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2007年6月1日改訂
breedという言葉の響きには、少なからず、マニアを越えた、専門家としての匂いがします。
皆さんは、どう捕らえていらっしゃるか判りませんが、この趣味にハマッタ人たちの道則は、総じて、繁殖をして、販売という行為まで行き着くのではないでしょうか。
勿論それは、当然のケースとして、私も、同じですし、良く判ります。
ただ、この業界は、皆さんの想像よりはるかに大きく膨らんでいます。
ネットの普及、メールマガジンの配信、その他諸々、刺激に満ちています。
ところが、昨今、オオクワの販売は、非情に厳しい状況にあるのは、私が言わなくとも、皆さん肌で感じていらっしゃると思います。
何故このような状況に成ってしまっているのでしょう。
確実に市場は、膨らんでいるにも関わらず、ブームが去ったかの様な錯覚に陥る方が多いと思います。
理由は簡単です。
オオクワ飼育は、あくまで、趣味です。職業ではないでしょう。
つまり、マニアは、辞める方もいるかわり、始める方も、又多いので、飼育者は、増えているのです。
ところが、この趣味の特異な特徴として、飼育した個体を多くの方が販売という、行為を行います。
いろんな、ペットを飼育する方がいるのは、近年のペットブームで判りますが、例えば、熱帯魚を趣味にしている方が、飼育、繁殖した魚を販売しているでしょうか?
爬虫類を趣味にしている方が販売行為を前提にされるでしょうか?
この業界のマニアの方は、他のカテゴリーの法則には、当てはまらないのを御理解頂けると思います。
一昔まで、オオクワガタのブリードは、ハードルが高かったのが、今では、技術革新で、誰でも、繁殖が可能です。
つまり、みんなで、販売行為をしているので、パイの奪い合いが起こり、結果的に、安値でしか売れない、もしくは、買い手がつかないという、異様な状態に陥っている感じがします。
加えて、専門に職業として販売活動されている方は、様々な方法で、販促を打ち、販売をされているのも見逃せません。
お気づきかと思いますが、最近ショップでは、成虫販売より、むしろ、幼虫販売に注力されている様な気さえします。
セットなどを通り越して、直ぐに幼虫を手にして飼育を楽しめるインスタントブリーダーの誕生です。
みんなが、飼育して、みんなが販売すれば、当然、購入の受け入れは、減って当然だと思います。
オオクワガタ飼育は、あくまで趣味です。オオクワガタを販売する為にこの世界に入る方の割合が多いのでしょうか?
オオクワガタが好きで始めたのなら、先ずは、マイペースで愉しむ事を目標にされる事を前提にするぺきだと考えます。
金がかかる? え゛、趣味って、何でも、お金かかりますよ。。
私たちは、気軽に、ブリード(breed)という、言葉を使いますが、英語で直訳すると先ず、種類という単語がみつかります。
ブリードするという、言葉は、和製英語?慣用句?
とにかく、正式には、breederブリーダー(飼育者、その他、種を交配する人)があてはまる様です。
しかし、breedの種類も意外と的を得ているな。。。という感じもします。
なんで、オオクワを飼うの? えつ、マニアだから。。。趣味?
結構曖昧です。オオクワのブリーダーとは、良く使いますが、オオクワの養殖者という使い方は、あまりしません。勿論存在します。
私は、本来の目的が微妙に違うからだと感じています。第一の目的が金銭目当ての場合、養殖という言葉がしっくりくるのはお解りかと思います。
しかし、オオクワの場合はそうではありません。勿論昆虫全般で、食べている人も居るでしょうが、ある種の拘りがあるのでは無いでしょうか?
ブリーダーというと、交配させて増やしていく人を想像しますが、本来の意味は、飼育者なのです。つまり、オオクワの魅力にとりつかれた人は、等しくブリーダーなのかも知れません。
そして、それぞれに、スタイルがあり、こだわりがあり、目的があり、醍醐味があるのです。
確かに、自然の生き物を限られた環境におしこみ、交配させる事は、人のエゴかも知れません。しかし、得るものは、計り知れませんし、地球上のちいさな命と共に過ごす時間は、たとえ相手が昆虫であろうと、対等ではないでしょうか?いえ、対等でなくては成らない気がします。
ブリーダーの資格は、たったそれだけの様な気がします。
それぞれの飼育者の技量や、知識は、異なります。当然、試行錯誤があり、又、失敗もあるでしょう。しかし、そんなことは、私は重要視しません。小さな命の確認をし、出来る範囲の世話をしていき、感じるものがあれば、仲間では無いでしょうか。
残念ながら、人には欲望があります。この煩悩は、飼育者としての本質を崩す性質を持っています。残念長柄、これも、皆等しく同じかと思います。
ビジネスとオオクワ、そして飼育者。
忘れがちですが、私たちは、オオクワの事を本当は、ほんの一握りしか知らないのです。
事実研究機関でも、遺伝の解明等、特異な点が多くまだまだ、解明されていない事が多いと聞いています。
簡単なんです。ふと、一人の飼育者になれば、自分が出来る事の小さい事を感じます。でも、小さな命と関わる事は、誰にも負けないくらい、大きくそして、大好きだ。そんな、breederが増えるといいですね。
命は大切ですが、私は研究もします。勿論真剣です。クワの命も預かります。根底に、クワと対等ですから。。。
私は、飼育者ですが、繁殖根底のブリーダーでは無いかもしれません。しかし、飼育者としてのモラルや、ポリシーは、大切にしています。
皆さんで、情報を共有し、又、時には、否定し、議論し、この小さな友人の事をもっと知りたいですね。
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