スティームトラムはとても魅力的に感じます。蒸気機関車なのに屋根があって箱型になっているというのも不思議な感じでしたし、なんとなく正装しているような雰囲気が気に入ってます。
で、例によって例の如く、全くのフリーでつくってみようかなあなどとスケッチを描いてみました。工作のやりやすさから考えて、On30くらいが適当でしょうか? さて、どんなパーツを利用してでっち上げるか、これからじっくり楽しむつもりです。
と、メモしたのが、2006年3月 4日 (土)。それっきりほったらかして、2年半以上たった2008年11月13日 (木)に、工作開始。急に思い立って、リハビリがてら手をつけ始めました。コンセプトはLGBのGNOMYと共存できるデザインです。
製品のプラ厚と同じくらいの1.5ミリ厚プラ板を切り出して車体をつくり、ボイラーはGNOMYの機関車から取り出して加工し使うことにしました。結構贅沢な部品取りです(^^;;;
1.5ミリの厚いプラ板は、切るにもヤスリがけするにも予想以上に大変です。ひさかたぶりに時間をわすれて工作し、なんとか側板を切りだしました。おかげで次の日は二の腕が筋肉痛。模型工作で筋肉痛になるなんて、いかに最近工具をにぎってなかったが実感できる出来事です。
さて、問題は屋根板。複雑なカーブをどうやって作ろうか、さんざん思案の末、最初、1.2ミリ厚プラ板を熱湯につけて曲げようとしたのですがうまくいかず、結局ドライヤーで熱しながら指先で強引に曲げ癖をつけました。
いやはや、適当なこと。時間がたつと曲げ癖が戻ってしまう危険があるかもしれませんが、ま、私としては、これが精一杯の工作です。
GNOMY機関車から取り外したボイラーは後端を切り詰めて長さを合わせ、大きな煙突の先端部は切り取ってボールペンの軸から削りだした円筒を継ぎ足します。煙室扉はプラ板から削りだした円盤を車体の前板にぺたんと貼り付ける手抜きです。
朝顔型カプラーはGNOMYらしさを演出する大事なアイテムです。これは製品から切り出した部品をそのまま取り付けました。
とりあえず上回りはこれで、なんとか形になりました。
下回りは、14mm径のボックス動輪を無理矢理履かせた天賞堂の24.5mmパワートラックです。規格外の組み合わせなので、フレームの一部を削ってあたりを取るなど、調整には少々手こずらされましたが、結果オーライ。ボイラー内にボルトナットのおもりを入れて補重すると結構スムーズに走ってくれるようになりました。
このトラムの場合、結構下回りが透けて見えるので、ロッドを組み付けてみました。手間はかかりましたが、それだけの事は十分以上にありましたので、ちょっとだけうれしくなりました。
今回はサイドロッドもつけてみました。もちろんロッド穴を長穴にして引っかかりを避けていますが、それでも予想以上に調整に手こずりました。しかし、実際のところはサイドロッドはほとんどみえませんので、視覚効果の点からいえば、メインロッドだけで十分だったかもしれません。
塗装は、一旦全体に下地として黒を吹いた上から各色を吹いてみました。たしかに色に深みが出たような気がします。なかなかいい雰囲気ですので、今後はこの方法を踏襲する事にしようと思います。
走りはかなり調整したのですが、ほんのすこし引っかかりがあるような走り方をします。どうもロッドのせいではなく、ギヤの精度のせいのようなので、長時間走らせているうちにあたりがとれてスムーズになるだろうと期待しています。
最後に真鍮磨き出しのてすりつけました。本家GNOMYのロコとならべても、全く違和感がありません。
GNOMYのデザインが気に入っていることもあり、並べておいても違和感が無いよう、これ以上のディテールアップはしないことにします。って、手をかけるのがめんどくさいだけだったりして。
パーティングラインも消さなければ、プラ板接合面のパテ埋めさえしないという手抜きですので、近くからみるとものすごくあらが目立ちますけれど、わたしとしてはこれで十分、という出来になりました。
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(c) Shozo Kitamura 2002