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2007年5月28日追記
●最新私見
このコンテンツは、完全に見直し、一本化を考えましたが、サイトのキャパの増加、そして、何より私自身の歴史としてあえて、消さずに最新私見を発表させて頂く事にしました。異論は、当然あると思いますが、重複も、矛盾も私に変わりなく受け止めてもらえれば幸いです。
先ず、一番最近感じる事は、このカテゴリーに入るオオクワの名称、極太という、呼び方に関して、かなり、表現の貧困性を感じます。大きく区切ってボリュームのある個体なのか、大顎の幅、または厚みなのか、意見が分かれるのではないかと思います。
先ず、オオクワガタという、種そのものの特徴が、基本的に、体幅、顎幅が比較的、他の種より大きいのは皆さんの共通の認識だと思いますので、それを頭に於いて、特徴の強調された個体群として見るのか、特に、在る部位の強調個体群なのか、カタチとしてのイメージに於ける個体群なのかに分けられると感じてますが、それぞれ、意見をみると、そこが、つかみにくいので、根本的な説得力に乏しく残念です。
次に、確認ですが、日本における、オオクワガタは、一種多産地型で、祖は、大陸から、数万年かけて進化してきて、必然的、及び、偶然的な要因で、dnaが組まれて、現在にいたっていること、そして大陸のホペイなどに見られる個体は、複数箇所の変異部が確認された為、判ったのですが、特にホペイとの雑種の場合mtDNA
上の系統樹では、同じビノデュロサス同士の戻し交配、同亜種内での交雑であることです。
すこし、やわらかい話をしますと、一般的な日本人がイメージする、ホペイの特徴は、絶対的なものでは全くありません。
つまり、交雑個体の比較などと称してホペイの特徴を持ち出す理論は、論外で、単に日本人に受けた形で、国が、輸入許可したのが、あのカタチなのです。
つまり、アジアに生息する個体との差異、共通性は、これからの研究課題で、明らかになっていくでしょうし、dna以外で、おおよその見当がつく、部位についても、改定されている様です。
さて、本題ですが、くどいようですが、祖を大陸の個体に持つ以上、大陸そのものに生息している、もしくは生息していた個体のdnaを引き継いでいる可能性があるわけで、これが、主張すると、一般的な個体より個性的な個体として誕生する事になります。
そして、これは、多少差異があれば、飼育環境の向上で、潜在的なものとしてその個体の系列の限界まで、変化する事が可能なのは予想できると思います。
加えて、絶滅した個体のdnaを引き継いでいる場合見たことも無い個体も誕生する可能性がありますので、現段階で、交雑個体と極太もしくは、特異な特徴をもつ個体との因果関係を断定するのは、容易ではないと思います。
一番危惧するのは、これを、商業上の都合で、論じる事であり、大きな責任問題に成る危険性をはらんでいる事実をしっかりと、関係諸氏が頭に於いてビギナーを惑わすことの無い業界であって欲しいと切に願います。
5月14日追記
やはり、このテーマは、永遠でしょうか。良くメールを頂きます。先ず、基本として、頭においておくべき事。
純国産種は、本来小型で、顎の幅も細いという事実は、変わりません。しかし、菌糸ビン飼育において、これを覆す様な大型の個体が生み出され、血統と称し、特徴のあるクワガタが人気を博しております。
当然でしょう。ただ、繰り返し述べますが、ホーペと国産は、限りなく近類でして、よほどの鑑定をしなくては、判りません。
再度述べますが、輸入されているホーペの特徴は、本来の産地のそれとは、異なるという、ややこしい、事になっています。眼上突起などで、判断するのは、非常に危険なのです。
張り出しがあり、顎幅のあるホーペの魅力は、根強いものがありますが、同じ特徴で、国産が存在していますので、ややこしくて当然です。重複して何度も記しているので、良く所有される個体の特徴を頭にいれてみて下さい。
面白い事に純血種のペアは、仲がいいという、学術調査がありますので、ご参考までに。
又、眼下突起の形状もチェックされて下さい。
3月21日追記
忙しくて、人様のサイトを訪問する事は、滅多にありませんが、たまたま、覗いてみて、看板虫を見ると○○○阿古谷○○○血統とありましたが、明らかにホーペとの雑種でした。
一寸見た目は国産そのものです。
一般に、ホーペは綺麗なカーブの大顎と重なって見える内歯が特徴だと、誰もが認識していますが、実は、ホーペの亜種には、国産の極太個体の様な顎と、幅のある、張り出した亜種が存在します。コレでは見分けは付きません。♀の前胸背板と頭のラインも、一般的な見分け方に過ぎず、実に厄介です。
学名でお解りの様に親戚みたいなものですから、ある意味紛らわしいのは当然です。北朝鮮から含めて同じ亜種のビノデュロサスがオオクワガタの祖先ですからある意味当然です。
概して一般的に♂では際立った特徴が出にくいと言われてますが、グランディス、台湾、ホーぺ、それぞれに顕著な違いと微妙な違いがあり、これらを総合判断しますと、中には、断言できる個体も少なくないと私は思います。
さて、極太と言われる個体が疑われるのは宿命ですが、私が見た個体には、明らかな特徴が出ており、少なくとも国産では無いと思い、失礼ながら、メールにて、指摘させていただきました。良くあることです。
しかし、管理人さまの逆鱗に触れてしまった様で、大変なお叱りを受けました。※触らぬ神に祟りなし。
その個体は、複数箇所の変異部が確認された為、判ったのですが、特にホペイとの雑種の場合mtDNA 上の系統樹では、同じビノデュロサス同士の戻し交配、同亜種内での交雑であり、ある意味外見で見分けるのは困難です。
私自身ここまで書いてみて、やはり、ややこしいと感じます。質問が多いので、あえて、話題を交えて書いてみましたが、判らないという、声が聞こえて来そうです。
眼上突起で判断した訳ではありません。実は眼上突起の形状も目安の一つでしかなく、一般的に知られているホーぺのカタチは、極太種に多くみられる特徴のひとつでしかありません。
故意であれ、なかれ、交雑種は、非常に厄介です。判別の簡易な技術が確立されていない以上、しばらくは心痛める問題です。
3月9日追記
皆さんの興味の焦点に成っていますが、冷静に考えましょう。
確かに、巷の虫の購入のインフラは、怪しい限りです。根拠の無い噂が横行し、どんどん、複雑になっています。何を信じて買えばいいのか判らない。多くの人の意見です。
ただ、事実として言えるのは、故意に販売されていると限らないということです。人は過ちを犯します。管理ミスは、どの世界でも起こりうるのです。
オークションにしても同様です。虫に限らず、イミテーションは、どんな世界にも存在します。
ただし、買い物をする以上は、質問する権利を認めている相手を選びましょう。
私は、この点が最低のマナーだと考えます。
つまり、売る方は、買ってくれなくてもいいという、姿勢を当然としているのなら、疑われても良いというリスクを含んでいるのです。
商品の説明は、当然必要ですね。つまり、疑問に感じる説明は、説明不足ということです。同時にリスクも含めて売っているのですから。。。
●最近の傾向で、トラブルの元になるという事で、画像で判断してくださいという、文句をよく見ますが、まともな画像をいくつ置いてますか?大体、画像と実物の違いを保障できるのでしょうか?
上記の販売が出来るのは、よほど、信頼の置けるビッグネームです。
この業界では、このような取引上のルールが出来ている事に疑問を感じます。
ブランドのブリード個体であれば、そのブランドを表記する以上、商品に付加価値を付けている訳ですから、当然個体の説明は、充分にされるべきです。
何故って、皆さん買った後で、心配されている訳です。つまり、その心配事は、最初にクリアするべき事ですから。
重複しますが、様々な業界で、ビジネスがあり、その業界に特有の商習慣と言うものがあります。おわかりですね。
健全な取引を目指す心に皆さん異論は無いと思います。
2月21日追記
DNA鑑定についてのお問い合わせが多いので、お知らせです。
可能な機関は、限られています。しかし、確実なのは僅かといっていいと思います。 更に私の私見では、ある機関のみが確実だと思います。
又、誤解されている方が多いのですが、鑑定ではなく、正式には解析という事になります。ですから、鑑定書が付くわけではありません。あくまで、学術的調査になります。
多少難しい話になりますが、内容は、※ミトコンドリアDNAの調査、これは、固体の親の判断になります。しかし、確率は、半分です。双方の親系がいるからです。
※アロザイムの調査 聞きなれない言葉ですが、DNAでは無く、遺伝的多型を示す酵素の事を指します。このアロザイムを電気泳動で判断します。
※電気泳動とは電気を帯びた分子(イオン)が、電圧により動く現象のことを呼びます。例えば、プラスの電気を帯びた分子はマイナス電極へ、マイナスの電気を帯びた分子はプラスの電極引きつけられます。これにより、一定のデータが得られます。つまり、標本の様なものです。ややこしい話で恐縮ですが、蓄積された、データベースに当てはめる事により、一致するアロザイムがあれば、交雑種の素性迄判るのです。ただし、既知のアロザイムでなければ判断できません
。※固体識別、メスの頭部の幅や眼上突起の形状で判断します。
その他にもいくつかの方法があり、固体の識別を行います。 学術的な調査だというのが、ご理解頂けたかと思いますが、ブランド等のサンプルもあり、判別できるという訳です。
多くの方に質問を頂いていますが、真に恐縮ですが、この機関は、公のものであり、現在年度予算が無い状態ですので、直ぐにはご連絡できません。予算が確定した段階で、又、情報公開の予定です。
現在のオオクワ界を見ている限り、人気のある個体は、国産の場合※国産に限らず80ミリオーバーを代表する大型個体と、頭幅も含めて顎幅が6ミリ近くある様な極太系の2つが主流かと思います。80ミリオーバーは、菌糸系飼育技術の確立で以前より出現率が高い様ですが、国産の種の限界値は、皆さんご存知の様に75ミリ前後にあるようでして、真の意味で血統として受け継がれるものではありません。勿論これも大型血統といえば、いえない事はありませんが、累代で40パーセント以上が80ミリ以上に成ったという話は聞いた事がありません。
では、極太に関してはどうでしょうか?これも、元々国産おおくわ(ビノデュロサス)の特徴としてはありません。つまり、世に言う極太は、どうなの?ということになりますが、悲しい事に、ホペイ、等、外産との交雑が濃厚の様です。最近某ブランドが雑種なのが判明した模様ですが、ココでは控えさせて頂きます。1999年の外国産甲虫輸入解禁以来大量の外国産オオクワ、タイワン、ホペイ、グランディス等が多数飼育される様になり、更には自然に繁殖している例ヒラタ系等も問題視されています。一般的な特徴でホペイ等は内歯の重なりとかで判断がつきますがクォーター以降になりますと見た目では殆ど判りません。一般的には前胸背板で見当をつけますが、♂の場合には特徴が判断しづらいので、通常♀で判断されるようです。♀の前胸背板の頭部との繋がり具合で鋭くとがったタイワン系等、ある程度わかります。あと鞘翅の点刻列の様子で特徴がでますので、dnaを調べる以前に判ります。では、判断つかない場合は、どうなのかと申しますと、上記の判定以外にいくつかの判定法が存在します。
昔の国産オオクワの標本はには極太種は、殆ど確認されず、このような個体は、最近に成って顕著に目にする事ができます。つまり以前にはいなかったし、交雑の条件がそろったから極太個体が出ているということになります。しかーし物事決め付けてはいけません。
実はビノデュロサスの祖は、大陸にある亜種との見方がされていますので、ホペイの一部に見られる顎幅や、リブが、累代の後に特徴具現化する可能性があるそうです。つまり、突然変異ではなく、やはり、血なんですよ。答えとしては、多くの飼育者が沢山のオオクワを累代していく過程で、極太個体が出る可能性は、否定できないらしいです。限りなくホワイトに近いグレイといつた感想を持たれるかもしれませんが、急増したブリーダーが飼育する個体数も半端なものではありませんので確率的に納得できるといえば、納得できます。
ただし、阿古谷に関しては、極太や超が着く個体が有名ですが、元来は又、それなりに、特徴のあるシルエットが基本でして、阿古谷産かの鑑定は、私の知りうる限りでは聞いた事がありません。皆さんご存知の通りアコタニは、産地としては、極狭いですから、どう考えても勘定あいませんね。
ビノデュロサスの前胸背板形状は、有名ですので皆さんご存知でしょうがタイワン種の場合など雄でも地域によりかなり形状がちがいますので、もしも気に成るようでしたらご確認下さい。明からに、♂でも前胸背板で形状が違う場合は、雑種ですので、国産では100パーセントありません。最近では、このような雑種を業者も知らずに販売しているケースがあるので要注意です。
ということで、国産の極太は、やはり、存在するのです。というか、惹かれる方多いのでは無いでしょうか?6ミリオーバーの顎幅を持つ個体は同時に頭幅もあり全体のシルエットも逆三角形でマニアが多いのも判ります。勿論これも好みの問題ですので一概には言えませんが、こうして、調べてみると奥が深い世界だと思います。極太系の血統には、出現率35パーセント以上とか、固定しているブランドもありますし、ブリーダーの熱意の凄さが伺えます。
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