間違いだらけの飼育法

 

見直し。

飼育。簡単そうで、実は奥が深い。どっちなんだよ。つて感じで見直しです。。。。

 オオクワは、乾燥気味がいいのか、多少湿ってる方が好きか。まー、サイトでいろいろ書かれてます。

 実験。1.大き目の飼育箱にオガを入れて、水分を変えた、場所を作る。×。適当な反応しかしない。2.自然に近づける。高零山の環境。湿度60〜80。×。管理が不可能。

 結論/結局、人と同じで、絶対というのは、無い。。。という感じです。気温は、確かにあります。しかし、これとて、凍結=絶対死とは、限りません。何で、言い切るのか。自然界に起こる事は、予想してみるとあてはまります。なるほど。魚類と違って冷凍保蔵は、出来ませんが、短時間なら耐えうる。しかし、クワには、良くないのは事実。冬眠時のクワのオガの中での様子を観察してみれば、一目瞭然。
湿度に関しても、偶然、ぬらしてベチョリなった飼育箱の隅に、潜り込んでいたケースを経験。

 習性。餌置きの材等を入れると、下にもぐるというか、下敷き状態に自ら成る。上翅ゃ、頭楯をこするので、嫌う人が多いですが、好きみたいです。前足のふ節をこすり合わせる仕草は、昆虫の一般的共通動作ですね。ハエは、情報収集ですが、交尾の前後に見る事ができるのも不思議です。

 寿命。3年〜5年。しかーし、大切にしていても、落ちる個体は、落ちます。ガク、、、でも事実です。で、いい加減に飼ってても長生きする個体もいます。事実。やはり、生き物ですから、持って生まれた寿命は、あるのかと疑ってしまいます。

 総括。現在の飼育法は、人間様中心です。これは、事実。で、絶対論は、無いですね。でも、本来ガタ中心の飼育というのがあるような、ないような。いろいろやってみます。慢心せずに、研究するしかありません。先ずは、人様中心に飼うか、クワ中心に飼うかの選択は、迫られますね。。。。

 

●成虫編

 まず、決まり文句のように飼育容器の紹介とか、マットとか、転倒防止の対策が、書かれていますが、その通りしてもコバエが発生して大変なだけです。先ず、コバエ対策にフィルター付きのケースを薦めるべきです。それから、マットは多くは必要ありません。それよりも、必ず、使用前にレンジで、チンしてダニ対策して使用する事です。♂は、縄張り意識が強いので大きめのケースをお勧めします。大変ですが。
 それから、私が第一に考えるのが、夏場の室温です。オオクワガタは、高温に弱いことが知られていますが、私は25度までをお勧めします。ちなみに直射日光にあてるとたちまち体温上昇で☆になります。この低室温飼育で寿命を延ばす事が可能です。
 よくある指摘ですが、できるだけ触らずに体力を消耗させないということが言われてますが、オオクワも生き物ですから、ある程度人を意識します。定期的に触れてお尻を撫でてあげるとストレス解消になるようです。
 一番重要なのは、ケースの中で、大人しくしている状態がベストだと思います。生き物ですから、何らかの障害があれば、ケースの外に出ようとして体を持ち上げます。之は要注意です。転倒して起き上がれなくなれば、☆になりますし、ストレスがかかっているのです。マット、餌、その他のチェックが必要です。
 つまり、♂の場合、交尾を多くさせると寿命を縮めるとか、きちんとした越冬をさせるとか、決まり文句よりも、普段からオオクワの様子を見ているのが一番大事だと思います。
 くりかえしますが、ストレスは寿命を縮めます。これは、無理なペアリングにもあてはまりますし、ノギスの過度な測定もあてはまります。
 それから、出来れば隠れ家として、クヌギの枯れ葉を多く入れてあげましょう。之は転倒防止にもなりますし、自然な環境に近いものになります。
 オオクワは、比較的乾燥に強い昆虫です、マットの加湿は、適度にしましょう。水道の水で洗う人がいますが、之も大きなストレスになります。ダニ取り以外にはひかえましょう。
 考えてみて下さい。自然界で、オオクワが水道の水をかけられる様なシチュエーションがあるでしょうか。歯ブラシでゴシゴシ磨かれるようなことがあるでしょうか。急激な体温変化で大きなストレスになります。当然ですよね。少し考えると判ることです。

●幼虫編

12月7日追記
 低温火傷について
寄せられるお便りの中に幼虫の扱いについての質問等が多いのですが、これも自然界を考えて頂ければ宜しいかと思います。人の手の温度は、まちまちでしょうが、場合によっては、かなり高温に成っている場合が想定できます。特に餌換え時には、かなりの作業ですので、高い温度の手で幼虫を長時間触れる事は、望ましく無いのは言うまでもありません。しかし、大きく育った幼虫は計量等でついつい触りがちに成ります。
 そこで、登場! 薄手のビニール手袋です。毛染め等で見かけるアレです。かなり有効です。又、女性で直接手で触れる事が出来ない方にもお勧めです。衛生面、又、感染等、幼虫に対しての配慮としてご一考下さい。

 産卵させた産卵木を一ヶ月して初令幼虫や、2令幼虫を割り出すのを薦めている方が多い様ですが確実性をとるのなら、採卵を断然薦めます。柔らかい材は、嫌うといいますが、嘘です。少し高価ですが、いい産卵木は、柔らかくても良く生みます。之は、♀の体力消耗を減らすことにも成ります。採卵は、メスが巧妙に隠してますが、良く見ながら丁寧に材を削ると確実に採卵出来ます。これをプリンカップに湿ったティシュの上に落として行くと、20個前後は、とれます。卵は手で触ったら生まれないといいますが様は刺激の程度で私の場合は当てはまりませんでした。勿論手でさわらないにこしたことはありません。卵は、1週間から2週間で孵化するといいますが、これもあてに出来ません。現実に私は1月かかった孵化を経験しています。色の変化も白くなるとか、丸くなるとかありますが、これもまちまちです。ただし、懐中電灯で透かしてみると内部組織が透けてみえて、顎が確認できると孵化間じかです。
 卵から孵った初令幼虫は、殻を先ず食べると良く言われますが、これもまちまちです。食べる場合もあれば、全く無視する幼虫もいます。
 さて、孵った幼虫は、紙のピンセットで、発酵マットに落として数日待ちます。ここで基礎体力がつきますので、その後の菌糸プリンカップに落としても死にません。私の場合この方法で落ちた幼虫は、一頭もいません。ポイントは、発酵マットの質によります。2次発酵マットの最高級のものを箱買いしておくと間違いありません。
 50日ほどで3令に成りますので、菌糸ビンに投入です。ここで、♂♀の判断は、大体つくと思います。頭幅が大きく、卵巣の有無で確認できますが、体格で判るのは良く知られています。ただし、卵巣判断は、良くまちがえます。それらしきものがはっきりある♂もいるのです。
 あまり知られていませんが、確実なのは、幼虫のしりの内側の筋です。♂には、はっきりと縦に黒い筋が2令でも確認できます。これは、意外と知られていません。
 3令幼虫の頭幅は、9ミリから13ミリまで差がありますが、これは、♂でもばらつきがあります。
 ここで、幼虫の成長を体重で予想しているサイトが多いですが、30グラムを超す幼虫は、80ミリを出せるのでしょうか。勿論重い方が確実にいい成長ですが、実は、成虫に成った時の体長や体格を決める要素に終令時の頭幅が大きく関係していることは以外と知られていません。21グラムで12ミリの頭幅の幼虫が26グラムの幼虫を上回る事があるのです。つまり、頭幅をなるべくおおきくしていくような飼育が効果的だということです。
 幼虫も成虫と同じくストレスが大敵ですので、気温変化や劣化した菌糸ビンなどは、要注意です。特にホームセンターなどでは、1月も経っている菌糸ビン等が平気で売られています。暴れたら間違いなく酸欠か、何らかのトラブルですので、躊躇わず餌換えしましょう。2ヶ月とか、7割食べたらとか、いいますが、嘘っぱちですよ。餌食いがよければ50日で換えていいと思いますし、菌糸の種類も変更オーケーです。勿論高価な菌糸ブロックを自分で作るのがベストですが。
 幼虫もそれぞれ個性がありますので、居食いしてどんどん大きくなるものもいれば、しょつちゅう顔を見せてくれるものまでさまざまです。エルビンに拘る必要は無いとおもいます。勿論大は小を兼ねますが、ハンドリングのいいサイズを私はお勧めします。80ミリをねらうのを拘る人は別ですが、Mビンでも大きくなるやつは大きくなります。あとは、羽化させるタイミングの問題です。半年で立派な成虫に出来る人もいるし、2年かけてとうとう、成虫に出来ない人もいます。

 問題は、季節と室温のバランスです。この調整をうまく出来てデータ取りできれば最高です。つまり、各人の飼育環境は、バラバラですので、他人のデータは、あてに出来ないということ。試行錯誤、最終判断は自分でする事です。

 これを掴んだら人に教えないでしょうが、餌換えの時に判ります。つまり、幼虫の様子で延ばす事ができるのです。成長が止まりかけているときは、すこし、厳しい条件を与えます。自然の反応で幼虫は未だ成長が必要だと判断して伸びます。ここがポイントです。あくまでストレスにならないような環境をあたえるのです。
 
 また、サイトに説明されてない事に幼虫の餌換えの時の苦労をつたえてませんが、初心者には、地獄ですね。何処にいるか判らない幼虫をきづつけないで取り出すのは、並大抵のくろうではありませんね。ゆっくりやると幼虫にストレスを与えます。専用の器具も売ってますが、メロンスプーンをお勧めします。確実に表面をミリ単位で削りだせますので、ブスとやってしまうことはありません。この辺の悲劇をあまり、サイトで見かけないのは何故でしょうか?多くのブリーダーが経験していると思われるこの悲劇
 最初はビンを立てた状態で幼虫にストレスを与えず掘っていきます。このときに周辺も必ず削りだしてください。取り出し時に苦労して幼虫にストレスを与えます。ある程度から、傾けだして、餌を書き出しやすくして、穴が開いたら幼虫の状態を確認して安全な部分を大きく取り出して穴を大きくします。くれぐれも注意してください。どのような体勢で幼虫がいるか判りません。このときの失敗の一つにえさの塊の移動による幼虫に対する圧迫です。外見では、ダメージは、ありませんが、体をつぶす位の圧がかかると幼虫は、弱ります。慎重に慎重に。。。そして、手早く取り出して体重をはかり、ビンかえです。この時、ビンの温度をあわせておくことを忘れずにしてください。あらかじめある程度掘ってあげるのは知られてますが、幼虫は反転運動を繰り返しますので、出来れば内部に穴が出来る様な掘り方がベストだと私は思います。深さよりも内部の直径です。幼虫の体格にあわせて掘ってあげてください。
 幼虫は動けばカロリーを消費しますし、食が進まなければ太りません。