23. MTSとNMRA規格DCCシステムとの互換性


蕗狩軽便鉄道稲城庭園線はLGBオリジナルのMTSというデジタルコントロールシステムを採用しています。

当然、入線させる機関車は、原則としてMTS対応の製品となります。しかし、トイトレインシリーズや、自作動力車などMTS対応でない製品は、自分でデコーダを取り付ける必要があります。

これまでは、LGB純正のMTS対応デコーダが手に入ったのでそれを取り付けていたのですが、LGBが傾いて以来、部品の入手が難しくなりました。そこで、国内で手に入るHO用などのデコーダを利用できないものかと考え、MTSとNMRA規格DCCシステムとの互換性について、Gゲージ関係の掲示板で尋ねてみたところ、下記のことが判明したので、ご紹介しておきます。

・ MTSは基本的にはNMRA規格にそったDCCシステムである。
・ MTSの電源電圧は24Vで、デジトラックス(12V)やレンツ(16V)より高い。
・ MTSタイプ1,2のセントラルステーションでは、ステップ数は14に固定。タイプ3では28に変更できる。
・ 動力車側については、比較的新しい製品のデコーダはCV29値の変更でステップ数28に変更できる。
・ MTSは基本的にはシリアル信号によるファンクションセントラルであるが、タイプ2後期(品番55022P)およびタイプ3のセントラルステーションは、パラレル信号を扱える。
・ 動力車側については、比較的新しい製品のデコーダはパラレル信号で制御できる。

以上のことから、使用できるデコーダーは、スピードステップ14が使える事、電圧が24Vで使える事
、容量はモーターによるが小型モーター(LGBスタンダードモーター62201も含む)で 1.5A以上〜(できるだけ余裕が有るほうが良い)ということになるようです。

つまり、レンツ、デジトラックスなどのデコーダーでは、CV29値の変更でステップ数14に変更できるものの、MTSセントラルステーションでは電圧オーバーで焼き切れてしまう可能性があると言うことです。

結局、MTSのオリジナルの電源電圧では、LGBの55027(55021)やMassoth製のデコーダを使うしかないようですが、自分で16Vや12Vの電源を自作するなどして使用する場合は、レンツ、デジトラックスなどのデコーダーでも、問題なく使用できます。

ただ、MTSはレンツのシステムをもとにしていると言うことですので、ひょっとしたらレンツのデコーダーは24Vに対応しているかも知れません。そのうち、思いきって試してみようかと考えているところです。

なお、サウンドを含むファンクションコントロールは、通常はパラレル信号が扱えるセントラルステーションでないと制御できません。

また、逆にLGBのMTS対応動力車をHO用のDCCコントローラで制御できるかと、入手したばかりのバックマンE-Z commandステーションで試してみました。

結果は、速度コントロールは問題ない様ですが、ライトがノッチを廻すに従って点滅します。ライトは、ファンクションではコントロールできない様です。

E-Z commandのステップ数は28となっています。デコーダのステップ数をCV29で28ステップに変更すれば、E-Z commandのコントローラでファンクションも問題なくコントロールできるかもしれません。

後ほど試してみたいと思いますが、蕗狩軽便鉄道稲城庭園線はMTSですので14ステップのままにしておくつもりです。

なお、E-Z commandのコントローラは、MTSのロコリモートとおなじく、ロコの番号と進行方向を設定するだけの機能しかもっていないので、各種CV値を変更するためには、標準のプログラミング機能のあるステーションが必要になります。MTSセントラルステーションタイプ2の場合はユニバーサルリモートを使えば可能だと思いますが、まだ試していません。


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