させる技能。戦闘時、自分のターンで1ラウンドを消費して判定を行う。本技能により、相手との「知」対抗判定に成功した場合、以後、戦闘終了まで全ての敵の攻撃が自分に集中する。

 87式対空機虫【知・ムシオニ・重さ2】
 大口径の連装生体機関砲。産卵管が変化した砲身から、高初速で砲弾を連射して弾幕を張るムシオニ。砲弾は無精卵が変化したもの。射撃も本技能による。索敵電探、自動追尾電探、旋回砲塔、砲座安定装置などを備え、目標が超音速や極超音速で移動する航空物体であっても、攻撃判定値に不利な修正を受けない。対地攻撃用にも修正なしで使用できる。三龍帝国軍がギョクガセ属に働きかけ、率先して開発を主導したムシオニで、やや重いが、地竜類部隊に重宝されている。
属性:火弾、連射、対空・対地
破壊力:5+爆風
射程:1、500
弾数:無制限。一ターンの連射ごとにトモガミ生命−1
運用難易度:11
重さ:2

 鬼火弾海星【知・ムシオニ・重さ1】
 おにかだんひとで。ミツリュウカダンヒトデの大型種で、赤外線誘導式の短射程誘導弾を産生する。射撃も本技能による。産生した誘導弾は、同時に最大6発まで騎体に装備できる。産生には、誘導弾一基あたり5分を要する。
属性:火弾
破壊力:12+爆風
射程:5,000
弾数:無制限。1発ごとにトモガミの生命−1
誘導値:2D
運用難易度:12
重さ:1

 火弾雲丹【知・ムシオニ・飛竜専用・重さ1】
 無誘導の生体爆弾を産生するムシオニ。爆撃も本技能による。誘導弾に比較して製造コストが安く、運用も容易。産生した爆弾は、同時に最大16発まで騎体に装備できる。産生には、爆弾一発あたり5分を要する。空中から投下するため、地上からは撃てない。一定高度以上から投下しないと爆発しない。
属性:火弾・対地専用
破壊力:12+爆風
射程:最低高度50/1,000
弾数:無制限。1発ごとにトモガミの生命−1
運用難易度:12
重さ:1

 雲霞海星【知・ムシオニ・重さ1】
 うんかひとで。ミツリュウカダンヒトデの変異種で、個別誘導式の多弾頭誘導弾を産生する。一発ごとの炸薬量は少ないが、同時に多数を発射し(斉射)、また近接信管を備えているため命中精度は高い。射撃も本技能による。産生した誘導弾は、同時に最大12発まで騎体に装備できる。産生には、誘導弾一基あたり5分を要する。
属性:火弾
破壊力:4+爆風(2回攻撃。1斉射で4発を消費する)
射程:900
弾数:無制限。1斉射ごとにトモガミの生命−1
誘導値:2D
運用難易度:11
重さ:1

 槍海星【知・ムシオニ・重さ2】
 ミツリュウカダンヒトデの大型種で、電波誘導式の中射程・空対空誘導弾を産生する。射撃も本技能による。空中戦専用で、地上からの射撃には使えない。目標とできるのも空中目標のみ。産生した誘導弾は、同時に最大4発まで騎体に装備できる。産生には、誘導弾一基あたり30分を要する。
属性:火弾・空対空
破壊力:13+爆風
射程:最低100/20,000
弾数:無制限。1発ごとにトモガミの生命−3
誘導値:1D+1
運用難易度:13
重さ:2

 鬼槍海星【知・ムシオニ・重さ4】
 おにやりひとで。ヤリヒトデの大型種で、慣性航法および電波誘導複合式の長射程・対空誘導弾を産生する。射程は100キロにも及ぶ。射撃も本技能による。目標とできるのは空中目標のみ。誘導弾自体も大型なため、同時に最大2発までしか騎体に装備できない。産生には、誘導弾一基あたり1時間を要する。
属性:火弾・対空
破壊力:14+爆風
射程:最低200/100,000
弾数:無制限。1発ごとにトモガミの生命−4
誘導値:1D
運用難易度:13
重さ:4

 センシャゴロシ【知・ムシオニ・重さ4】
 ミツリュウカダンヒトデの大型種で、強力な対地誘導弾を産生する。射撃も本技能による。地上目標専用で、空中目標には使えない。産生した誘導弾は、最大4発まで騎体に装備できる。産生には、誘導弾一基あたり15分を要する。
属性:火弾・対地専用
破壊力:18+爆風
射程:最低50/4,000
弾数:無制限。1発ごとにトモガミの生命−3
誘導値:1D+1
運用難易度:13
重さ:4

 天雷【知・ムシオニ・重さ5】
 大気圏外から落下してくる弾道弾や、遠距離からの砲弾、誘導弾をも迎撃可能な大型の対空誘導弾を発射するムシオニ。射撃も本技能による。目標が超音速や極超音速で移動する航空物体であっても、攻撃判定値に不利な修正を受けない。ただし、本技能を使用する前に、天雷付属の生体電探により、目標を補足できたかどうかの判定が必要。長さ10メートルもの発射殻を二本、騎体に装備する。産生した誘導弾は、最大2発まで騎体に装備できる。産生には誘導弾一基あたり1時間を要する。
属性:火弾・対空迎撃専用
破壊力:14+爆風
射程:100キロメートル
弾数:無制限。1発ごとにトモガミの生命マイナス3
誘導値:1D
運用難易度:13
重さ:5

 火炎虫【知・ムシオニ・重さ1】
 高熱の火炎を放射するムシオニ技能。呼吸器系統の組織を改造する体内型のムシオニで、装備すると高揮発性の液体を高圧で口部から発射することができる。液体は大気中の酸素と反応して1,000度以上の高熱火炎流となる。この攻撃はトモガミ前方180度以内のキャラクターすべてに及ぶ(全目標に対し砲撃判定を行う)。閉鎖空間で使用すると酸素を急激に消費し、他の生物を窒息させることがある。水中では使用不能。
属性:火弾
破壊力:10
射程:50メートル
弾数:無制限。一射ごとにトモガミ生命−1
運用難易度:12
重さ:1

 裂天角【知・ムシオニ・重さ0】
 強力な高圧電流を多重雷撃の形で放つムシオニ。体内で発電し、目標との間に電位差を設定することで高圧電流と極超短波を束にして目標にぶつけることができる。赤外線や龍魂により照準が可能で、しかも弾道が文字どおり稲妻状なので、目標が障害物(高さ50メートル以下)に隠れていても攻撃判定値に不利な修正を受けない。衝角のような殻を持つ甲殻類で、身体のどこにでも装備できる。
属性:火弾
破壊力:8
射程:50メートル
弾数:無制限。1射ごとにトモガミの生命マイナス1
運用難易度:12
備考:高さ50メートル以下の障害物による攻撃修正を無効化
重さ:0

 背棘虫【知・ムシオニ・重さ0】
 せとげむし。敏感な赤外線・音響探知能力のある「背びれ」状のムシオニを背中に装備する。また、それによる索敵・警戒技能。電探に比べると、効果範囲は半径100メートル以内と狭いが、軽量でトモガミの負担が軽いのが特徴。本技能をもつトモガミは低光量や煙幕による不利な「知」修正を受けない。

 鬼背棘虫【知・ムシオニ・重さ0】
 「背棘虫」と同じ効果を持つが、より派手な色・形状のムシオニ。背棘虫の効果に加え、威嚇・魅力の交渉判定にも本技能を用いることができる。ただし、隠密判定値−1。

 爆裂火炎虫【知・ムシオニ・地竜、四頭竜専用・重さ2】
 <火炎虫>の強化型ムシオニ。激発性の液体炸薬を口から高圧で発射、気化作用により広範囲を爆燃作用と衝撃波で焼き尽くす。トモガミ前方180度以内のキャラクターすべてに及ぶ。地竜は、「火炎虫」と本技能を重ねて取得することはできないが、四頭竜は別の首に装備することが可能。
属性:火弾
破壊力:15
射程:30メートル
弾数:無制限。一射ごとにトモガミ生命−3
運用難易度:13
重さ:2

 電光乱撃【知・ムシオニ・四頭竜専用・重さ1/首一基】
 稲妻状の高エネルギー荷電粒子線を発射するムシオニ。命中精度の高い生体砲塔として機能する。射撃もこの技能による。寄生するトモガミの首に似た形状に変異するため、装備すると首が増えたようにみえる。この技能一点ごとにトモガミの首(に似たムシオニ)が一本増える。本技能による砲撃で大打撃が生じた場合、【技能レベル×1点の追加電磁・徹甲ダメージ】を自動的に目標に与える。このダメージは大打撃ダメージとは別個に加えられる。一撃めで敵がひるんだ隙に、残りの首による斉射を浴びせるのである。「八頭乱牙」と重ねて取得することもできる。
属性:電磁
破壊力:2
射程:500
弾数:無制限。1斉射ごとにトモガミの生命マイナス1
運用難易度:9
重さ:首1本ごとに+1

 踊り首【知・ムシオニ・四頭竜専用・重さ1/首二基】
 偽の首を増やして、敵を幻惑したり、独特の<竜頭舞踊>をみせるムシオニ技能。交渉判定で使用する。敵は、対抗判定に失敗すると、首の動きにまどわされ、攻撃判定値−4の修正を受ける。効果は4ターン持続。また、四頭竜乗りに伝わる美しい舞踊をみせることで交渉相手を魅了したり、逆におびえさせることもできる。技能レベル+1ごとに、擬似首+2本、重さ+1。騎体のどこに増設してもよい。

 ヤヅマナコ【知・ムシオニ・四頭竜専用・重さ0】
 全周警戒を可能にする複眼状のムシオニ。装備すると眼球が増える。目視による索敵・警戒・調査の判定に使用する技能。目標が隠れている場合、目標の隠密用の装備や地形効果による有利な修正を無効化できる。

 醜音喇叭【知・飛竜専用】
 しゅうおんらっぱ。生物に対し強い恐怖を惹起する周波数の音波で咆哮する技能。本技能による攻撃を受けた者は、「根性」または「知」で対抗判定を行い、失敗すると恐怖を覚え逃走するか、その場で立ちすくんでしまう。効果は攻撃者が事前に決定すること。密閉型車輌内にいる者、機械類、耳が聞こえない者には効果がない。効果範囲は半径30メートル以内。

 爆裂喇叭【知・飛竜専用】
 トモガミの口から指向性の衝撃波を放つ。本技能による射撃が命中した場合、目標は吹き飛ばされて転倒する。その場合、目標は「根性」や「体」で、難易度11の判定を行い、失敗すると気絶する。運用難易度11、射程50メートル。

 音斬砲【知・ムシオニ・飛竜専用・重さ1】
 極超音波を指向・収束して発振、目標を破砕する射撃武器系のムシオニ。射撃判定を本技能で行う。発砲音や発砲炎が一切生じないため、射撃しても敵に見つかりにくい。炎や爆風を生じさせずに目標を殺傷できる利点がある。組織蛋白変性により、生物を射撃しても出血しない。超音波聴覚をもつキャラクターには発砲音を感知されるおそれがある。大気のない場所では使用できない。水中では破壊力が2倍になるが射程が半分になる。
属性:火弾
破壊力:5
射程:20
弾数:無制限。1射ごとにトモガミの生命マイナス1
運用難易度:11
重さ:1

 武魂惑い【知・天竜専用】
 半径100メートル以内の全キャラクターの武魂発動を強制停止させる技能。本技能と目標の龍魂で対抗判定を行う。効果は10分持続。

 電波撹乱【知・天竜専用】
 半径10キロ以内の空域に対して電子妨害を行う。無線通信を妨害する効果がある。判定に成功すると30分効果が持続。1回ごとに生命−2.

 霊光鏡【知・ムシオニ・天竜専用・重さ1】
 電磁属性火器の攻撃を反射させるムシオニ。敵の射撃達成値に対して本技能で対抗判定を行い、成功した場合、敵にその攻撃が反射し、命中する。たてがみ状の虫体であり、頭部に装備することが多い。反射できるのは【1D+技能レベル】電磁ダメージまでで、超過したダメージは自分が被弾してしまう。重さ1.

 雲霧発生【知・天竜専用】
 体内の水蒸気チャンバーから大量の霧を発生させ、煙幕とする技能。赤外線やレーザー索敵に対する妨害効果もある。判定に成功すると霧が展開される。効果は10分間、半径100メートル以内。この霧内では、索敵や砲撃の判定に−3の修正。

 雨玉【知・ムシオニ・天竜専用・重さ1】
 うぎょく。雨を降らせるムシオニ。複数の自律飛行型虫体で構成され、広域気圧変化と気象制御を行う。判定に成功すると、技能レベル×半径1キロメートルの範囲で雨を降らせることができる。大気湿度が40%以下の地域では使用難易度が上昇する。重さ1.

 雲龍玉【知・ムシオニ・天竜専用・重さ2】
 竜巻を発生させるムシオニ。<雨玉>の亜種で、空中に複数の虫体を展開して使用する。気流制御によって積乱雲近辺にメソサイクロンの形成を誘発し、強い上昇流を発生させることで、渦の直径【2D×10】メートルほどの竜巻を形成する。最大瞬間風速は秒速100メートルを超え、大型恐竜を空中に吹き飛ばし、建造物を破壊することすら可能。豪嵐その他の暴風雨や熱帯性低気圧の周辺など、大気状態が不安定な状態でのみ使用できる。持続時間は【1D+技能レベル】ターンで、渦内部に巻きこまれたキャラクターは、1ターンごとに「体」か「動」で対抗判定を行い、失敗するたびにダメージを受ける。適切な条件下でなら、竜巻発生の難易度は「普通」で、1回の判定に5分を要する。発生する竜巻の規模は以下の表による。1回判定するごとにトモガミ生命−2.重さ2.竜巻の制御は困難なので、発生後は、以下の竜巻針路表を適用する。
 <竜巻の規模表>
 1レベル成功
 風速20メートル/秒。ゲキや人間大キャラクターを転倒させる程度。体力・難易度12の判定に失敗したキャラクターは転倒する。トモガミや車輌には影響なし。
 2レベル成功
 風速60メートル/秒。民家が破壊される。重量3トンまでのトモガミが吹き飛ばされ、大型トモガミでも上記転倒判定が必要。対抗難易度14.ダメージ火弾・徹甲6.
 3レベル成功
 風速90メートル/秒。共榮圏のほとんどの建造物が完全破壊される。重量20トンまでのトモガミが押し倒され、小型トモガミは数十メートル以上も空中を吹き飛ばされる。対抗難易度16.ダメージ火弾・徹甲10.
 自動成功
 風速100メートル/秒。重量数トンもの船舶や恐竜がどこからともなく落下、生存はきわめて困難な状況。対抗難易度18.ダメージ火弾・徹甲12.
 <竜巻針路表>
 GMが1Dをふって適用。
 :目標に命中、持続時間いっぱい巻きこみ続ける。
 :最初の1ターンのみ目標に命中、あとは外れる。
 :持続時間の半分のみ目標に命中、あとは外れる。
 :全然関係ない市街地を破壊。損害賠償額1D×200万リン。負傷者2D人。
 :完全に目標を外れ、環境破壊。怒った現地恐竜(海生爬虫類)に襲われ、PCトモガミに1D火弾ダメージ。
 :暴走。時間一杯、自分と仲間全てを巻き込む。目標は無傷。

 魚雷甲【知・ムシオニ・いくち専用・重さ1】
 水中戦用の生体魚雷ムシオニ。射撃も本技能による。水中戦、洋上戦専用で、地上からの射撃には使えない。目標とできるのも水中・洋上目標のみ。産生した誘導弾は、同時に最大4発まで騎体に装備できる。産生には、誘導弾一基あたり30分を要する。
属性:火弾・水中
破壊力:12+爆風
射程:2,000
弾数:無制限。1発ごとにトモガミの生命−2
誘導値:1D
運用難易度:13
重さ:1

 油弾砲【知・いくち専用】
 油脂のかたまりを高速で射出する技能。射撃難易度12、射程100メートル。狙った地点を中心とした半径50メートルの範囲に、きわめて滑りやすい油脂をばらまき、脚や履帯や車輪をもつキャラクターの移動を困難にする。範囲内の「いくち」以外のキャラクターの体、動判定値−4、移動速度が十分の一に低下する。



「追補」目次へ

表紙へ

清水三毛 2005.11数値修正.12月18日に第二修正