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| ●ステージの種類 ●選手のタイプ ●賞とマイヨ |
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●ステージの種類 ●プロローグ 最初のステージです。 10km前後の短い距離の個人タイムトライアルが行われます。 プロローグのスタートは「グランデパール GrandDepart」(Depaet=出発)と呼ばれ、 式典やプレゼンテーションが行われ、とても華やか。 でも、ツール・ド・フランスなのにこのプロローグは 各国でこのプロローグの誘致にかなり力を入れているらしく フランス以外の国からスタートすることが多いです。 ●平坦ステージ 多少の上り下りはあるけれど、基本的には平らなステージのこと。 だいたいツール・ド・フランスの半分くらいがこの平坦ステージです。 距離は150〜250kmくらい。 選手達はこれを5〜6時間かけて走ります。 平坦ステージの場合は、 いろいろ飛び出しがありつつも、最後は集団にのみこまれて 最後のゴール前でスプリント勝負になることが多いです。 そして、ここで自転車競技ならではの特別ルールが登場します。 それが「集団ゴール」。 「集団ゴール」とは、 集団でゴールした場合、その全員が集団のトップがゴールした時間で記録される、 というルールです。 平坦ステージはほとんど何十人にもなる大集団でレースが進むので、 トップで激しいスプリントが繰り広げられた後、 そのステージで無理をする必要のない大集団が、そのままゴールしてしまいます。 集団の最初と最後のゴールの時間差は1分近くになってしまうので、 特に、総合で上位を争っている選手は、その1分が命取りになる場合があります。 もし、「集団ゴール」のルールがなければ、 ただでさえ、身動きがとれない大集団の中で 少しでも前に行こうとする選手がでてきて、とても危険な状態になってしまいます。 ただ、そのステージのゴール順位だけは正確に出されます。 今はすべての自転車にGPSが着いているので、 ゴールラインをこえた順位がデータとしてでてくるのです。 ゴールでは、上位25位までポイントが着くので ポイントがほしい選手は、トップがゴールした後も、 その集団の中でスプリント勝負する場合もよくあります。 ●個人タイムトライアル 一人ずつスタートして、完全に個人の力だけで速さを競うステージで、 自転車やヘルメット、ウエアももタイムトライアル用が用意されます。 ツール・ド・フランス中に2ステージ(プロローグも入れると3ステージ)あります。 何分かごとに順位が低い選手からスタートするのですが、 途中、何カ所かで計測している中間ポイントのタイムが次々と塗り替えられて、 なかなかテレビの前を離れられません。 距離は50km前後。 天気や地形にもよりますが、早い人は時速50km!で走ってしまいます。 自転車は風の抵抗に影響を受けやすいので、 一人で時速50kmを出すのは、普通の人には考えられません。 私が下り坂で出す最高時速でも50kmにはぜんぜん届きません… (ちなみに私はとっても遅いです。) 平坦ステージと比べて、タイムにしっかり差が出るので、 総合順位が入れ替わったり、かなり重要なステージになります。 ●チームタイムトライアル 個人タイムトライアルのチーム版。 チーム9人全員が、タイムトライアル仕様でスタート地点に横一列に並ぶ様は、かなり特別な感じ。 そしてきれいに縦1列(または2列)になって、高速で走る絵はかなりかっこいいです。 9人で先頭をローテーションで代えながら、高速で走り抜けます。 9人中、5番目にゴールした選手のタイムがチーム全員の記録になります。 だから、遅れた選手の対応もチームによって違います。 遅れても待つチームもあれば、 パンクで遅れてもおいていってしまう場合もあります。 要するに9人でゴールしても、ぎりぎりの5人でゴールしてもよいわけです。 チームタイムトライアルといえば、ONCE(現リラックス)というくらい強かったのですが、 2003年はUSポスタルが優勝して、 アームストロングではなくペーニャがマイヨジョーヌを着ました。 ●山岳ステージ ツール・ド・フランスの数々のドラマをつくっているのは、この山岳ステージです。 美しいアルプスやピレネー山脈を見ながら、 顔をゆがめて登ってくる選手を楽しみます。 見上げれば、気が遠くなりそうなつづら折りの峠を登り、 今度はじそく100km近くで一気に下っていきます。 ツール・ド・フランスの中継はへりも飛んでいるので、 上空からの画像もあるのですが、 ホントにあれを登るの!?というような、世にも美しい景色に いつも信じられない気持ちでいっぱいです。 各登りの山頂には、山岳ポイントが設定されています。 山岳ポイント賞が、あの、男の人にはかわいすぎる赤玉のジャージです。 山岳ステージは平坦の時のようになかなか大集団では推移しません。 選手によって得意・不得意があるからです。 登りの得意な選手は無難に走りますが、 苦手な選手、とくにスプリンターなどはかなりつらそうです。 山岳ステージに入るとリタイアする人がでてきます。 2003年に3大ツールで記録的な15勝をあげたファッサボルロトのペタッキもそんな中の一人。 15勝もあげておきながら、3大ツールすべて途中でリタイアしてしまいました。 よっぽど嫌いなんでしょうね。 そして、山岳ステージの中でも最大の見せ場は、 ステージのゴールが山頂に設定されている場合です。 選手の力の差がはっきりと出るこのステージは、 総合優勝を決める大一番になります。 総合優勝を目指す選手がどんどんスピードを上げていく一方、 途中で付いていけなくなってしまった有力選手達が 必死の形相でつぎつぎとおいて行かれてしまうのです。 このふるいに生き残って山岳を制しなければ、 ツール・ド・フランスの優勝はないのです。 ●番外編 ●ひまわり畑 ツールといえばひまわり畑。 というくらいおなじみの風物詩です。 一面のひまわり畑の前を選手達が走る。 う〜ん、美しいですね〜。 きっと、ツール・ド・フランスのコースを決めるときには、 「フランスひまわり畑マップ」を使って、 必ずそこを通るようにしているに違いない。(まったくの推測です) ●シャンゼリゼ 世界一有名な通り「シャンゼリゼ」。 ながーいツール・ド・フランスの最終ゴールは 必ずこのシャンゼリゼと決まっています。 なかなか粋なはからいです。エスプリとでもいうのでしょうか? 最終ステージはパリ郊外から走ってきて、 市内でシャンゼリゼを周回します。 このころにはマイヨジョーヌも決まっていて、 選手達は、パリに帰ってきた!とお祭りムード。 変装したり、シャンパンで乾杯したり。 (ちなみに走りながらですよ。) ただし、スプリントポイント賞のマイヨヴェール争いはこの日までもつれることが多く、 スプリンター達は最後まで気が抜けません。 ●選手のタイプ ツール・ド・フランスは1チーム9人で参加します。 その中でエースと呼ばれる選手はたったの1人。 他の8人は、そのエースのためにアシストとして献身的に働きます。 これがロードレースの基本なのです。 最初はなかなかこれが腑に落ちなくて、アシストの選手に同情したりしました。 でも、その分エース達のプレッシャーもすごいのでしょうね。 本当に不思議な競技です。 チーム9人の内訳は… エース 1人 スプリンター 1人 スプリンターのためのアシスト 何人か 山岳のためのアシスト 何人か すべてのチームがこうではありませんが、 典型的なチームはT-モバイル(ドイツ)でしょうか? エースがヤン・ウルリッヒ、スプリンターがエリック・ザベル この二人が活躍する場面で、アシスト達のがんばりを見ることができます。 ●オールラウンダー チームのエースはほとんどこのタイプ。 山岳にも強く、個人タイムトライアルでも強い、という超人タイプ。 ここまでの力がなければ、ツール・ド・フランスで優勝することはできないのです。 ちなみにスプリント力は、順位は決まるけどゴールにタイム差が付かないので、 あまり必要とされていないようです。 ●スプリンター 平坦ステージでゴール前に集団から抜け出して、ものすごい勢いでゴールに飛び込んでいく瞬発力タイプ。 日本の競輪をイメージするとわかりやすいかもしれません。 差しつ抜かれつ、ほんの1分もない争いなので、絶対見逃さないように。 生のスプリントはホントに迫力あります。 私も最初はこのスプリント勝負がおもしろくて、ロードレースにはまりました。 ●山登りタイプ 山岳ステージでは、とにかく急な坂を上っていくので、 スプリントに強い筋肉モリモリで重くて大きな選手は圧倒的に不利になってしまいます。 そこへいくと、小柄で細い選手達は山で本領発揮!です。 険しい顔で淡々と登っていく姿に、思わずこっちも力が入ってしまいます。 2003年にマイヨアポワを獲ったフランスのリシャール・ヴィランクなんかはホントに細い! 肘の関節よりも二の腕の方が細いなんて男の人にはなかなかいません。 体脂肪ないんじゃないかしら? ●スピード野郎タイプ とにかく一人で早く走れる選手。 個人タイムトライアルで大活躍します。
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