▲山行記(八ヶ岳 美濃戸〜稲子湯)
行者小屋
ヘリポートを過ぎてしばらくしたら、思ったより広い敷地に建つ行者小屋が見える。テント場もかなり広いが、トイレの下に大きな穴を開けてあるのが気になった。
そして、何気なく聞こえてきた、ベンチで休んでいた夫婦の会話、「だから赤岳はもっと体力をつけて来なきゃ駄目なのよ」。コッチはこれからその赤岳への登りだ。水を補給して、文三郎尾根に取り付いた。
本沢温泉
硫黄の臭いが強くなって、下方の沢沿いに日本最高所の、野天風呂が見えてきた。湯船がちょこんとあって、丸見えだ。着替える場所も見当たらない。
この辺りには、見事なシャクナゲの群落があって、来年の開花に向けて花芽ができつつある。
本沢温泉は125年の歴史があり、山のなかの温泉としては規模も大きい。
<ロボット雨量計跡?>
広い硫黄岳山頂にあって、はじめは避難小屋と思ったが、トッテモ小さくて屈まないと入れないし、床もない。
でも、これが地図にあるロボット雨量計のはずがないから、正確にいうと「ロボット雨量計が設置してあった建物」だろう。
いずれにしても、イザというときには、2人は利用できる。
なお、ほんとうの山頂は爆裂火口方面にある。
(下の写真は冬の同じ建物)
赤岳展望荘
翌朝、風は相変わらず激しく、風力発電の風車を壊さないか気になる。そして、その風が雲を吹き飛ばし視界が開けてきた。
たまたま出てきた従業員に確認したら、昨日の宿泊は6人だけという。この赤岳展望荘の食事はバイキングで、水洗トイレらしい。その代わり、宿泊料金は赤岳頂上小屋より高めだ。
稲子湯
稲子湯に下るときに会った、登山者が声を落としていう、「ココから数分の曲がり角で見た」。何を? エエー、熊サンか! と思ったら、カモシカのお話でした。
稲子湯は、観光客の利用も多い。でも、バスを待っていたのは登山者だけだ。時刻表を確認すると、事前に調べたものより5分早い。???
なお、稲子湯まで下らなくても、みどり池入り口のバス停があるが、停まらない便もあるのでご注意を。バスの終点は小海駅で、荷物代100円也をシッカリ徴収された。
(05.1テルゾウ撮影のロボット雨量計跡?を除き07.9撮影)
赤岳頂上小屋
文三郎尾根を登るにつれ激しくなる風、雨も落ちてきた。赤岳頂上小屋の一部は鉄板で覆われ、風雨の強さを納得する。
受付に、下駄箱を指して聞くとやはり今日の泊まりは5人だけで、コレでは従業員のほうが多いのでは…。でも、3連休の中日の昨日は満員だったらしい。
古いながらも小屋は清潔に保たれ、従業員の応対は礼儀正しい。ただ、オトイレが男女兼用でポッチャンが5つ、男子用小は1つしかない。そして、小屋を飛ばそうと夜通し風は吹き荒れ、朝の気温は6度だった。
しらびそ小屋
煙突から煙がなびき、小鳥が餌をついばむ。リスは不在だ。
無口な主人にコーヒーを淹れてもらう。1杯500円也。トッテモ美味しい。みどり池の向こうには天狗岳が聳え、贅沢なコーヒータイムだ。
小屋の周りには、たくさんの薪が積まれている。通年営業で、裏手には2階建ての新館がある。
↑山びこ荘 ↑ヒュッテ夏沢
四方に登山道が延びる夏沢峠には、2つの山小屋が並んで建つ。当日は平日だったせいか、ともに閉まっていた。そして、外来用オトイレ?にも鍵がかかっていた。
どう見てもヒュッテ夏沢のほうが大きく、しかも新しい。でも山びこ荘は、モモンガとヤマネの棲む小屋として知られている。(写真の背景は硫黄岳の爆裂火口壁)
硫黄岳山荘
この辺りは風の通り道なのか、また激しくなってきた。強風を避けるためか、硫黄岳山荘は登山道より低く建ててある。
山荘のまえには駒草神社があったが、こんな悪条件に咲くコマクサもいまや枯れ果て、葉が黄色く色づいていた。
昨日の宿泊は2人だといった登山者は、「天国だった」と続けた。
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9月3連休の最終日は、大勢の下山者と擦れ違うが、登る者は少ないヨ。美濃戸から稲子湯までの1泊山行だ。