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アーシュラ・K・ル・グィンの作品
「ゲド戦記」
1. 影との戦い―ゲド戦記 1
2. こわれた腕環―ゲド戦記 2
3. さいはての島へ―ゲド戦記 3
4. 帰還―ゲド戦記最後の書 ゲド戦記 (最後の書)
5. アースシーの風 ― ゲド戦記Vファンタジーといえば、トールキンのロード・オブ・ザリングス(指輪物語)ばかりが有名になってしまいましたが、ゲド戦記は指輪物語にまさるとも劣らぬファンタジーの傑作です。舞台は、指輪物語よりももっと魔法の要素が強い世界、というより、魔法使いとして成長していく主人公の生涯を鮮やかに描いた物語といっていいでしょう。
第1巻は主人公の成長の物語、第2巻は巫女である少女の人間としての目覚めと主人公の成熟、そして第3巻は老いと死、人間の精神の物語です。子供向けといわれる書物ですが、決してそんなことはありません。良い物語には大人向け、子供向けの区別などありません。
私がこの物語に出会った時は全3巻のシリーズでした。それから約20年間の時をおいて、老境に達した主人公の物語が2冊、新たに書きつがれています。ぜひもう一度最初からこのシリーズを読みなおしたいと思っています。
「空飛び猫シリーズ」
空飛び猫
帰ってきた空飛び猫
素晴らしいアレキサンダーと、空飛び猫たち
空を駆けるジェーン - 空飛び猫物語荒れた街の片隅で、翼をはやして生まれてきた4匹の子猫の兄弟が、森へ飛んで行き、人間の兄妹に出会って繰り広げる心やさしい物語。ル・グウィンの世界を村上春樹が美しい日本語に翻訳した素敵な童話です。
その他のアーシュラ・K・ル・グィンの作品
彼女の作品はSFとして分類されているものがおおく、難解だという評判もありますが、その架空世界の緻密さと人間描写の深さはすばらしいものです。特筆すべきは、その文章の美しさで、翻訳でもその片鱗は伺えますが、かつてゲド戦記の原文にふれたとき、私のつたない英語能力でもその響きの美しさが感じられる程でした。
彼女の作品についてはいろいろなところで取り上げられていますので、ここでは、おすすめの作品として、SF味の濃いファンタジーとして読みやすく良くまとまっているロカノンの世界をあげておきます。その第1章「セムリの首飾り」は、美しい物語です。それでいてSFの基本的要素のすべてをみたした物語でもあります。もともとは短編として書かれたこの第一章がきっかけとなって「ロカノンの世界」という長篇に発展したということです。
いちばん美しいクモの巣 詩人が贈る絵本
内海の漁師 ハヤカワ文庫 SF (1186)
オールウェイズ・カミングホーム (上)
オールウェイズ・カミングホーム (下)
オルシニア国物語 ハヤカワ文庫SF.....峯岸 久 (翻訳)
風の十二方位 ハヤカワ文庫 SF 399
幻影の都市 ハヤカワ文庫SF.....山田 和子 (翻訳)
言の葉の樹 ハヤカワ文庫SF
所有せざる人々 ハヤカワ文庫SF.....佐藤 高子 (翻訳)
世界の合言葉は森 ハヤカワ文庫SF.....小尾 芙佐 (翻訳)
世界の果てでダンス―ル=グウィン評論集.....篠目 清美 (翻訳)
ふたり物語 集英社文庫―コバルト Y.A.シリーズ.....杉崎 和子(翻訳)
辺境の惑星 ハヤカワ文庫SF.....脇 明子 (翻訳)
闇の左手 ハヤカワ文庫 SF (252)
夜の言葉 同時代ライブラリー (111).....山田 和子(翻訳)
ロカノンの世界 ハヤカワ文庫SF.....小尾 芙佐 (翻訳)